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Channel: 井沢満ブログ
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文章の道、こんなにも凄かった日本

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紫式部と清少納言の女の物書き同士の、底意地悪い丁丁発止を
物語に仕組んだら面白かろうと企んだことがあるのだが、
調べが煩瑣なこともあり・・・・フィクションとは言え、
基本の史実は押さえねばねらぬので・・・・空海と最澄、その共通の弟子・泰範を
モデルにした小説と同様、執筆を先送りにしたまま
歳月が経ってしまった。

紫式部、清少納言と並べれば外せないのが、清少納言であろうが
こうして並べてみると、我が国の文章ワールドの何といにしえから
豊穣であることか。

紫式部は世界最古の長編小説家であり、清少納言はきびきびしたエッセイスト、
和泉式部は和歌(優れたpoet)である。

小説家、随筆家、詩人この3人がほぼ時期を同じゅうしてこの日本の文の庭に
花を咲かせたのが、平安時代(794年- 1185年)中期なのだから
凄いではないか。

まことに、「磯城島(しきしま)の 大倭(やまと)の国は 言霊の助くる国ぞ まさきくあれ」

日本がかつて所持していた豊穣多彩な日本語は、戦後GHQ他の妙な勢力に刈り込まれ、すっかりやせ細ってしまった。

上記とは趣きを異にするが文化大革命も、それまでの中国文化の累積を根本から刈り取ってしまったという意味では相似形かもしれぬ。

余談だが、中国五千年の歴史とはいうものの漢王朝は南下する遊牧民により
殲滅されて、もはや豊かな文化を生み出した人たちと現在の中国人との
間には断絶がある。

日本もいささか、戦前戦後というラインを境に文化の著しい劣化が、
見られるように思う。この場合の遊牧民はGHQでありある種の外国人に
該当するのかもしれない。

 

 

誤変換他、後ほど。

 


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