集団的自衛権に関しては、当初から、アメリカの要請といおうか、まあ「命令」であろうかとまず直感で、それから推理とも呼べないレベルの推理をして、
そう思っていました。だから誤解を招きそうな言葉ですが、あれこれの騒動も、
俯瞰で見れば一種の茶番‥‥‥・一種の出来レースかな、と。
日本に平和憲法こと九条を押し付けたのは米国ですが、
その米国が朝鮮戦争の頃から、日本を軍事的に両手両足を
縛り、だるまさん状態で転がしたものの、しかし世界情勢を
鑑みれば、日本に今度は武装させる必要性を感じ、
自衛隊の前身みたいな武装組織「警察予備隊令」を作らせ(昭和25年)
それが保安隊(昭和27年)へと変化、現在の陸上自衛隊になるわけで、
今回の集団的自衛権もその流れの中の必然的帰結であろうかと
私は当初から見ていました。
ことの良し悪しはとりあえず置いて、単に「事実」として考えてみてくださいね。
勘もありますが、推理で言えば安倍さんのアメリカ議会でのスピーチの
大絶賛は、アメリカとの摺り合わせで書き上げられたシナリオであり、
スタンディングオベーションですら、日米合作(米国主導だが)の
シナリオのト書きにあったのだと、私は実のところ思っています。
当時からそのように意見表明をして来ました。
米国議会での安倍スピーチ成功は、対中韓にとっては日本への追い風であり、上手く追い風に乗ればいいなあと私は見ていたのですが・・・・
ユネスコの世界遺産登録でまた韓国に、こってんぱんに騙され
韓国は騙しにおいて、相変わらず狡猾でした。登録反対と見せかけ、実は駆け引きの末に強制労働と抱合せで登録させることを最終目標に狙っていました。
なんのことはない、強制労働という文言をユネスコに担保させたような結果です。
今回もむざむざと敗北を喫した日本の外交を見ていると、政治家にも官僚にも学習能力のないことに、寒々しい思いを致します。
http://www.47news.jp/47topics/e/267265.php
岸田外相、韓国に騙されたと気が付いて一言「だから韓国は信じられない!」
だから、今更何を・・・・・。河野談話であれだけやられて、まだ韓国を信じるとは、
何なのでしょうね?
危ないよ、相手は韓国なんだよ、騙しにかかって来てるよ、
と身構えていたのはむしろ、政治外交に素人の私たちでしたね。
プロたちは、あたかも赤子の腕をひねるがごとしで、やすやすとやられ、
当初はやられたことにすら気づかず、ニコニコむしろ成功しました、とでも
言いたげな様子、外相は「強制労働とは言ってない」と
胸を張っていましたっけね。河野談話の二の舞いをやらかしたことに、
今頃は気づいてくれているでしょうか?
アメリカが中国の台頭により防衛戦略が変わり、日本に追い風になったと見ていたのに微妙に上げ潮が退き始め、さて安倍総理の70年談話といえば、当初の
追い風気配は失せて、戦争への反省を盛り込むとか事前に
流れ愕然、息消沈です。
そこへ持ってきて、あの愚かしい上にも愚かしい森元総理が横合いから、
「日本は(植民地支配により)韓国の主権を奪った」「日中戦争への謙虚な姿勢が必要だ」と、この時期を狙いすましたかのような発言。
森的なる自虐反日史観勢力と、愛国勢力の綱引きで延々と来たのが、
自民党ですが、さて70年談話はどうなりますか。またしても、森的勢力に
屈するのなら、無念なことです。
集団的自衛権がアメリカの意向でもしあるなら、仮に民主政権だったらアメリカの意向をはねのけられたでしょうか。
ついでにいえば、強行採決の、数の暴力のと言葉がひとり歩きしていますが、
審議の時間を一定期間尽くした上での採決は強行とは言葉の概念として、本来言わぬし、数の論理こそが民主主義の基本ですが、はて? 言語解釈がおかしなことになっています。
国民の理解を得るまでと言いますが、国民がこうもマスコミに煽られて
自ら検証、思慮せぬ状態では果たして、いつか理解の時が
訪れるのでしょうか。しかも、ありていに申せば集団的自衛権は、明確に
中国を日本への侵略国とみなしての備えであるので、それをおおっぴらに
言えるわけもありませんね。南シナ海を閉ざされたら日本は息の根断たれるし、
そういう利害関係も日米、ベトナム、フィリピン、ミャンマー、オーストラリア他と一致しての各国、手段的自衛権への賛同、反対している外国は中国と韓国のみです。
そもそも、集団的自衛権は自民党の政権公約です。
堂々と掲げてスタートした政権ですが、読んでない人が多いのでしょうか?
私などは、今更驚く人々に逆に驚いているのですが?
自民党の党是がそもそも改憲にあることすら、知らずに投票したのでしょうか?
私が集団的自衛権はアメリカの要望ないしは、命令であろうよと思うのは
直感と、なけなしの推理によるもので、客観的証拠を提示できるものでもなし、
口をつぐんでいる気だったのですが・・・・
じゃっかん、それっぽい根拠を見かけたので、ふと綴ってみる気になりました。聞き流してください。
確か「アーミテージ報告Ⅲ:その概略と分析」の中の一節であったか・・・
間違えていたら申し訳ないのですが・・・・
この中に、Prohibition of collective self-defense is an impediment to the allianceという表現があったかと思うのです。
集団的自衛権の禁止は(日米)同盟にとっての、障害である。
こういう意味ですね。単に事実を言えば、そもそも
集団的自衛権を伴わぬ「同盟」関係などあり得ず、言葉自身の
矛盾です。この意味はお分かりでしょうか。
同盟を選ぶなら集団的自衛権は必然として付いて来るものであり、
同盟は結ばず、個別的自衛権のみを主張するなら、論理の帰結としてスイスのごとく国民皆兵制に行き着きます。徴兵制と騒いでいるようですが、実は逆であり、集団的自衛権を否定するほうが、徴兵制が必然としてついて来ますよ、ということなのですが。個別自衛権にこだわるなら、国民総出でたとえ自国が焦土と化しても、国民全員が兵士として戦うぞ、ということを選択せざるを得なくなります。
集団的自衛権の是非を必ずしも述べたわけではありません。
私が感じる理不尽さや、納得のし難さを綴ったらこういう内容になりました。
私には、この一連の騒動が、アメリカの掌の上で、両勢力同士が綱引きしている姿に見えてしまうのです。
私は集団的自衛権に関しては、いまだ勉強不足を感じていて、ごくごく僅かながらですが、断言できない部分が残るので、賛否の結論は書かずにいます。但し反対派の矛盾やある種の思い込みかプロパガンダによる誤りは明確に認識しています。
どちらの勢力が勝つのが日本のためになるのか、冷静に見極めたいと思います。
参考 http://livedoor.blogimg.jp/crx7601/imgs/d/f/dfc46cc9.jpg
赤が集団的自衛権に反対エリア、青が賛成エリアです。
赤の中からチベット、ウィグル、内モンゴルは消去せねばなりません、
細かいことですが。