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Channel: 井沢満ブログ
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炎暑地獄の五輪

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普段私は「暑い」という言葉を口にしない。
苦手な冬に比べれば、どれほど極楽か、と思っている。

その私が、照りつける日にたじろいで外出を取りやめた。
朝10時から上映の「椿三十郎」を観ようと思っていたのだ。

こんな熱射の中での五輪、とんでもないと改めて
招致に血道を上げていた人たちに呆れていた矢先、
マラソンは7時からのスタートにするとのことで、
しかし無策よりはましという程度。

走っている要所要所に冷水のシャワーを自動的に
浴びせクールダウンできる装置など、素人考えに過ぎないが
細心の工夫が必要だろう。

私とて招致してしまったからには、成功して欲しいとは
思うし、五輪の影にうごめく醜い利権屋のことを
抜きにすれば、試合によっては大いに血湧き肉躍る
のもあろうとは思う。

しかし、私がむらむらと許せないのはその招致書に
「アスリートにとって最良の季節」というごとき
大嘘をしれっと書いた、書かせた輩がいる、
そのことに対してである。それでも日本人か、と
胸ぐらをつかみたい。

恥を知れ。

新聞はいまさら、「酷暑五輪」が想定されると書いているが、そんなもの
招致の時点で解っていたはずではないか。
なぜ、招致なった時点でのいかがわしさを追求しなかったのか。
浮かれていた国民も、いざことが動き始めたとたん
不祥事の連打に、さすがに気づいたはず、なぜこんな時期の日本へ来たのか、
五輪内政治と、利権以外にないではないか。
東京誘致が決まった時、涙ぐんで無邪気に喜んでいたアスリートを
責める気にはならないが、しかし国民は何がいったい
行われるのか、常に目を凝らして欲しいと思うものだ。

浮かれていた人たちも、いざことが動き始めると、これでもかと
不祥事の連打で、いくらかは目が覚めたのだろうか。

涙を流し抱き合っていたアスリートたちの気持ちは解かるので
非難はしないが、許せないのはそういう無邪気な心で
東京五輪を喜ぶアスリートや国民の陰で、利権に
舌なめずりしている連中なのだ。

小学生の男の子がわずか片道徒歩20分ほどの公園への野外学習で
亡くなった。それほどの暑さなのに「アスリートにとって最も
快適な季節」などと、どうせ利権屋の指図に決まっている。

本当に恥ずかしい。五輪への期待と賑わいがこれらの
恥知らずたちを覆い隠す。

せめて乳幼児、高齢の人たちは要注意、と
率直に海外に発信して欲しいのだ。今更ではあるが、
最低限の日本の誠意と良心として行って欲しい。

*18日午後8時までに熱中症と見られる症状で病院に搬送されたのは全国で2065人に上り、8人が熱中症の疑いで死亡(報道より)

リオ五輪の暑さを言う人がいるが、リオの8月の平均気温は21℃に過ぎない。
最高気温が25℃、最適気温に至っては17℃である。調査の年度は
分からないが近年のデータである。
湿度は知らないが、この気温では無問題だろう。日本特有の高温高湿度とは
異なる。

 

すっかり影の薄くなった小池都知事だが、海外から訪れる
人々、むろん国民もそうだが、その安全に万全を期して欲しい。

偉そうに言うわけではない。
リオで五輪旗を、そぼ降る雨にたもとを濡らしながら
受け取った小池都知事の姿に感激、つかの間でも
期待した、私も阿呆の一人ではある。いかがわしい森某との
対立構造への肩入れもあっての愚かしさだったが、
だが言い訳すれば、あの都知事選で他に選択肢があっただろうか。
しかるべき候補を立てなかった自民党の落ち度。

ほどなく、鈍い私でも小池都知事のうろんさは察知、
結局ていのいい資金集めと、小池王国宣伝のバルーンでしか
なかった小池塾、その第一回開催の会場前で怒鳴っていたら、
テレビカメラに写され、その私の姿が翌日
全国に向け、CM前と明けにご丁寧に2度も流されたという
お粗末。まったく恥ずかしいと言ったら。

しかし、不思議だったのはそのVTR映像が
流された時、生放送のスタジオには私をよく知っている
タレントがいたにもかかわらず、私のことには
いっさい触れず、いわんやなぜ私が
怒っているかスルー。
思えば、まだマスコミは小池氏にスポットライトを
当てている最中ではあった。

今朝は4時起床。いつもの公園に出かけたが、炎暑は
さすがにないものの、空気は湿気でねっとりと重い。
マラソンは7時と言わず、いっそ5時か6時
開始にしたらどうか。

海外からのアスリートにとっては、どのみち時差と戦いつつの
参加である。彼らの日常にはない早朝スタートでも、
問題はないだろう。

とはいえ、どうせ中継の放送時間にも利権が絡むのであろうから、
アスリート本位でありはしない。

五輪開催にさして経済メリットはないことも、もう大方の
人が解ったろうと思う。五輪故に労働力不足を口実に
海外からの労働者をどっと受け入れもする。日本での五輪はこれを最後に
して欲しいものである。

五輪でインフラが整ったり、国威発揚になる発展途上国に五輪は
もう譲ろうではないか。

 

誤変換他、後ほど。


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