映画プロデユーサー、奥山和由さんと食事したのが
一昨夜のことです。
奥山さんは、イギリスの映画雑誌スクリーン ・インターナショナルの100周年記念号で日本人で唯一「世界の映画人実力者100人」の中に選ばれたお方です。
仕事の話ではなく、ただお会いしてみたく、
この間美輪明宏さんの芝居の時、舞台裏でお見かけしたのを
機に、お誘いしたのでした。
美輪さんの舞台の時を除けば、それまで2度ばかり過去にお目に
かかったことはあるのですが、二言三言交わしただけの間柄で
じっくりお話するのは初めてです。
直感通り、感性の合う方でわくわくするような2時間でした(お忙しい方で、
後がつかえていて2時間がリミットでした)
やんちゃな少年が、スーツを来てネクタイを締めています。
お土産にゴーフルと、それから秋公開の新作映画のDVDを頂戴しました。
食事の帰りにコンビニでカフェラテを手に入れ、公園のベンチに腰掛け
星も月もない夜空を仰ぎながら、ラテを飲みゴーフルを食べました。
奥山さんの新作映画はドキュメンタリーで、外食産業「ダイヤモンドダイニング」の
創業社長・松村厚久さんを追ったものです。
松村さんはパーキンソン病で、日々肉体が衰えていっている方。
わたくしの母と同病であることもあり、身につまされながら観たのでした。
https://www.nekkyo-sengen-movie.com/
https://ja-jp.facebook.com/nekkyosengen.movie/
けれど深刻な闘病記ではありません。むしろ、笑い飛ばすごとき
ふらちな映画です。
時々パタンと仰向けに倒れ、また痛みにのたうちながら、しかし松村さんは人生を
熱狂的に駆け抜けて行きます、それも楽しみながら、遊びながら、お洒落しながら。
心無い言葉を浴びせかけられながら、苦痛にうめきながら「私は、運がいい」と
言い切るそのまなざしは澄んで穏やかで、そして何とも色っぽいのです。
感想を奥山さんにSNSで送ったら、素晴らしいので映画の宣伝サイトに載せさせてください、ということでした。そのうち、私のレビューも掲載されるのではないでしょうか。
・・・・・この文章を記してから、奥山さんとは感性が合うし、ご一緒に何か
出来ないかな・・・・とぼんやり薄暗いベランダで考えていたら、脳波が
アルファ波になっていたようで、自らが放つ「気」がゆらゆらと薄白く
身体の周りに立ち込めるのが見えて、気の可視化はたぶん十数年ぶり、
もう一つ別の世界が、この浮世と重なってあることを忘れないように
したい・・・・と、そんならちもない話でした。
誤変換他、後ほど