Quantcast
Channel: 井沢満ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1913

日韓友好の可能性は(当分)ない

$
0
0

日韓友好という名のイベントは、戦後70年間回数多く行われて来て、
また日本の地方自治体でも、さまざまな「交流」が試みられているが、
それらが、ことごとく無益であったことは、現在の日韓関係を見れば
わかると思う。何ら「友好」の結実がないどころか、事態は戦後最悪に
冷え込んでいるではないか。

理由は考えるまでもなくお互い「肝心なこと」を棚上げにしたまま、
友好という名の「仲良しごっこ」をしているだけであり、それは
お互い人間同士なのだから、その場では情も通い合い、
気が合えば友人にもなれるだろう。

だが、日韓の間に基本的に横たわる問題、「日韓併合」
「強制連行」「従軍慰安婦」がいったん持ちだされたら、
つかの間の「友好」で生まれた心情など、砂上の楼閣で
脆くも崩れ去ってしまう。積み上げては崩される賽の河原の小石が
日韓友好であったろう。

無駄である。こんなこと、何度繰り返したとて。
外務大臣まで出て来て、首相夫人とビビンバの大鍋をかき回してみても、
友好にはならない。
いささか意味があるとするなら、アメリカに対して「日本はこれだけ
努力しているのに、あちらが・・・・」というための、アリバイ作りにはなろう。
茶番ではあるが。

茶番も「友好」も方向を誤ると、日本を損なう。
たとえば「朝鮮通信使」。これを検証し歴史の遺産として残すことは
よかろうが、韓国側の主張する如く「韓国の高い文化を低い日本に
教えに来ていた」などと史実に反することに反論せぬまま、
日本人のお人好しぶりで、ニコニコと町おこしのイベントで
盛り上がっていては、相手の思うつぼである。

また「オルレ」というこれは済州島の方言で「散歩道」という意味らしいが、
九州のあちこちのトレッキングコースが「オルレ」と命名されていて、
一説によるとオルレという名称の使用料まで払っているそうだが、
これは事実であろうか。

たとえ無料であっても、オルレという済州島の方言をなぜ日本に持ち込まねば
ならぬのだろう。画像を見たが、驚いたことに案内の看板に書かれた文字まで
ハングルであり、日本語は隅に小さく押しやられているのである。

そして、私は本当に困惑するのだが、朝鮮通信使、オルレともに
安倍昭恵さんが噛んでいて宣伝に一役買っていらっしゃるのである。
いかなるお考えかは解らない。巷間一部で擁護されている如く、
夫と連携した「戦略」で仮にあるとしても、韓国側の史実の捏造に
加担なさってはならない。

日韓の友好を妨げている要素の一つは、韓国側の史実の捏造も大いにある。
首相夫人がそれに一役買う如きは論外であろう。

テレビを見ていたら、韓国で慰安婦についての著作を出した大学教授を
紹介していた。強制性の無さをきちんと書かれていて、女性ではあるし、
随分勇気のあることをなさったなあ、と見ていたら驚いたことに、
裁判所から出版差し止めを喰らい、削除命令が出されているのである。
法治国家とは言えまい。

韓国でも、むろんまともに史実に向かい合おうとする方はいらっしゃるので、
この女性教授と対談を持つ韓国経済紙の男性は、「検閲」「言論統制」ですね、と
端的に指摘されていて、私は余談に逸れるがその方の知的なお顔立ちに
しばらく見惚れていた。精神は顔に現れる。真実を語る人は国のいずこを
問わず美しい。思想云々ではなく、魂のレベルの領域であろう。

それにしても、安倍総理はその著書の中で韓国は日本と価値観を同じくする
法治国家だと書いて、私はあまりの美化に口から泡を吹きそうになったのだが、
しかし外交辞令は必要である。その安倍総理も最近そのたぐいのことは
言わなくなった。仏像盗っても返して来ない、韓国紙の大統領に関する
ゴシップを紹介したといって、日本の新聞社の社員を国内に軟禁状態にする。
お世辞にも法治国家とは言えなくなった。人治国家であることを国内外に
喧伝したのは韓国自らである。

韓国を始終批判している私のような身には、たまに遭遇する韓国人の知性派には、
本当にほっとして嬉しい。だがその一方国民全体のレベルで考えると
日韓友好は当分無理であろうとは思わざるを得ない。

ます慰安婦問題。これはどう調べても強制性はない。あったとすれば、
韓国の教授が記述した通り、中間業者の所業でありそれは現地の人である。
親に「売られた」女性もいた。繰り返し私は述べてきたが、日本政府は
むしろ、それら悪質な中間業者には警告を発してきた側であり、
その呼びかけの記事も残っている。
また慰安婦にするために騙したり、かどわかしたりする連中は検挙まで
しているのである。

こういう端的な事実さえ、韓国は認めようとしない。これを認めない限り、
日本との関係の向上はあり得ない。国是としての反日が基礎にあるので、
そこの問題である。それを思い切って捨てないと、日韓の関係は
永遠に平行線のままである。

私がテレビを見ながら更に、こりゃあダメだなぁと改めて思ったのは、
慰安婦に関しては極めて、まっとうな視界を持っているその教授が
日本の「植民地支配」に対しては否定的な意見を述べていらしたからだ。

これも繰り返し書いているが、日韓併合は韓国側も望んだことであり、
国際法上、何の違反もない。第一、世界の「植民地」のあらゆる概念から
日本の統治形態は外れている。

植民地の定義は端的に、搾取であろうが、搾取どころか日本が
やったのは持ち出しでの韓国援助であり、その証拠は山ほどある。
日本の統治で識字率が圧倒的に増え、寿命が2倍になったというだけでも、
西欧の植民地化とは一線を画すること、如実であろうに。

むろん、韓国側にも併合に反対の一派はいた。しかしどう検証しても
それらは、少数派であった。兵隊を募れば応募者全員を受け入れられぬほど、
殺到していたし、日本の戦況を告げる映画館のニュースで、足踏み鳴らし
声出して昂揚していたのは、半島の人たちである。
彼らは「日本人だった」のだ。日本政府もそのように扱った。だから
兵隊も、日本の兵隊を指揮する韓国人の高官さえいた。
彼らは日本人として生き、日本軍人として散った。そのことの
是非はさておくとして、併合の実体はそのようであった。
西欧の植民地と同列に論じられるべき筋合いにはない。
文字通り搾取対象として現地の人々を奴隷として扱った
西欧諸国は、謝罪も賠償もしていないというのに、韓国の近代化に
力を尽くした日本が、いったんけじめをつけたその後も、
謝罪と賠償を言い続けられるのである。

韓国の高校の教科書には10ページに渡り、日韓併合における
「日本の非人道性」が記述されているという。これを放置しておいて、
日韓の友好などあり得ない。
その10ページの内容を私は知らぬが、おおよその見当はつく。

何度も繰り返し公開討論の場を設けたらどうか。両国、プロ的市民運動家など入れず、
まず最初は日韓双方の学者、あるいは学生同士でもよい。
それを日韓同等にテレビで、流す。それを繰り返す。
編集はしない。時差もほとんどないし、両国オンタイムで流す。
真摯に対論すべきである。

実現の望みは甚だ希薄だが、対論以外に事実は視えて来ない。

驚くべきは、日本にいらっしゃるいわゆる「在日」の方々が、日本という
歴史の事実をきちんと見られる場所にいるにもかかわらず、たとえば
慰安婦にしても、併合にしても本国が主張しているそのままを
信じこんでいるらしいことである。

まれに、反論する方もいらっしゃるようだが、在日社会には社会の
掟があるようで、そこへ歯向かうことは難儀らしい。
同じ日本国内にいてさえ在日韓国人とは平行線なのに、近いとはいえ海を隔てた韓国と、
日本が分かり合うことなど、程遠いことであろう。

そこで、取るべき道は2つに1つである。すなわち、もうこれはお互いだめ、
と諦め、関わることを極力避けるか、あるいは歴史の事実を双方で
見極める努力をするか。

最初から「日本が悪い」と決めつけた韓国の教育体制がある限り、
歩み寄りは永遠にない。日本に問題点はないかと問われれば、
「ない」としか言えぬ。なぜなら、日本には事実をねじ曲げてまで
韓国に身を寄せる人たちが大勢いて、それ以上どうしたらいいのだろう。
事実をまっとうに見る、どころか問答無用に日本が悪いと断じる人々が
いて、それが総理大臣や官房長官経験者であり、これ以上一体
何を日本に望むのか。

教科書を開けば、日韓併合を日本を悪人にした記述。これが日本の教科書かと、
吐息の漏れる教科書が多く出回っている日本に、これ以上韓国は
何を求めるのだろう。

謝罪もした、賠償もした。それも複数回。私の個人的主観では必要のない
謝罪と賠償であるが、とにかくそれはなされた。もう韓国は一切、
日本を責めないという約束で。しかし、蒸し返し蒸し返し、謝れ、払え、
が繰り返されている。

東海大学准教授の金慶珠( キム・キョンジュ)氏は、当時日本が韓国の国家予算の
2倍のお金を支払ったことに対して「当然」「まだ足りぬ」と言い放った。
受け取っておいて、後出しジャンケンでの文句つけはフェアではない。
これも、日韓併合の認識・評価の温度差であろう。日本に長く暮らしていて、
日本側の資料を自在に読みこなせる立場にありながら、どうも
偏りが激し過ぎて、この方は単なる個人ではないのかもしれない、という
思いもよぎる。立場を逆に韓国で日本人が韓国の大学で反韓をしながら、
テレビで日本がいかに正しく、韓国が間違っているか語れはしない。
金氏はそれを自覚なさっての、日本のメディアを使っての言いたい放題なのか。

金氏は、韓国の近代化のベースになったお金は、ベトナム戦争協力に
対するアメリカ側の対価としての大金であったと言い張るのだが、
しかし日韓併合時の日本のたゆまぬ援助と、インフラ整備、鉄道敷設、
学校建設などの基礎づくりへの寄与があってこそのこと。
日本が併合するまで、韓国は世界の最貧国のひとつとして喘いでいた国である。
中国の支配下に置かれ、搾取をされていた国を、
日本は少なくとも対等に扱った。台湾より好条件で。
しかし台湾は懐かしみ感謝を述べ、韓国は罵る。

金慶珠氏の発言の目的は何だろう? 日本人の韓国への
反感と敵意を掻き立てるのが目的なら、上手く行っている。

一度、日韓双方で先ほどの公開討論の場で、日韓併合時のお互いの国の
貸借対照表をメリット、デメリットと分けて検証してみたらいい。
圧倒的に日本に分があるはずである。
日本は日韓基本条約に基づき払うべきは払ったが、その他に
朝鮮半島に残してきたインフラはそのまま、残して来た。

韓国もMERSが一種象徴的だが、もろもろ逼迫して来ていて、日本に対して
「やり過ぎた」と思っているのだろう、軟化姿勢を見せて擦り寄って来ているが、ここで
手打ちをしても、また同じことを繰り返し、喉元すぎればまた激しい
反日が始まるだけであろう。

韓国は安倍総理の「戦後70年談話」を注視して、その結果で今後の日韓関係を
どうするか決めるようだが、それなら期待するだけおそらく無駄であろうと
思われる。
安倍総理が韓国や中国が納得する談話を出すとは思えないし、また
出したら、日本の国民としては困る。

慰安婦に関するまっとうな検証本を書かれた韓国人教授を紹介する
番組には、日本のドラマが好きで日本語を学び始めた韓国人の
男の子も出ていた。高校生だが独学で流暢な日本語を話す。
表情は澄んでいて、本当に日本を好いていてくれるのだな、と
思うのだが、その彼が将来は韓日の友好の架け橋になりたいと、
言うのだが私は胸の内で(無理)とつぶやかざるを得なかった、というのは
上記、十分ではないが述べた理由による。

竹島と仏像が返されるまでは、慰安婦像が一体も無くなるまでは、
友好などない。しかるに慰安婦像は増え続け、独島は韓国領土だと
幼稚園の頃から刷り込まれ続けている。

別の日だが、セウォル号で息子さんを亡くされたお父さんがテレビで紹介
されていて、「日が経てば経つほど、お前が恋しいよ、会いたいよ」と
息子の遺骨に語りかけ、私にはその思いは痛いほど伝わって来たし、「情」は日韓共通で
分かち合えるのに、なんでまた政治と歴史がからむとこうなるのか、と
慨嘆せざるを得ないのだが、それでも私は日本が一方的悪いとは
思えないのだ。
どう見ても、どう学んでも。

そのお父さんが「日本のお母さん」と呼ぶ人がいる。
福知山の事故で娘さんを亡くされた方だが、お父さんはその方に
会いに日本へ飛ぶのである。
子を失くした親同士の気持ちを分かち合いたくて。

セウォル号の他の父兄ではなく、日本人の女性に思いを伝えたいと
なぜ思われたのかは解らないが、漠然と想像はつく。
そのお父さんと、福知山の脱線事故で娘さんを失った日本のお母さんは
抱き合い、言葉にならない言葉で通じ合い、見ている私も切なく、また
あたたかな思いもこみ上げた。

福知山のお母さんは、韓国のお父さんよりうんと年上で、それが
韓国のお父さんが頼る理由かもしれない。セウォル号の
被害者仲間は、年齢も近くまだ法的決着もついていず、
殺伐さは免れ得ず、しみじみと胸の内を語り合う相手ではないのかもしれない。

そのお父さんの表情もずっと見ていたいくらい澄んでいた。
思いの深さを秘めたとても、いいお顔をされていた。
どれほど愛された息子であったろう。息子への愛を
これほど率直に表すのはお国柄だろうか。
「日増しに恋しいよ、会いたいよ!」と息子の遺影に語りかける
お父さんを見ながら私もまた、こみ上げるものがあった。

セウォル号の事故当時のニュース映像も流れ、初めて気づいて
胸をつかれたのだが、沈みゆく船の窓から必死に訴えている
子供たちが窓越しに見えるのである。
しかし救助艇は知らん顔で離れて行く。なぜ窓を割ることをしないのか、
とこれは素人考えで、それが正しいのかどうか解らないのだが、
子供たちはぼんやりとしか写ってないが、窓の向こうのその
恐怖感がひしひしと伝わって来て、胸がちぢかんだ。

そして、その船室にお父さんの息子はいたのである。

話が逸れたが・・・・・私は韓国のドラマも映画もそして俳優も、よきところは
敬愛しているし、情としてお互い分かり合えぬことはないと思っているが、
こと外交に関しては、韓国が事実を真っ向から見据えないと、永久に
平行線であると思っている。
日本は最大の努力をして来た。過剰なくらいに。自国を罵り打ち据える
人々さえいるくらいに「反省」を重ねて来た。
私個人はその反省すら、筋が違うのではないかと思っているが、
それは置いておいて、日本にこれ以上を認めるのは無理であるし、
筋として違うのではないか、と私は思う。

ユン外相は、「明確に解決できれば、再び論じる理由はない」と述べ、
それを最終決着とし、再び提起することはないと断言したが、日本国民の誰が
それを信じよう。

本来50年前の日韓基本条約でケリがついているところ、河野談話で再びまた
蒸し返され謝罪させられ、お金を出さされた過去がある。 二度、韓国には
騙され裏切られているのだ。

戦後70年間の経験を経て、私が思うのは日韓友好は当分不可能である、ということである。
お互い、不毛な努力でエネルギーと時間を費やさないほうがいい。
歴史認識という根底で噛み合っていないのだから、無理。
しばらく時を置くほうがいい。韓国が頭を冷やして、歴史を虚心坦懐に見られる
ようになるまで、お互い距離を置くのが一番いい解決策だと思う。
消極的解決策だがそれしかない。

前方後円墳が韓国で発見され、「それ見たことか、前方後円墳は韓国から日本に
伝わった」と胸を張ったはいいが、しかし年代は日本の前方後円墳のほうが
遥かに旧いということが解ったとたん、彼らは口をつぐみ何もなかったことに
なった。発掘した前方後円墳を再び埋めてしまったのである。

それが韓国。彼らが、目の前に事実として現れたことを率直に受け止めるように
なれるまで、日本は無理に和解や援助の手を差しのべないほうがいいと思う。

国交断絶は日韓双方で言われ始めているが・・・というより、日本はかなり前から
言っているが、韓国が言い始めたのはつい最近のことである。
私は韓国の人々も、日本の必要性は知っているのだなと、思っていたのだが、
韓国も口にするようになった。
だったら双方合意で、付き合いを断つのもいいだろう。

とは言え断交までは現実難しかろうから、極力お互い距離を置くというのが
当座、一番いいのではないか。

 

何か日本が特殊に嫌韓であり、そのための私の論だと取られても心外なので、
英国BBCが調査した「韓国を嫌いな国」ランキングを巻末に置いておく。

大変、意外なことに日本は13位に過ぎない。日本より遥かに韓国を憎んでいる国が多いということである。というより、おそらく日本人が優しい・・・・・人がいい。実害を
最も受けているのは日本なのに。

こちらにBBC調査のもっと詳しい結果が出ている。

http://www.worldpublicopinion.org/pipa/2013%20Country%20Rating%20Poll.pdf

1位:ドイツ
2位:フランス
3位:メキシコ
4位:カナダ
5位:トルコ
5位:イギリス
7位:ブラジル
8位:アメリカ
9位:オーストラリア

 

韓国には憎悪の対象である日本だが、同じくBBCの調査によれば
好感度で常に、世界の1位から2位、落ちた年で5位にランキングされる。

 

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150623-00000042-rcdc-cn

 

際限なく謝罪求める韓国に日米は「韓国疲労症」=「はっきり言えば日本は韓国を見限った」と日本ネット

 

2015年6月23日、日本に際限なく謝罪を要求する韓国に対する「疲労感」が日米間で広がっているとの韓国メディアの報道について、韓国側からは「韓国人の反日姿勢も考えものだ」との軟化コメントがみられる一方、日本側からは「むしろ堪忍袋の緒が切れた状態だ」との声が寄せられた。

 

 

画像はこちら様より拝借した。

*ttp://blogs.yahoo.co.jp/naomi_shararan1998/68967635.html


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1913

Trending Articles