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Channel: 井沢満ブログ
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テレビが人を裁く時 

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一度きり述べて、後は口をつぐんでおこうと思った大沢樹生くんのことですが、
あまりにも見当違いのバッシングがあるので、もう一度だけ記しておきます。
私が彼に関する報道を初めて見たのは、TBSのどの番組だったか、
比較的温和で、偏ってもいなかったので、あとは時がことを鎮めるのを
待つだけ・・・・と思っていたのですが、その後耳に入ってくる、
樹生批判の酷いこと。(光GENJI時代からのつかず離れずの付き合いで、
樹生とか、樹生ちゃんと呼び慣れているので、これで失礼します)

もう随分昔のことになりますが、私自身がワイドショーやスポーツ新聞の
ネタになったことがあり、またある芸能人の方のことで私も巻き込まれる形で、
大変だったことがあり、マスコミの時として異常な偏り方は骨身に
沁みているのですが、今回また番組とキャスターによっては、
随分心ないことをいう人もいるもんだなあ、と改めて感じたしだいです。

といって、私もいっときは朝のワイドショーのコメンテーターなど
務めていたことがあり、だから一方的に被害者ぶるわけでもありません。
幸い、ワイドショーから時事番組に移り芸能ネタからは卒業できたので、
それほど罪作りなことに加担はしていないとは思うのですが・・・。

しかし、テレビの司会やコメンテーターの人たちは想像力に欠けているのではないか、と思うのです。子供が幼年期の離婚は、概ね子供は母親のほうに行きます。
今回のケースでもそうでした。でも、ほどなくして樹生ちゃんのほうで
引き取ったのです。父子家庭のほうが通常は子育てが大変なのは承知で。

なぜなのか、その理由は解らずとも、何か表立っては言えない訳ありだな、となぜ思わないのでしょう。

早い話が、もし樹生ちゃんが働きつつ男手一つで育て上げてさえいなければ、
お母さんのほうで大きくなっていれば、樹生ちゃんの傷もさして深くはなかったと思うのです。というより、彼が不審に思うこともさしてなかったでしょう。

言葉を変えれば「親心で引き取ったばかりに」悪く言われる結果を招いてしまった、実に割に合わない成り行きです。人は気軽に批判しますがそこまで、
深く観察もせず考えもしません。

「ある事情」については、私は聴いています。まだ彼が実子と信じて
子育てに奮戦している独身の頃だから、自己弁護のために
彼が私にそれを言ったわけではありません。私に自己弁護する
理由もありません。実は、とさらっと普通に言い、
私も(表面上は)さらっと聞き流したことですが、裁判沙汰になった時、
その時の彼の言葉を思い出したのでした。

「事情」に関しては彼は何も言わず、私も彼が叩かれるのをもどかしく
見ながら、彼が口をつぐんでいることを、私が言うわけにも行かず、
我慢していたのでした。(当人の我慢に比べれば、私の我慢など
大したことはありませんが)

テレビの人たちは、血縁だけが親子の絆ではないとか、子供を第一義に考えて欲しいとか、言いたい放題ですが、いざ自分がその立場になった時言えるか、ということです。大変立派な人達で、言えるのかもしれません。でも、人に押し付けることではありませんね。
こまごまとした内情は当事者にしか解らぬのです。

なぜ犠牲者を一種の加害者に仕立てあげるのか。

男が仕事しながら、子をひとり育てあげる難儀をなぜ思いやらぬのでしょう。
しかも、問題を抱えた子で一筋縄ではいかない16年間の子育てでした。
なぜ母親が面倒を見なかったのか、そこを考えないのでしょう。
子供は、心にひずみを抱えていました。
なぜなのか、なぜその理由を考えようとしないのか。
それも、少しずつ外に漏れ始めていると、頂戴したコメント欄で
知ったのですが・・・・。漏れたとしても、樹生ちゃんがおそらくはお相手への慮りで口をつぐんでいることを、私も言えません。

コメ欄に頂いた記事についたコメントを読むともなしに斜め読みしてしまい、中には樹生が再婚したので、邪魔になったから子を捨てたふうなことを書いたコメントがあり、酷い嘘を嘘と意識もせず書く人がいるのだなあ、と
索然としたのでした。

再婚してからも彼は育て続けています。だが、問題を抱えた子であり、
彼の2度目の奥さんが流産したこともあり、自分の遺伝子に何か
問題があるのだろうか、と樹生ちゃんが悩み始めたのがそもそもの
発端です。

ごく内輪にことを進めていたら週刊誌の知るところとなり、やがてテレビに
飛び火。自分たちが騒ぐだけ騒いでおいて、「子供が可哀想」とは
偽善も甚だしく、無責任でしょう。

母親側に何の遺恨も私はむろんありません。あの方にはあの方の言い分と心情があるのでしょう。

でも、私が知るかぎりの事実のみつなぎ合わせれば、樹生ちゃんが
不当にバッシングされ過ぎです。

相続の問題もあるし、裁判は避けられなかったことだと思います。
彼は、男として現在の妻と実の子を守らねばなりません。

 


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