運動不足なのもあり、移動はタクシーを使わず電車が多いです。本を読めるし、人間観察もできるので。
だから空き席があっても立っていることが多いのです。興味のある人物を見つけたら、さりげなく傍に行けるように。会話に聞き耳立てられるように。
今日私が前に立ったのは、4歳位の女の子を真ん中に挟んだお父さんとお母さんです。お母さんは、スマホをいじっていて、お父さんが女の子の広げた絵本を、指でなぞりながら、でも無言で時々「ふふっ」と、女の子と顔を見合わせています。
この光景を女の子は長じて忘れ、縁もゆかりもない私がきっといつまでも憶えているのでしょう。女の子に「きみ、お父さんとお母さんに愛されてたのよ」と嫁に行く時にでも、伝えてあげたい気がしました。
親に愛された子は、きっと毎日潜在意識に「愛」をいっぱい刷り込まれていて、みずからも温かい家庭をつくり上げるのでしょう。その逆もあるのが人生。
咢堂塾にはこんな格好で出かけました。顔は外して首から下、とお願いするの忘れてしまい、むさくてすみません。
本日は、靖國神社のときありかが分からなかった勝虫の帯。これ黒と金地のリバーシブルになっています。
根付けは今日は無し。
白足袋に、白い皮草履です。
羽織は黒の紗かな?
襦袢は海島綿の白です。身につけるつど、洗濯機で丸洗い、
脱水せずに、衣紋掛けにかけておきます。
靖國さんの時が、メモなし手ぶらの出たとこ勝負で、不出来だったのに懲りて、今回はメモを作ったのですが、印刷したら何と細かい字びっしりで40枚、メモの役には立たなかった、というお粗末でした。