26日に始まる国内聖火リレーは「予定通り実施する方針に変わりはない」そうで「細かく留意しながら対応をしっかりやっていきたい」と言うが、細かく留意という言葉の空疎さは、自粛呼びかけを無視、東京マラソン沿道に大挙押し寄せた防衛意識の低い人々を見れば明らかではないか。
国際オリンピック委員会のバッハ会長は12日、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの影響で東京五輪中止や延期を助言したらどうするかとの問いに、「従う」と明言した。
五輪の開催自体が危ぶまれているこの時期に、聖火リレーで感染の危険率を自ら高めてどうする。本家ギリシャが自粛、中止したリレーを強行しては世界の非難を浴びかねない。
仮に延期であれ東京五輪開催と成功を願う者であるが、世界は五輪そのものの廃絶を検討すべき時期に差し掛かっていはしないか。その理由については先に記した。五輪廃絶という選択肢