Quantcast
Channel: 井沢満ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1913

シンクロ

$
0
0

新しいドラマを本格的に始動すると、シンクロ幾つか起きるのが常なのだが、テレビをつけたら、内海桂子師匠と24歳年下の旦那さんとのエピソードを
流していた。次に書くドラマは、年齢差のある男女のラブストーリーで、その日
ちょうど打ち合わせを済ませたところ。シンクロ始まったなあ、と興味深かった。圭子師匠が驚異的にお元気で、何が秘訣なのかなあと拝見していたら
9時間睡眠時間を取られるという。それと歩き。

老齢に達すると、睡眠も体力を使うと聞いたが眠りは浅く、明け方に
目覚めてしまうというが、圭子師匠はそれとは無縁のようである。
私の持論ないしは妄論なのだが、寿命は睡眠時間の長さに
比例する、というのがある。

理屈にもならないのだけど、生き急ぐ人というのは、あれもこれも
したくて、眠る時間が惜しくて、睡眠時間を削り、活発に
動き回る人が多い。(ように思う)

実は私も、こんこんと赤ん坊のように9時間、10時間、13時間
眠るほうで、そう直感もしているのだが、おそらく長命だと思う。
眠っている間は、人生をリタイアしているようなもので
半分ほどは「死んでいる」状態。
死んでいる状態が長く人生を消費していない人のほうが、そのぶん人生が長い
ような気がしている。理屈でも何でもない思い込みである。

年齢不相応に若い人、元気な人を見かけると、何が原因だろうと
興味を抱くのだが、1つ共通しているのは老いても肉食を
なさる。

肉食は極力控えるか、出来れば止めようかなと思っている私は、
ふと悩むのである。控えたいというのは、息を絶たれるときに恐怖や
肉体的苦痛の大きい動物は避けたいというのと、肉食人種たちが
髪が若くして薄くなりがちなこと、肌がきれいでないこと、体臭が
あること、気性が荒く戦闘的であること・・・・などがある。

そこで、今は1周間に1度程度は、肉を心がけている。
内心手を合わせながら。

圭子師匠が、ステーキを食されているのを拝見したら、
むらむらと食べたくなって、翌日早速ランチに人形町の「今半」に
出かけたのだが、店を開けたての11時なのに予約で満杯。
そういうこともあろうかと、食べログで見つけていた店を
日ざかりの中、汗を流し探して歩くが、これが延々と見つからない。
その界隈と思しきところにあるコンビニで、お茶を買った
ついでに、道を教えてもらい、やっと見つけたら、
なんということ、以前食べたことのある店で、「ゲロまず」だった
ところである。

こりゃもう、ダイエット中ではあるし肉は食らうなという
サインであろうかと、帰ることにして、そのまま素直に帰って
いればよかったのに、以前訪れたことのある店の前を
通りかかり、記憶を辿ってみるのだが、美味しいという記憶は
蘇らず、しかしまずいという記憶もないので、せっかく
遠路来たのだし・・・・と入ったのが、まずかった。

ステーキがメニューにあった気がしたのだが、
あったのはカツステーキで、衣をつけて揚げるやつだ。
しかし、「いらっしゃいませ」と言われカウンターに
腰を下ろしてしまったので、妥協してカツステーキを頼んだ。

まず、ちょっと嫌な予感がしたのは、ライスが早々と現れ、
え、これ今出すと冷めないかなあ、と思ったのだが案の定、
ステーキが現れたとき、湯気を立てていたご飯は冷たい
死骸になっていた。(冷や飯というより、私には死骸に思える)

それと、同じメニューを私より後に頼んだ客がいるのだが、
その人に先に、料理が出され、私は後回しで些細な事だが、店内に
目配りをきかせている店なら、あり得ない。

しょせん、と言っては何だが「今半」に比べれば場末のお店、
接客も価格相応なのは当然、とは思いつつも場末の割には
高いのである。

そして、味のほうは・・・・

一口食べて、ダメだこりゃ。失礼でなければ、全部残して帰りたかったのだが、
そういう剣呑なことは私には出来ない。
早くこの時間が去りますように、と念じながら口に機械的に押し込んで、
水で喉に無理やり流し込み、そうそうに立ち上がったのだった。

口の中が気持ち悪く、胃に強引に詰め込んだものを早く消化したく
暫く歩くことにしたのはいいのだが、あるエリアが近づくにつれ
どんよりと陰の気が身に押し寄せる。
おっと、ここには処刑場があったところ、江戸時代に罪人が
首をはねられていたところだったのだ、と妙なものもらわぬよう、
祓いの作法をささっとやったのだが、半端な霊感の持ち主は厄介である。
それを用いて人を救うほどの霊感なく、ただ、あることはある。

いずれにしても、その界隈小伝馬町の牢があったところ、息を止めるようにして
足早に通り過ぎたのだが、「ゲロマズ」のものを胃に詰め込んだ身には
一難去ってまた一難。

もう肉は止めようかなあ、と関係もないことを思う。断って断てなくはないし、
現に数年間断っていたこともある。しかし、断つと元気をなくすような
気もするし。禅家でまじめに肉を断ち、お元気でいらっしゃるというような
お方はいらっしゃるのだろうか。
そういう活きたサンプルがあれば、肉食はいつでも断てる。
長生きしたいわけではなく逆なのだが、意に反して長そうなので、
生きている間は元気でいたい。

そこに肉食が関係あるのかないのか、老齢で元気な人が
肉食なさっているデータは個人的にあるが、肉を食せず
元気、というデータをまだ得ていないのである。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1913

Trending Articles