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Channel: 井沢満ブログ
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慰霊祭

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慰霊祭でどんな話をしたか、教えて欲しいといくつか頂いているのでかいつまんで・・・・。

私、お話は不得手で原稿を用意したほうがよいのですが私の話の前に、稲田朋美議員がいらっしゃり、前もって用意すると中身が重なった場合まずいのでその場の出たとこ勝負。なので、余計不細工な話しぶりで恥ずかしいことでした。

九段下の駅から靖國神社さんへの道は、びっしりと人の波で驚きました。
ほとんどが参拝の方々で、覚悟していたような過激なグループには私は遭遇していません。後で聞いたところによると、太極旗を掲げようとした人物はいたようですね。

まずお参りを思ったのですが、手水舎も本殿の前も列が延々と連なっていて、受付の時間に間に合わないので心を残しながら諦めました。

皆さんからのアドバイスで、蜻蛉の柄の着物で参りました。
控え所で、櫻井よしこさんから「素敵ですね」と声をかけて頂いたので、「勝ち虫」のことを説明しました。

稲田朋美さんのお話は、安倍談話のこととそれから歴史検証のセクションを自民党内に置くこと、それを歴史修正主義と言われているが、という内容でした。

呉善花さんは、韓国と日本との関係について元韓国人のお立場から。

立席を入れると千六百名の、ご参加だと主催者の方のお話でした。

私の拙い話の内容は、謙遜ではなく本当に拙いのでお伝えするほどの中身はないのですが、靖國神社の慰霊祭の場に立つことは「お前はちゃんと、日本人をやっているか」と問われているようで、私にとっては大変緊張する、怖い場であると、感じたままお話を始め、それは実感でした。

次に自分の保守歴の短さを語り、日韓併合に始まり、種々物事を学び始めたのは、「あの悪夢のようだった政権交代がきっかけでした」と言って、シマッタ、と思ったのは松原仁議員がいらっしゃり、ということは民主党の議員さんは他にもいらっしゃったかな、と口を押さえたのですが、遅かりきでした。
何となく、そういう場には自民党関係の方々しかいらしてないような気がしていたのですが、そうでもなかったようです。
自民党関連は他に佐藤正久議員がいらしていたようです。

安倍談話については、稲田さんとは違う一国民の立場から、少し触れさせて頂きました。よく練られた文章で、実際に声に出して発してはいない部分を国民は汲みとるべきで、その首相としてのお立場から声として発せられない部分を国民が語りついで行かねば、と話そうと思っていたのですが、そこは失念してしまいました。

村山談話への憤りを率直に述べさせて頂きました。

それから稲田議員にぶつけられているという歴史修正主義者という言葉に対しての疑義。つまり歴史修正という言葉の奇妙さについてで、事実は1つきりでその解釈が異なるだけであり、間違った解釈をした点について修正するのが何が悪い、というごときことも話しました。

式の前に君が代を二回斉唱、それから天皇陛下の玉音放送を拝聴して、それはリアルに八月十五日の靖國國神社の日盛り、蝉しぐれの中でしたから、ふと70年前のその場にタイムワープしたような感覚を抱き、何かつらいような悲しいような思いが押し寄せました。それと共に自分のようなやわな人間が、ここに立っていていいのか、という畏れを感じました。

それでもお招き頂いたのもご縁なのだろうと気を取り直して、お話させていただいたのですが、やはり拙くて申し訳のないことでした。筋金入りの方々ばかりで、気後れした席でした。自分の未熟さを思い知る場ではありました。

領空侵犯に対して空を飛んでいる自衛官の方のお話にからめ九条へ思うところを語る気でいたのですが、これはすっかり失念してしまいました。不得手で未熟なお話を早く切り上げ、壇を下りたいという気持ちもあったようですが、きちんと話しておくべき点ではありました。私のようにテレビで短い時間での細切れのコメント出しに慣れてはいても、まとまった時間話すのは不慣れで、やはりある程度のメモ原稿は用意しておくべきでした。でないと、せっかく足をお運びの皆様に対しても失礼です。

壇に立っていると本殿の方角から涼しい風が波のように押し寄せてきて、英霊の方々が歓迎してくださっているようなそんな気がしました。

終わってから幾人の方々から声をかけて頂いたのですが、中には拙いこのブログを読んでくださっている方もいらっしゃいました。

私のような未熟なお話しか出来ない者ではなく、相応しい方が他にいらっしゃるであろうに、自分が貴重な席を塞いでしまったのではないかという思いは尾を引いていますが、たぶん何かがその場に呼んでくださったのだろうとは思います。

これほど、なまなましく終戦の日、そしてそこに生きていた人々への思いを強く感じたことはなく、いまだ胸がいくらかざわついています。

あまり詳細な画像は決まりもあり控えるとして、携帯の小さな画像ですが、ある程度雰囲気だけは伝わるでしょうか。

 


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