私が初めておおやけにアンチ五輪を表明、「招致すべきではない」と
発言したのが「真相報道バンキシャ!」出演時である。
まだ同番組によく出ていた頃・・・・だから、相当以前のことである。
招致運動段階で、まだ決まっていなかった。
「五輪呼ぶの止めようよ」と言ったら、出演者の大竹まことさんが
びっくりしたような、面白そうな顔で私をご覧になった。
「樹木は切り倒されちゃうし」と私はその時言ったのだが
案の定で樹齢百年程度の樹木が無造作に伐り倒されている。
中野区の公園だが、オリンピック助成金を見込んでの再開発だそうで、低木まで
入れると1万7787本の樹木伐が伐採された。そのうちのほとんどが産業廃棄物
扱いだそうで、情けなくなる。
こちらに伐採前と後の写真が出ているが、無残である。
わずか2週間の運動会のために、100年を生き延びた樹を伐り倒す・・・・。
五輪がもはや国威発揚にはならぬこと、北京やソウル、リオを見れば
解かるし、経済効果も目論むほどではないというのがもはや
世界の常識である。
経済効果がないどころが東京五輪は一兆円なにがしかの
赤字だそうで、言わんこっちゃない、だ。
あまつさえ、大量に人が倒れ救急車はパンク、受け入れ病院も
満杯、そして死者が出る。
経済効果はないどころか、大幅マイナス。国威発揚どころか、
死者が出る五輪では日本のイメージ大幅ダウン。
東京の7月、8月は五輪に最適のシーズンとして招致した、その嘘がばれれば
最悪であろう。誠実さと正直が日本人の美点として国際的に評価されているのに、
たかだか五輪でそれが突き崩される。
信用を積み上げるには長い歳月が必要だが、落ちるのは一瞬である。
これまで営々と日本と日本人への信頼を積み上げてきた先人たちへの、
裏切りでもあろう。
嘘までついて五輪を呼び込んでいったい、「誰」と「どこ」の懐を潤すために
都民と国民が犠牲になるのか。税金がまあどれだけ、五輪にからんで無造作に
溝に捨てられて来たことだろう。そこまでして得られるものは、何だ?
誤変換他、後ほど。