昨今、タレントという職種のひとたちがお笑いの人々まで含めて
政治問題に関してコメントを発することが多く、無論誰が
政治外交を語ってもいいわけですが、勉強はきちんとして
最小限の知識は得た上でお願いしたいのです。
発信力は一般より、あるので。
無知が透けて見えるその場限りの発言者が多く、見かねます。
番組内ではなくツイッター発言のようですが、あるタレントさんが
こんな発言をしています。
水道橋博士(小野正芳)
✔ @s_hakase
>野党がだらしないことが問題ではなく、今、最高権力がある政権が平気で嘘をつくを問題にしているのだ。そして、この嘘をつく政権に加担したため、今、そこを庇うことに必死なひとたちの振る舞いを観察しているのだ。権力が強く、長ければ政策推進は出来るが、その内部が腐るのは歴史の常だ。
これに対してきっぱりと反論なさったのが、私がかつて「バンキシャ!」という番組でご一緒していっときメールのやり取りをしていた野村修也氏です。
以下が野村修也氏。
野村修也 @NomuraShuya
>安倍政権は日本では長期に見えますが、海外では戦後だけでも、米国では、トルーマン、アイゼンハワー、レーガン、クリントン、ブッシュ(息子)、オバマの6氏が8年、フランスではミッテラン氏が約14年、シラク氏も約12年、ドイツではコール氏が16年の長期政権。世の常というほど腐敗してましたっけ?
まったくもってその通りであり、日本ではトップの首があまりにも短期にすげ代わり、その名も顔も世界に定着せす、したがって発言力も弱い憾みがありました。
短ければよいか、ということではないのはこれまでの例を見れば明らかでしょう。
大事の前の小事に過ぎないモリカケなど、1年の余もひきずることでは
本来ありません。
ことの是非はさておくとして、もっと緊迫する問題が国内外にひしめいて
います。
権力がながければ内部が腐敗する、はとりあえず一般論としての歴史の常識ではあり得ても、安倍政権は腐敗するほど長くありません。一般論を用いての批判は印象操作になりかねません。長期政権が、安倍総理批判の定番となっている今、あまりにも凡庸な批判でもありましょう。
このタレントさんの言い分では、短期だからいい、ということになりますが、そんなことはまったくもってないことは、私達つとに思い知っていますね。
野村さんからは「法律が必要なドラマのときは、協力させていただきますよ」と
言っていただき、しかしその機会がないままその後お会いしていませんが、
テレビにおけるコメントぶりも慣れてこなれ、何よりその今どき珍しい中庸の内容を好もしく拝見しています。
誤変換他 後ほど