議員会館に所用があって訪れた時、エレベータ内にある議員名と室番号のネームプレートを見つけ、エレベーターのドアが開くまで、私はある議員の名前を睨みつけていた。我ながら大人げないと内心苦笑しつつも、そのネームプレートの放つ邪気に睨み返さずにはいられなかった。
その名は二階俊博氏である。
政治は清濁併せのむというよりは、濁濁に一抹の清涼ありと心得てはいるが、
しかし、この方に総務会長の肩書を与えるとは、安倍政権のよろしくない部分ではあろう。
以下ニュース記事より抜粋しつつ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=201503
自民党の二階俊博総務会長は11日、東京都内で講演し、2月の訪韓時に面会した朴槿恵(パク・クネ)大統領に「慰安婦問題は慰安婦が生きている間に解決してほしい」と求められ「その通りだ」と応じたことについて、「外交官のように『その問題は済んでいる』と言って、道が開けるのか。道を開いて仲良くする方法を考えるべきだ」と語った。
井沢:「済んでいる」と言わずに、何と答えたのか是非とも明らかに
して頂きたい。いもしない「性奴隷」をいると言い張っている相手と
「道を開いて仲良くする方法」とは、一体何なのだ?ぜひとも、ご教示願いたい。
結局二階氏のおっしゃる方法とは、曖昧な笑みを浮かべたまま頷いて、
腰低くひざまずくような握手を、朴槿恵大統領と交わすことではないのか。
あのあたかも朴大統領の前では、忠犬のような目をしていた舛添氏のように。
私はあの画像を見た時、舛添氏のお尻から生えた尻尾が、パタパタと
左右に打ち振られているのを幻視する思いだった。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6152611
「メルケル氏にも言われた」=慰安婦問題で二階氏
井沢:「言われたじゃねーよ!!」と私のこめかみには青筋が浮き、
握りしめた拳がプルプルと震えた・・・・って劇画じゃねーし。
しかし・・・・。
自民党の二階俊博総務会長は11日、東京都内で講演し、いわゆる従軍慰安婦問題について「日本から大いに言い分はあるが、解決していないことは事実だ。ドイツのメルケル首相にもちゃんとやりなさいと言われた。今の時代に早く解決しておくことが大事だ」と述べ、政府に事態打開への努力を改めて求めた。 (時事通信)
井沢;解決してないことは事実だ、とはまるで人ごとのように。
解決してないのが、日本のせいか? 解決してないのを解決するのが
政治家じゃござんせんの? 黙ってへーこら、言われっぱなしってか?
ナチズムのあの国家に? てめぇ、ふざけんなと怒鳴り返せとは言わぬ、
しかし、「実在もせぬ慰安婦を言ってくる国相手に、日本はどうしたらいいのか、
良きアドバイスをください」ぐらい、なんで言い返せぬの?
ドットコム:「メルケル氏にも言われた」=慰安婦問題で二階氏
中韓両国との関係については「国際社会で日本が生きていくためには、韓国や中国と仲良くやっていくのが外交だ。日米外交の上でも、近隣のアジアの国々と自分の力で仲良くやれることを米国に示すことは大事なことだ」と強調した。(2015/03/11-15:50)
井沢:「米国に示すことが大事」? 韓国で愛想笑い、中国にはお手、アメリカには尻尾振りですか。
捏造と誇大の歴史を押し付けてきて貶める国と、どうやって「仲良く」するのか、その方法論は示さず、から題目ばかり。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015031100574
(以下は韓国ハンギョレ新聞から)
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/19929.html
過去の問題を回避する日本の安倍政権に対してドイツのメルケル首相が峻厳な忠告をした。日本政府は恥ずかしさと責任感を感じるべきだ。そして従軍慰安婦の問題をはじめとする過去の歴史の懸案事項の解決に積極的に取り組むのがいい。
井沢:メルケル首相もまあ、ずいぶんなお方である。従軍慰安婦なんか、いませんから。いないものを言い立て謝罪と賠償を求める国との「解決」って日本が
韓国の言いなりになりなさいという、ご提言なのでしょうか。
朝鮮戦争の時の韓国大統領が設置した米兵相手の慰安所施設は、お目こぼしなのだろうか。
ずいぶんご都合主義のお方である。
彼女の話が強く響くのは第二次世界大戦の同じ戦犯国であるドイツと日本の姿勢が大きく比較されるためである。過去の歴史問題を解決するためのドイツの一貫した努力はヨーロッパ全体の和解と統合の基礎になった。メルケル首相も2005年に就任以降機会あるたびに過去の歴史の反省の重要性と自国の責任を強調してきた。
井沢:ナチスの残虐な愚行と日本を比べるとは。自国の残虐を覆い隠すか、薄めるために、ひたすら日本を悪者にするアメリカと同じ汚いやり口。
韓国は、当時日本であった。兵隊を募集すれば、大人数が押しかけ
選考から漏れた朝鮮の若者が悲観して自殺騒ぎまで起こす。
自分を日本軍の兵隊にしてくれと、血書を日本政府に届けたのは、
他ならぬ朴槿恵大統領の父上朴正煕元大統領である。
一体、ドイツでも韓国でも何を、ごまかしの歴史を元にいいかげんな
ことを言い立てるのだろう。
日本政府の態度は相変らず卑劣である。今回も岸田文雄外相は10日「日本とドイツの戦後処理を単純に比較するのは適当でない」として背を向けた。
井沢:あたりまえじゃないか。ドイツのケースとは基本で異なるのだから。
安倍首相は敗戦の8月15日前後に示す戦後70年の談話で「植民支配と侵略」「痛切な反省」「心からの謝罪」等、従来の談話の柱となる表現すら取り去ろうとしている。さらに国際社会の憤りを買っている慰安婦問題では問題自体を認めないとする没歴史的な態度を表している。日本はこのほど外務省のホームページで「(韓国と日本は)自由と民主主義、市場経済などの基本的価値を共有する」という表現を削除する非常識な姿を見せもした。加害国である日本がこのような態度を続ける限り韓国や中国など被害国との真の和解はありえない。
井沢:韓国がいつ日本の被害者になったのか、歴史的事実と日本が行った援助の総額、それによって近代化なった韓国の歴史を時系列で示して欲しいものである。
日本が全て清く正しく美しかったとは言わぬ。
しかし植民地というのは、搾取と強制とがあって成り立つ言葉である。
だが日本が韓国に行ったのは、「同胞」としての援助であり、国費を
持ち出しさんざん貢いだのだ。これを西欧の概念で植民地というのは
明らかな誤りである。
日本は自分たちの立場を米国が支持していると信じているかもしれない。実際にシャーマン米国務部政務次官は「過去の歴史あつれきは韓中日すべての責任」というとんでもないことをこのほど発言した。
井沢:この発言が引き金となって、反日韓国人による、在韓国駐米大使へのテロが起こったのに、なんという言い草。
しかし従軍慰安婦や南京大虐殺を否定する日本に対して黙っているなら米国もまた戦争犯罪者になるしかない(米国ジョーンズホプキンス大国際関係大学院デニスヘルピン研究員)。米国がいくら中国の浮上を心配して日本との協力を重視しても、このような選択をするとは考えようもない。
井沢:南京大虐殺は大誇張、強制の従軍慰安婦は皆無。そもそも
両方共、反日自虐史観の日本人が言い始めたことであり、そこに
朝日新聞が食いついて広めたことなのだ。そしてそれを中韓が
悪用して、騒ぎたて政治と金銭ねだりに走って今日に至る。
過去の問題に関連して日本が進むべき道は一つである。歴史を直視して自身の責任を明確に認めることである。中でも慰安婦問題は解決が急がれている。今年は終戦70周年になる年だ。日本が今年ですら反動の動きを示していくならば、和解は一層遠ざかるだろう。
井沢:こういう事実から耳と目を塞ぎ続ける国を相手にどんな解決策あるであろう? 近寄らず関わらずという姿勢以外に?
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/19929.html
二階氏は5月中旬に、中国訪問も計画している。
井沢:いったい二階氏に日本人としての誇りはないのか。
それにぞろぞろくっついて行く1400人の金魚の糞たちも。
浅ましくみっともない、情けない。
朴槿恵大統領と会っても、捏造慰安婦に関するあちらの言い分を丸呑み、
産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の出国禁止状態については、言及さえしたのだろうかという、腰抜けぶり。
1965年の日韓請求権協定で、慰安婦問題は「完全に決着済み」であり(第一、慰安婦はお互い合意のビジネスで違法性は皆無である)、
二階氏は政府見解にも楯突いたのであり、総務会長という立場で一体、
何をやっていらっしゃるのだ。抗議するのが日本の政治かとしての役目じゃないか。
かつて小沢一郎氏が600人を率いて訪中、「朝貢外交」と蔑まれたが、二階氏は、その売国度で張り合うおつもりか。
訪れた韓国では朴槿恵大統領の言うなり、へーコラと頭を下げて日本にとって何の成果も得ず、やったことと言えば「日韓観光交流拡大宣言」に署名。
日本側のマスコミから批判を受ければ「何が悪い」と韓国での揉み手の低姿勢から一転、そっくり返る。
私にはこの方はじめ、村山富市、河野洋平、鳩山由紀夫氏らが
なにゆえ何のために日本を一方的に貶めるのか、理解ができないのである。
二階氏は地元での点数稼ぎが巧みなので選出され続け、それは議員のポジションを維持するのに大事な要素であることは理解するが、しかしそれと同時に日本国民としての矜持を持って頂きたいのである。中韓に屈することが、あるいは何らかの利益を氏にもたらすのであろうか。そう言われても致し方のない、氏の言動ではある。