安倍総理の米国議会におけるスピーチに始まり、ここ一連の流れから
安保法制案は、米国側からの要望ないしは命令ではないかと
思っていて、明確にそうだと言い切れる材料もなく、「ひょっとしたら」という
隔靴掻痒文体で書いたのですが、案外あっさりソースは
あったようです。
「スターズ・アンド・ストライプス」紙に、あっけらかんと関連記事がありました。5月13日日付で、米国の国防予算削減が、日本の集団的自衛権を前提に書かれてあるような。英語がさほど達意といわけでもないので、今ひとつ断言しかねるのですが。
Published: May 13, 2015
「アーミテージ報告Ⅲ:その概略と分析」の中の一節も、集団的自衛権がアメリカ側からの要請であることを、うかがわせますね。
この中の、Prohibition of collective self-defense is an impediment to the allianceという表現。
(集団的自衛権の禁止は(日米)同盟にとっての、障害である)
あらゆる同盟関係にはgive and takeがつきものであり、それが集団的自衛権ですが、日本側のgiveがどの程度になるか、今回はそれがポイントなのだと思います。
もし米国のプッシュなら、自民党政権ならずとも引き受けざるを得ない状況ですが、どこで線引き、踏みとどまるかなのでしょう。いずれにしても、米国の核の傘におんぶに抱っこでいられた時代は終わりつつあるようです。