スポーツ紙みたいなタイトルだが、これしか思いつかない。
SMAPはほぼ創設の頃から知っている。実際に接したのは
稲垣吾郎くんと・・・・・名前が出てこない。
吾郎くんに平成元年度の朝ドラに出演してもらったのは、
彼がまだ中学生の時だったような気がする。
最近出来たグループの子、と紹介された記憶。
打ち上げの会場で、顔を手で覆って泣いていた姿を思い出す。
私にタメ口で話す子だった。非難ではなく、そういうキャラクターで、
むしろ心地よかった。
カラオケが下手だったので、ある女優さんに何気なくそれを
話したら「歌、下手なんですって」と事務所の副社長メリー喜多川さんに
言いつけ、私は焦ったがメリーさんはニヤリとしたきりだった。
吾郎くんの名誉のために言っておくべきだろうが、カラオケが上手いとは
言えなかったのは中学生の時である。それ以降は知らない。
年上の男と通い同棲しているとかで、そういうキャラクターに育ったかと、
少し驚いた。そういえば・・・・・ロケ先の宿で、一人で寝るのがこわい、と
現地の観光協会のお兄さんに、泊まってもらっていた。
年上の同性に居心地よさを感じるのかもしれない。
解散のニュースにからんで、近藤真彦くんがいかにメリーさんに
可愛がられているかが伝えられたが、それは事実である。
メリーさんと初めて食事をした席で、それは六本木の
「まっくろう」というお店であったが、マッチの指がいかに
きれいかに始まって、延々と近藤真彦くん賛美で
こんなにマネージャーは(メリーさんはご自分をそうおっしゃる)
タレントを愛するものかと、いささか驚いたのだった。
V6の坂本くんは東山くんのお使いで家に来たことがあるし、
そんなこんなで接触のあった無名の「子」の一人に
岡田准一くんがいるが、皆名前も出てもう立派な大人に
なっているのに、彼らを見るとまだ幼い面影を残して
いた頃の記憶が重なり、今でも私にとっては「子」なのである。
山口達也くんと国分太一くんはしじゅうテレビで見るが、
彼らも「子」の頃、一緒に温泉につかったり、布団を並べて
寝たりした「子」なので、なんとなく面映ゆい。芸能人としての
距離感が私にないのでタレントというより、身内がテレビで何かしている感覚。
三田佳子さんが、演じている時は何でもないのに
バラエティなど素に近い形で出ていらっしゃると、照れ臭いのである。
個人的に一番仲良くさせてもらったのは大沢樹生くんだが
彼ももうお父さんなんで、歳月の速さをジャニーズ事務所に
いた子たちの成長で思い知らされる、という人も
余りいないかもしれない。彼らが白髪になっても私にとっては
「子」なのだろうか。
そこまで生きる気かい、と誰かに言われそうな。