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Channel: 井沢満ブログ
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縄文展に行ってきた

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上野公園の繁茂する緑から降り注ぐ蝉しぐれを浴びつつ
向かったのは国立博物館で、そこでは縄文展が
催されている。

行き着けば長蛇の列で、空いている時間帯を狙って出直そうかとも
思ったのだが、意を決して並んだら思いの外に
券売機にたどり着くまで、さしたる時間は食わなかった。

「縄文の美」をテーマに、縄文時代草創期約2,300年前(紀元前4世紀頃)
から晩期までの1万数千年間、日本列島の各地から出土した優品を一堂に集めた
展覧会である。

なかんずく黄河文明・インダス文明・メソポタミア文明・古代エジプト文明、
アルプス以西のヨーロッパの民芸品としての陶器や皿が展示されているのが
興味深かった。

縄文時代のそれは、上記の出土品にひけを取らない。ただ、インダスの
絵柄が傑出して優れているようには感じた。

展示案内には、中国語とハングルが併記されていて、用もない田舎のバス停にまで
使われる中国語やハングルには抵抗を感じるが、無論こういう場での
中国語・朝鮮語の併記は気にはならない・・・・が、韓国の
人たちは、自分たちの国の展示物がないことをどう思うだろうか、と
ハングル表記を見ながら、ふと思った。

文化の劣った日本に、優れた文化を教えてやったのだという触れ込みが
「朝鮮通信使」イベントである。
まず、教わるほうが渡らず、教えるほうが列をなして日本を訪問する
不自然さを思わないのだろうか。ありていに言えば、まずは日本への
朝貢訪問・・・・というのも、いささかアンフェアなので事実のみ
記すなら、足利義満によって派遣された日本国王使に対して
「信(よしみ)を通わす使者」として派遣されたのが始まりである。

当時の通信使たちは、日本の建造物や町並み、女の美しさたちに
度肝を抜かれ、率直に書き残した文献がある。なぜこれが我が国で
なかろうか、と嫉妬混じりの文章も正直である。

しかし、これほど明瞭な文献が残っているというのに、当の韓国の
人たちの夜郎自大には驚かぬとしても、通信使イベントを主催する
地方自治体の日本人たちの何と無邪気なことか。
無邪気も度が過ぎると、史実を歪曲し日本を矮小化して貶める。

この人達は、遣唐使のみを知識として持ち、中国から大挙して
日本に学びに訪れた中国人たち、いわば「遣日使」の
存在など知らぬであろう。

いわんや宗主国である中国から日本へ学びたいばかりに荒海を
命を賭けて渡った中国人たちがいたなどと、韓国の人々の
思慮の埒外であろう。

こういうこと、本来は国が発信すべきこと。何もどちらが優れた
文化の持ち主であったかなどと比べる必要もないことだが、
韓国が虚偽を用いて日本文化を貶めるのが常態と化して
いるからには、言わずばなるまい。日本の子供たちに悪影響が
あるのだから。

自虐史観と共に、韓国が打ち上げる日本貶めプロパガンダで
心が萎縮してしまうではないか。
日本は誇るべき国なのだと、それを教えぬどころか
「悪いことをした国、悪いことをした日本人の先祖」と
刷り込まれる。

何も実体以上に飾ることも、誇大化することもない、そんな
品のないことは、どこかの国にまかせておけばいい。

大韓民国の建国など、たかだか70年の歴史。韓半島南部を実効支配する
東アジアの共和制国家であり、戦後の冷戦で誕生した分断国家に過ぎず、
ではそれまでの朝鮮は何かといえば、いずれの時代も事大主義で
大国に隷属して来た。隷属国に、本質的に優れた文化は誕生が難しい。

と、こんなこと言う気もないのだが、韓国が虚偽の歴史を用いて
日本文化を貶めて来ない限りは。

それにつけても、韓国に修学旅行に引き連れてありもしなかった
日帝の拷問やら慰安婦を教え込まれるなら、たとえば縄文展など
各地の中高生徒たちの優先観賞日を設け、そこに全国の
中高から訪れるようにすれば、これこそ「修学」旅行であろう。
九州からなら京都を経由しての国立美術館訪問でもよし、北海道からなら
その逆コースでもよし。

文化庁は実に、時々くだらない、というよりけしからぬ。
日本毀損の映画に、喜々として数千万円の助成金など、それが
一回にとどまらぬ。

全部ではないが、あなたたち日本人なのか、と問いただしたい
人々が文科省にも外務省にも生息している。

 

*夜郎自大

自分の力量を知らずに、いばっている者のたとえ。「夜郎」は中国漢の時代にあった未開部族の国の名。「自大」は自らいばり、尊大な態度をとること。

 

夜郎自大なやつ|a person who is haughty [arrogant] with no knowledge of his own limitations。

 

 

*朝鮮通信使の記録としては「海游録」と「日東壮遊歌」が知られている。
「回遊録」は朝鮮の知識人と日本の知識階級とのやり取りが記されているらしいが、
私は未読。

*「日東壮遊歌」は部分的にしか読んでいないが、日本の豊かさを
嫉視しつつの罵詈雑言。
 水車や橋の技巧、田地の肥沃、金箔や漆の美麗に感嘆する一方、
汚れた犬にも劣る倭人と罵り、このような金城湯池を有し、
富み栄えていることが「嘆かわしい・恨めしい」と言葉の唾を吐き散らし、
「倭人どもをことごとく掃討して、日本を朝鮮の国土にしたい」と
書き綴っていて、あるいは現代の韓国の人々の心情の基調音なのかもしれぬ。

もっとも、「日東壮遊歌」は秀吉の朝鮮出兵への憤りがベースにあってのことである。

誤変換他、後ほど。


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