話せず書けぬことが、ある分野に関しては持て余すほどある。
マスコミの裏ルートから、また現場から現場に近いところから
情報が入って来るのである。
時々、自分一人で抱えていると徒然草の兼好法師ではないが
秘密でお腹がぱんぱんになり、吐き出さないと苦しくなるので、
絶対的、圧倒的に口の堅い方たちに削除前提のメールで
お伝えする。
最近、3人にそれをやり2人が驚きのあまりへたって、1日呆然と過ごされたようだ。
お1人は、つわ者で「楽しい裏話をありがとうございました」とあった。
つわ者は岩下志麻さんで、さすが悠然。何がさすがなのかは解らないが、
素でお会いした時ののどかな、ゆったりしたご性格と、その裏腹の
極道の姐さんのイメージの勝手なミックスかもしれない。
もっとも、岩下さんには遠慮して多少、筆は抑え気味にしたかもしれない。
(いや、今送信済みメールをチェックしてみたら、相当ズケズケと突っ込んで書いてあった。私は携帯電話は絶対に紛失できない。即消すようには心がけているが、残していることがある。それとスターさんたちの電話番号とアドレス。名前は分からぬよう、暗号化はしているのだが)
明後日が「ドクターX」のゲスト出演回だそうで、「全編眼鏡をかけてみました」
と書かれてあった。
楽しみなことである。
・・・・・しかし、なぜこうも語れないことが多いのか、事実なのに、とつらつら考えるに、要するに民意がそれをまだ受け取るまでに成熟していず、述べれば自らの価値観崩壊の危機と感じ、感情的に歯をむき出して来るのが見える点。
あと、話題によっては徒党を組んで口封じの恫喝に来られる点。
それでも強固な土手の微細な決壊箇所から、真実はいつの間にか
漏れてくる。そういう時代になった。