頭脳俊敏とは言えぬ私が、人様の頭脳の程度をあげつらうのはおこがましいことは承知で、しかし高級官僚と言われる人々の頭の悪さに辟易としています。
例のユネスコ問題でも、書いたことですがユネスコ大使と外相の、反応の鈍さ。
国民のほうが敏感で騒ぎ立てたのでしたが、それでも肝心のお二人はキョトンとしていました。
何が問題かすら、解ってないのです。
数日経ってやっと「韓国に裏切られた」という感想が出る始末です。
と改めてこれを書くのは、私自身は何度も外務省に電話しては担当セクションにつながらず、そのうち根負けしてしまったのですが、かけた人々から話を聞くと、また頭に血がのぼる応答がなされるようで、私はかけたら脳内の血管が切れそうなので、抑えています。
もう少し私に理性が勝っていればよいのですが、あいにく感情家です。
周辺の人から漏れ聞く外務省は国際文化協力室のレスポンスを箇条書きに、それに対する反駁は容易なので、やればよいようなものですが、しかし提言しても「ご意見としてうかがっておきます」と定番を機械的に言われるのは目に見えていて、そこで冷静を保てるか、というと自信がないのです。
私は自分の自宅の電話から通知でかけ、名も名乗るので、啖呵切りにくい。かといって、変名もちょっと。
しかし、外務省の応答を聞くにつけ、なんと頭の悪い人たちなのだろうと、思わざるを得ないのです。無論、脳の出来は極めて優秀でしょう。超がつく一流大学のそれも、上澄みの人たちが入るのでしょうから。
しかし、言っていることしていることを知るにつけ、なんとまあ頭の悪い・・・と慨嘆することしきり。
「forced to workが強制労働ではないことは、折に触れ発信している」と外務省では答えるそうなのですが、どんな折りなのか、ちっとも聞こえてきません。forced to workという文言が「強制労働=forced labor」として世界にすごい勢いで発信された、その見出しは「折に触れ訂正」程度で、リセット出来るわけもありません。
「brought against their will and forced to work」。意に反し連れて行かれた労働は、強制労働でしかないではありませんか。おまけに彼らはvictim(犠牲者)という言葉まで使っていませんでした?
国際法上の強制労働「forced labor」を使わなかったらよかったとは、なんという頭の悪さでしょうか。世界中、その国際法上の言語「forced labor」に変換されすごい勢いで発信されてしまっています。
こんなの素人でも予測できることですよ? いや予測できるから多くの国民が憤って、外務省に電話が殺到したのです。一般人より、外交センスが無い外務省官僚と外相って何でしょうか。
その前に、ユネスコ大使佐藤地(さとうくに)氏が国民の前になぜ、肉声で経過説明をなさらないのか。これだけ国を損ねておいて、何の痛みもおありではないのでしょうか。という以前にそもそも、損ねたという意識すらお持ちでないのかもしれません。
「理屈として」間違ったことはしていない。だから私は悪くないというごとき思考形態なのでしょうか。
そして、あの当時意志に反して働かざるを得ない人たちがいた、ということは事実ですから、とも答えるそうですが、この場合問題点は2つ。
それなら、現実に「徴用」だったのだから、なぜConscription(徴兵)に準ずるwartime recruitment(戦時徴用)と端的にしておかなかったのか。国際法上は無問題だからいい、というのは頭が悪いとしか思えないのです。
もう1つ、問題点は仮に一般論として戦時徴用が「意に反して」行われたこともあったとして、軍艦島こと端島がそれに該当しますか? 朝鮮人専用の遊郭が2棟もあったのですよ? 以前も書きましたが私の母方祖母が髪結として、端島に出入りしていましたが、朝鮮人炭鉱夫の虐待など聞いたこともありません。
なかったことを、あったこととして端島なりどこかにbrought against their will and forced to work、意志に反して連れて来られ労働させられた人々と、わざわざ告知するために、ユネスコ登録を韓国に利用されたのです。
インフォメーションセンターを作ると約束してしまっているのです。わざわざ日本の強制労働をアピールするために。
これを、バカと言わずしてなんと言います?
しかも、ユネスコへの分担金はアメリカが抜けてしまったので、日本が第一位の巨額拠出国なのです。そこを言うと、外務省の反応は「世界の文化に日本が貢献しているという、何よりの広報になります」
しかし、日本が最大の拠出国だと知っていましたか? 佐藤地大使や岸田外相の失態が起きる以前に。日本人が知らぬことをなんで、海外の人々が知りましょう。知らぬことは、アピールにはならないでしょう。黙々と世界一のお金を出さされ、その上で拠出金の少ない韓国に足元をすくわれているのです。
村山談話を語ると頭に血がのぼるので、今夜は止めておきますが、あの談話の下書きをしたのは当時外務省の谷野作太郎氏です。この方は創氏改名で日本が朝鮮の人々の名を奪ったと、大まじめに述べていらっしゃるのです。
萎えました。こんな基本的事実さえ心得ない人が草稿を書き、ほぼ訂正無しに村山富市氏が読み上げて談話発表。谷野作太郎氏は、小泉元総理の靖国参拝を止めた人だといえば、どういう立ち位置の人か分かるでしょう。
日本は朝鮮の人々のお名前を奪ってなどいません。朝鮮名で靖國神社には英霊としてお祀りされている方々が大勢いらっしゃいます。
徴兵も強制ではなく志願制でした。
そして、朝鮮の若者たちは熱狂的に応募していました。
命が直接かかる兵隊募集にさえ、倍率50倍ですよ? 高給が約束され、遊郭まで用意された端島に「その意志に反して無理強いに連れて来られた」朝鮮の男たちがいた? 無理がありませんか?
日本兵になりたいと、当時は血書(意志の強さを示すために自分の血でも字を書く)を出す青年たちも多かったのです。朴槿恵大統領の父上、朴正煕元韓国大統領もそうでした。
貧困家庭の子息であった朴正煕元大統領は教育の機会もなく、日本のお陰で浮かび上がり、大統領にまで上り詰めるわけですから、日本の存在なくして朴槿恵大統領の現在もありません。
朴正煕元大統領は高木正男という日本名を名乗っていましたが、全て日本名であったかというとそんなことはなく、日本軍には、朝鮮名のまま陸軍中将に上り詰め、日本兵を率い指揮していた洪思翊をはじめ、軍人として最高栄誉である金鵄勲章を授与された金錫源・陸軍大佐もいます。
優秀な朝鮮兵については報奨金も出ていて、そのリストは朝鮮名のままです。
外務省高級官僚であられた谷野作太郎氏、日本は創氏改名で朝鮮人の人々に日本名を強制したとおっしゃっていますが、これをどうご覧になられるでしょうか?
こんな事実の、基礎の基礎すら知らない人が、総理の談話を書き総理はそれを得々として読み上げ、現在に至るまであれは正しい談話であったと、あちこちで言ってまわり、韓国に出かけてまで日本下げ談話。こわい茶番ではありませんか。
日本政府が言わぬこと 当時の朝鮮兵について