米朝会談の行方に注目している。
米国内でのある調査では、北朝鮮の核廃絶はないとしているが、
私も望み薄だと思っているし、トランプ大統領が
当初に上げたアドバルーン「核廃絶」より「核実験がなければ」と
かなり低くなっている。
(ちなみに、ノーベル平和賞は自分から言わないほうがいいのに。
それに、今どきこと平和賞に関しては選考基準が不透明でさして名誉でもないことは世界が承知している)
金正恩委員長が独裁者である自分の命をも保証する核を
そうやすやすと手放すはずもなかろう。リビアの指導者カダフィ氏も
核の放棄で内戦で殺(や)られ、イラクの独裁者サダム・フセイン大統領も
核兵器を持たぬせいで命を取られたことを、金正恩委員長は
知っている。
核を持っているからこそ、米大統領が対等に対話してくれる。
北の核廃絶の有無に関心があるのは、文在寅大統領の
連邦制による南北統合への野心のボルテージに関係するからだ。
北が核を手放さないとなれば、統合により韓国は
核を手中に入れることになる。棚から核、だ。
加えて、領土の拡張、人口の増大。
統合のメリットは一見大きいが、統合により南が
手に入れるのは、北の極度の貧困と飢えもである。
それに統合なった時の、国土面積も人口も
実は日本に遥かに及ばない。国土は南北併せて日本の
60%に満たず、人口は約7千500万人であり、
しかも北の人口の相当数は飢え果てていて生産力という
意味での該当外であろう。
日本が併合するまでの韓国、李氏朝鮮は世界の
最貧国であったことをこの際思い出しておきたい。
国を富ませ近代化してやって、浴びせられる
恨みつらみ。韓国はずっと中国の属国であった。
日本が併合していなければ隷属国のままであったし
でなければ、ロシアに呑み込まれたのがオチ、
中露共に日本のような大甘の統治はしない。
植民地ということは、即ち苛斂誅求である。
日本は半島に苛斂誅求の事実はない。侵略などしていない。
韓国が言い立てる三一節(独立運動)も、自ら戦って
勝ち得た独立ではないのに、かえって恥ずかしくないのだろうか。
自らの無力を喧伝しているようなものだ。
それに、韓国の国際常識を大きく踏み外す
現在のメンタリティでは、これ以上の発展は
見込めないだろう。存在感が増すほどに、その
国家的性格の異様さを世界は知ることになる。
いずれにしても、文在寅政権は北との
統合を目指していて、そのためには日本が友好的で
あっては困るのだ。だから、濡れ衣を着せても
嘘をついてでも日本が韓国の敵国であることを
国内と、北に対して位置づけたい。
あからさまに日本に敵対している国家に対するには
現在の政府の姿勢は甘すぎると、いや論外だと多くが思っている。
制裁無くして、現在の膠着状態への突破口は絶対にない。
いや制裁ではなく韓国の言いがかりに対する「最も効果的な対抗措置」
と言い換えるべきであろうか。日韓貿易における日本の大幅黒字を
上げて韓国民は制裁などありえないとたかを括っているが、
日本の経済力からすれば韓国はさほど大きな位置を占めてはいないし、
他国への輸出振替えの道もあり、国家や先祖が受けている
侮辱晴らしの対価だと見なせば安いものであろう。傷を受けるのは
相身互いだが、日本のそれは浅く韓国が受けるダメージは大きい。
自民党も政権がちょっと長期になってくると
昔の悪い体質が露呈、あぐらをかいて民意を見くびり始める。
麻生さん的口をへの字に歪め、辺り睥睨の傲岸不遜。
国家と国民に仕える身でありながら、なにさま。
自民党への支持は「仕方なく」の要素も多く、決して
盤石ではないことを思い出そう。
といって、野党は大臣の2分間の遅刻をつつきまくって
国会を5時間も放置する割に韓国北朝鮮の
日本毀損にはほぼ無言。であるなら自民党もネガティブな
意味での盤石ではあるのかもしれぬ。
どこにいるやら、日本大事の政治家。皆無では
ないにせよ。
半島から米軍がもし撤退すれば(それが文在寅大統領の悲願であり、
場合によればトランプ大統領も撤退に傾く)、いきなり
対馬が防衛最前線になる。憲法改正など当然のことで、
更に日本は核保有の可能性を常に持っていなければならぬ。
今すぐ持てというのではない、いずれ持つかもしれぬという示威を
周辺に絶やしてはならぬ。手持ちのプルトニウムは
捨てるほどあるのだ。
私は根っからの平和主義者である。それが日本の核保持の可能性を
言い始めようとは、自分が一番驚いている。しかし言わねばならぬほど、
情勢は緊迫しているということだ。地球を数回も破壊するほどの
核を人類は持ってしまい、いずれは廃絶を目指さねばならないが
北朝鮮のような国ある限り、理想を目指すのが滅びの道に
なりかねない。核保有国がロシア、中国、北朝鮮と
至近にあるのだから日本だけが持たないと踏ん張ってもさして、意味はなく
米軍が仮に日本からも撤退となれば、日本は丸裸で
核包囲網の中に投げ出される。そのことへの備えは
常にシミュレートしておきたい。しかしまずは憲法改正である。
「平和憲法」という言葉のまやかしを、腹に据えたい。
平和憲法の名のもとに、同胞は拉致され領土は不法占拠
されたまま、両者取り戻しも出来ないでいる。
平和憲法とは日本無力化憲法の別名である。
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=13-05-03-10
そもそも日本ほどの国力を持つ国が核を持っていぬことが、ある意味に
限定してだが不自然ではなかろうか。