所用で雨の銀座に出た流れで、ふと映画館に立ち寄ってみました。
一番近い時間に始まる映画が「ワンダー君は太陽」という、私にとっては
気乗り薄な映画で、ちょっと迷ったのだけどしばらく映画を観ていないし、
好きではないジャンルの作品でも、お勉強にはなるから・・・・ということで
あまり入ってはいない客席の片隅に腰を下ろしたのでした。
遺伝子の疾患で顔が変形した子が、いじめの学校生活の中で
友情を得ていく、というそんな話で原作はベストセラーに
なっているようです。
危惧していたように、退屈でもなくアメリカのごく素朴なレベルの
正義感や友情が、ストレートに描かれていて後味の良い作品では
あります。アートとしての完成度など持ち出すのはお門違いの
映画でしょう。
私のようにひねくれた見物人でない大方の人たちは素直に
感動するのではないでしょうか。
この種の映画の定石オンパレードで・・・・・新たな学びがあったかと
言えばそうでもないのですが・・・・同じような素材でもし自分が
執筆を引き受けたらどうするだろう、という観点から見れば
かなり点数の高い出来であろうとは思います。
私は観終わっても気乗り薄ではあるのだけれど。でも悪い映画では
ないです。
これ、形を変えた美「女と野獣」だよなぁ・・・・外面を超えた内面というモチーフ・・・と思いながら観たのですた、後で得た情報に間違いがなければ、「美女と野獣」のスタッフなんだそうな。(しかし、映画の美女、あれ美女かなあという理由で観なかったのです。外見よりも内面、と言われれば反論もできないけれど)
噴飯ものを承知で正直にいえば、私は内面もさることながら見た目の美しいのが、男女子供問わず好きなので・・・・・自分にないし・・・・子役では主演の子より、親友役のミルクみたいな天使顔のノア・ジュプ君が好きなんでした。
現実、俳優の世界で美男美女なのに性格はゲロ吐きそうなのを、したたか知っているくせに、美形好きには困ったものです。
ただ映画の中のノア・ジュプくんはいいやつなので好きでいられましたが、もう一人端正な顔立ちの子役は、陰湿ないじめをする子で嫌いだったので・・・とりあえず、まともです、ってことで。
誤変換他、後ほど。