8月生まれのせいかどうか、夏には強いのですがそれでも
この日盛りに外に出ると、やはり相当なものですね。
人がバタバタ倒れて死者まで出ている東京の盛夏に
五輪なんて、と思いはついまた、そこに行くのですが・・・・・
「お・も・て・な・し」と所作つきで、アピールするようなのは
日本のおもてなしの心からは遥かに遠く、第一もっともスポーツに
悪条件の季節なのに「いらっしゃいませ」と呼びこむのが最も
おもてなしの心からは遠いのに・・・・・と、いや実は
重苦しい話題続きで少し変えようと思っていたのに
あまりの暑さに、ついまた。
古代紫の着物を袷ではありますが、持っているので
扇子をやはり紫で探していたのですが、手に入れました。
袷でも扇子は持ってもよかったような? 暖房で暑いこともある現代なので。
どうでしたっけね、袷に扇子。
男物の白の半襟は、見ていると坊さんと芸人さんが使ってますね。
私はどっちでもないですが、白半襟の長襦袢をまとうことが
ありますが、どのみちほぼ外からは見えません。
思っていたより、小ぶりなのが難点ですが、発色はいいし、気に入っています。
男物で紫は珍しいし。緋色と黒のもあったようなのですが、売り切れ。
男でも緋の扇子を求める人はいるようで、結構なことです。
男は概ね着物自体がくすんでいることが多いので、胸元に風を起こす
扇子が鮮やかな色であるのは、良いことだと思います。
古代より男も鮮やかな色彩をまとって来たのに、いつごろからか
くすんで来たのは、武家文化の影響なのかどうか・・・・・勉強していません。
ストイックなはずのお坊さんの世界でも、墨染めとは対極に絢爛豪華な
袈裟があるのは、不思議な眺めです。
そういえばキリスト教徒も修道士は地味ですが、司祭も上の位の方は
色とりどりですね。
元気でないと、色彩はまとえません。自然にグレーや黒を着込んでしまいます。全身けばけばしくなることもありませんが、下着やハンカチを鮮やかにしたり、
扇子で一点を華やがせたり、色彩で元気を呼びこむということも
ありそうです。