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Channel: 井沢満ブログ
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右手で殴りかかり、左手を物乞いに差し出す国

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安倍晋三首相の米上下両院合同会議での演説に、韓国国会が糾弾・非難決議を採択した
件については、先の文章で触れました。韓国側の非難は、演説に対してだけではなく、
通称「軍艦島」の世界遺産登録についても、けしからんと言っているようですね。

アメリカ議会における演説で、世界のローカルエリア韓国について触れる義理も謝罪の義務も
ないし、軍艦島は「国際記念物遺跡会議」(イコモス)が「明治日本の産業革命遺産」を世界文化遺産に登録する勧告をしたことに対しての、日本側の動きではなかったでしたっけ。

文句があるならイコモスにまず言うのが順序であろうし、それに韓国側の言い分は朝鮮人労働者が強制労働させられたから、と言うことのようですが、これも心得違いの言いがかり。
当時は日本人であった彼らが、他の日本人と同じく戦時徴用されたのであり、
国際法上の違法性はないのではないでしょうか。
特殊ケース以外は給料も支払われていたし、戦時徴用それ自体は戦争末期の短期間のみです。
日本人と台湾の人々に対しては6年間の戦時徴用が行われていたのですが、朝鮮の人々は「優遇」されていて、6ヶ月間に過ぎません。
戦時徴用されていた人々は、戦後すぐ祖国に帰っているし、自らの意志で日本に残った
人々が245名。

なにより戦時徴用の「問題」は、「日韓請求権・経済協力協定」(1965年)で「解決済み」であるはずですね。

と、いちおうまっとうに反論してみましたが、道理を外したいちゃもんについては十年一日の如しで、驚きはしませんが、彼らは筋違いの文句をつけるその口で、「日韓経済連盟」を求めて来ているのです。

右手で一方的に殴りかかりながら、左手で「頂戴」。

これもいつものこと、といえばそうですが、もうこういうのずっと続けなくてもよいなぁ、
日本は「卒業」してもよいなぁ、と私などは思うのです。

経団連の人たちが会いに行ったりして萎えるのですが、そこに口出す資格はこちらには
無し。ただ、理不尽なクレームに対して、日本が協議に応じる必要はないですね。
協議というのは名目であって、本来不必要なものなのだから、実質日本側の説得といえば、
聞こえはいいが、日本からは本来しなくてもいい「お願い」の形になってしまうのでしょう。
おそらくそれが韓国側のつけめ。お願いを聞くから、わかってるね、と「頂戴の片手」
を差し出して来るのではないでしょうか。

韓国国会での決議の文言は「日本を未来志向的なパートナーとして認められない」

認めぬ相手に、経済協力はしないでよろしい。誇りを持ちましょう。
と、日本の国民が言わねば政府は言いません。

ある調査によると、韓国側の主張に対して「おかしい」と感じている日本人が約70%だそうで、
これを多いと捉える向きもあるでしょうが、私などは30%もの日本人が韓国側の
主張に頷いているとしたら、そのほうが困ったものだと思うのです。
その30%のうちのすべてが日本人だとは限らないにしても。

それと共に70%反対の意志を持つ国民がいるにもかかわらず、それが積極的声として
発せられずまとまらず、また伝えられないことを、残念に思います。

竹島も、ハーグの国際法廷に持ち出すことを第一歩に、武力での取り返しが許されぬのなら、
経済制裁という形で、取り返すべきだと考えたりも、ついしてしまいます。
盗られて一世紀が経ってしまうと、国際的にも取り戻すための説得力を失くしてしまいますから。
私が経団連の人たちや、自民党の某議員さんや沖縄県知事さんの韓国への
ご機嫌伺い訪問を快く思わぬのは、領土を侵略されている身で何の経済か、なんの友好かと思うからです。

ハーグには自虐史観の反日・日本人判事もいるので、困ったことですがどのみち日本が提訴しても、韓国は裁判に応じはしません。しかし、日本が提訴して応じないことに対して、
韓国は応じない理由を説明せねばなりません。
提訴も早くしないと、うかうか一世紀が経過してしまい、いざ裁判にしても、なぜそれだけの
長きにわたり日本は無策であったのか、と言われかねません。

皇后陛下の「A級戦犯」発言に衝撃を受けている人達も多いようで、それを発端として
国内にある問題を考察し始めている人が増えているようにも感じます。

竹島は日本が負わされた「負の象徴」でもあるのではないでしょうか。
その払拭のためにも、軍隊による取り返しを封じられているなら、経済制裁で
竹島を、つまりは日本の主権と誇りを取り戻すべき時だと思ってしまうのです。
100年が経過したら、機会を失いかねませんから。

いつやるの、今でしょう、というのは名フレーズですね。

日本が経済制裁で、その気になれば韓国は国ごとへたりますが、そこまで追い詰めなくても、
いったん制裁に立ち上がればいいだけです。
泣きを入れてきたら、竹島戻しなさい、と。

口で言うほど、簡単でないのは解っています。バックにアメリカもいることであるし。
安倍総理の米国議会での演説の成功の、足引っ張る連中に与したくはないので、
とりあえず、絶賛しつつも、それら絶賛の保守の人たちが100%の肯定を
安倍総理に与えているわけでもなく、また米国での絶賛が必ずしも日本への
友情からでもなく、打算であることは心得ているでしょう。

アメリカはアメリカの都合で、日本に近づき韓国に厳しい顔を向け始めているに
過ぎません。それでも、よいのです。どのみち、残念ながらまだアメリカに
半ば使役されているのが日本ですよ。防衛を負った負い目もあり。
しかし、潮目というものはあります。あちらの都合とはいえ、日本の手を
両手で握りしめ、韓国に険しい目を向けている今だからこそ、米国に対して
駆け引きが可能です。言うこと聞くから、その代わり竹島は取り戻させてくれ、
今というタイミングを外したら、日本は永遠に領土を取り戻す機会を失って
しまうから、と。そして歴史はいつか、韓国の背後にアメリカがいたことを
遠からず露呈してしまいますよ、と。日本を米国の防衛の盾として用い続けるのなら、
こちらの顔も立てさせてくれ、と。

竹島という「大きな島」を放置しているから軍艦島という「小さな島」のことを、
理不尽に言われる屈辱を味合わねばならないのです。

余り知られていませんが、韓国の国会は、2か月に1回のペースで対日非難決議を採択しています。

これほどまでに、憎悪されている国に何の友好ですか、経済協力、平昌五輪協力ですか。
東京五輪に対しても盛大な妨害を組織だって行い、しかし開催国として決まると今度はお互い協力して経済効果を高めましょうと擦り寄って来る国。

振り払えと言えば、ヘイトスピーチ呼ばわりされるのでしょうか。
韓国が言い立ててきた「従軍慰安婦」が最大のヘイトスピーチでしょうに。


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