桜田義孝復興五輪担当相が実質上の更迭をされたようで、
この方の唖然とする言動には触れたことがあるが、選挙前の
ことではあり遅きに失した感あり。「お笑いサイバーセキュリティ」担当で
国民は早々に見限っていた。
この方のお笑い答弁シーンがテレビで流されるたび、
安倍政権も嗤われているのである。
桜田氏について書いた先の拙文にて、頭は悪くない、
と遠慮して書いたのだが撤回せざるを得ないようだ。
この発言「乾杯、いよいよできるかなと思ったときにまた一人（あいさつの）追加で、がっかりしてるんじゃないか。私も『がっかり』という言葉が禁句だ。いろいろ言われちゃって、もうこりごりしている」
辟易とする。自省のかけらも、政権に迷惑をかけた自覚もありはしない。
ジョークにもならない感性の低いジョークもどきは、
塚田一郎国交副大臣もだ。
塚田一郎国交副大臣が去り、残るは岩屋毅防衛大臣であるが、
この方は、対韓国に腰抜けというだけで決定的失言はなく、
居座り続けそうである。
他にいないならともかく、小野寺五典氏、佐藤正久氏など人材は
いるのに、困ったことである。
宮崎みどり氏の勘違い場違い衣装で思い出したが、
稲田朋美氏の不適格人事もあった。
党内人心把握に論功行賞は皆無とは行かぬだろうし派閥推薦による
丸呑み人事も（桜田氏は二階派からの押しつけ,塚田氏は麻生派）、
派閥均衡という観点から無視は出来ないだろう。理想論だけでは
行かぬことは理解はしているつもりだが、八方美人人事は結局
安倍総理は自らの首を絞める。長期政権への
おごりと緩みだとして、マスコミと野党に餌を投げ与えるような
人事が続いている。
幾つか首を傾げるところもあり安倍総理が絶対とは無論思わぬけれど、
次の総理候補と見做されているお二人を見れば暗澹とせざるを得ず、
長期の続投を望むものである。党も党だ。ここまで人材が払底している
わけでもあるまいに。派閥人事のおごりにあぐらをかいていると、
また統一戦でしっぺ返しを食うぞ。・・・・というほどの危機感は
野党の有様から実は持ってもいぬけれど、しかし相手は民主党に一回政権を
渡してしまった衆愚なのだ。油断大敵。
このところ気の滅入る話ばかりで恐縮。
話題一転、日本が世界で初めてブラックホールを撮影することに成功、
これは気宇壮大で胸が明るくうち開くごときニュース。
E = mc2がなんとやら、アインシュタインの
相対性理論が理解できる頭ではないが、同理論の裏打ちにも
なったのが、ブラックホールの影撮成功のようだ。
ブラックホールの解明は銀河系宇宙の秘密にもいくばくか迫り、人はなぜ
地球にこのようにして生まれ死ぬのかという神の領域に
わずかながらも踏み入り、形而上の命題にも微弱ながら
答えを得るのではないかという期待もある。
この間の「はやぶさ２」の快挙と共に、日本の成功を寿ぎたい。
大きな声では言えぬが、はやぶさの技術は１の頃から、
正確なピンポイント攻撃の武器に転用可能であろう。
原発が最終的に廃絶されることに異論はないが、しかし
原発を可動していることで得られる核の知識が今の
日本に必要な側面がある。持とうと思えばいつでも持てるぞ、という
示威はことに特亜に向けて必要であろう。はやぶさの卓越した技術も、
いつでも軍事に転用できるのだぞ、という静かな睨みも。
戦後日本が、たとえ砂上の楼閣でも「ひとまず」平和だったのは、
平和憲法のおかげではなく、日米同盟による米国の
核の力による。その同盟も従来ほどの強固さが保証されなく
なっている今はとりわけ。
アララ・・・・せっかく銀河規模の話で締めくくろうとしたのに、
地球上の矮小で剣呑なほうへと思考は及ぶ。
この機会に、相対性理論の子供向け解説でも読んで学んでみる
ことにする。
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