昨夜から、今朝にかけハリウッドの古い映画3作品に
浸っていました。
「サンセット大通り」Sunset Boulevard(1950年)ビリー・ワイルダー監督 グロリア・スワンソン
「イヴの総て」All About Eve(1950年)ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督 ベティ・デイヴィス アン・バクスター
「何がジェーンに起こったか」What Ever Happened to Baby Jane?(1962年)ロバート・アルドリッチ監督 ベティ・デイヴィス ジョーン・クロフォード
うっかりしていると、記憶がごっちゃになりそうな3作品です。いずれもバックステージものであり、ベティ・デヴィスは2作品に出ているし、3作共に栄光の頂点から滑り落ちたスター女優の物語。
「サンセット大通り」も「何がジェーンに起こったか」も、女優の狂気がモチーフで起こる悲劇です。
偶然、同じ分野の作品を観たわけではなく、次に書きたい・・・・かもしれない作品の教科書として観たのです。
「何がジェーンに起こったか」は2度観ました。最初字幕無しで観て、その後どのくらい英語のダイアローグが聴き取れていたかのチェックをしたのですが、結果はガッカリで・・・ストーリーが皆目解らぬというレベルではないのですが、キーになるセリフをいくつも取りこぼしていて、ヒアリングが相変わらず貧相で情けないことです。
名作として評価が定まったものばかりで、監督、脚本、俳優、いずれも見事です。
ベティ・デヴィスの凄みには圧倒されました。
この頃のハリウッド映画は、まだヨーロッパのいわゆる文芸もののテイストを残しています。「質」がいつしか商業主義偏重に取って代わって、現在です。
私が近年、ベストだと思っていた「沈黙」はさしたる話題にもならず、索然としました。ハリウッド映画における賞で納得の行ったのは、「ムーンライト」ぐらいだったでしょうか。
いずれも大味で、精神も感性も成熟していない・・・・でもお金を持って映画館に集う若年層をターゲットにしていて、物足りません。
そうこうするうち、コン・ユ主演の「新感染」のDVDが届きました。
U-NEXTで観られるのですが、ベッドに寝そべり大きな画面で
観たいので。昨夜から「観浸り」なのですが、未見のDVDが
そばにあると落ち着かないので、結局観ると思います。
どれも、お勉強と言い訳しつつ。
誤変換他、後ほど。