国連の反日性については、折々に述べています。
こんな日本毀損言動の多い組織に、莫大なお金を
渡すこともないのに、ということを含めて。
それでも、国連に関心など向けない日本人も、
皇室典範を改正して、女性天皇を認めよ、と
言ってきたことに関しては、相当怒っている人たちも
いるようです。
<参院予算委>「皇位継承男系男子」への国連批判に首相反発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160314-00000020-mai-pol
国連女子差別撤廃委員会が「男系継承を「女性差別」と批判し、最終見解案に皇室典範改正を勧告 日本の抗議で削除したが…」
http://www.sankei.com/politics/news/160309/plt1603090006-n1.html
産経新聞は、もっと詳しく報じています。
(抜粋)
日本側は4日にジュネーブ代表部公使が女子差別撤廃委副委員長と会い、皇位継承制度の歴史的背景などを説明して「女子差別を目的とするものではない」と反論し削除を求めた。副委員長は内容に関する変更はできないが、日本側の申し入れを担当する委員と共有するなどと応じたという。7日の最終見解で皇室典範に関する記述が削除されたことについて、委員会側から日本政府への事前連絡はなかった。
ーーー抜粋はここまでですーーー
海外の人たちですら「余計な口出し」と表現、そんな暇があれば
シリアやスーダンをなんとかしろ、と健全な意見です。
中には過去、女性天皇もいた、と詳しい人もいるのですが、
女性天皇の存在は事実ですが、つなぎのような形での
存在であり、男系はそこで途切れてはいません。
簡略に言うと、男系で延々と連なってきた系譜が外国でも
畏怖の念を抱かれるのであり、女系となるとその稀有な
血脈が途絶えます。
途絶えて何が悪いかという意見の人もいるでしょうが、
皇室というものは神武天皇という神話的側面を抜きには
存在できず、そこを否定すると欧州の王族になってしまい、
本質を見失います。
敗戦以降「天皇制」という言葉が使われていますが、成り立ちを
見れば「制度」ではありません。古神道が、古代日本人のインスピレーションの
集合体として成立すると相前後して、「自然発生」したと、これは
私の素人としての考え、というよりは感性です。
男系を否定するのは、たとえば相撲の土俵に女を入れよ、ということに
似ています。皇室も相撲もその本質は神事ですから。
斎戒沐浴で厳寒に水垢離を取る皇室内の神事は、生理と出産を
伴う女性には不可能です。
いささか本質論からは逸れますが、宝塚の舞台に男を立たせないのは、
性差別ですか、歌舞伎に女性を入れないのは男女平等の
精神にもとりますか、というごときことでもあります。
伝統と本質相まっての、一つの形であり、差別とは何ら
関係ありません。
天皇は男でも、その上に輝く天照大神は女性神ですよ、と。
本来は神は無性の世界なのですが、女性神として捉えても
間違いではありません。
本当は政府に、そこまで国連の浅慮の人たちには、説明して欲しいのです。
ところで、産経の記事中に「日本側は4日にジュネーブ代表部公使が女子差別撤廃委副委員長と会い、」とあり、副委員長とはどなたか調べてみたのですが、分かりません。
国連女子差別撤廃委員会の議長は日本人の林陽子氏です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E9%99%BD%E5%AD%90
この事実が奇妙なほどに報道されません。
皇室典範に口出しの源流がこの方かどうかは存じません。
しかし、その言動をいささか調べるに、言いそうなお方ではあります。
この方が関与なさらなくても、しかしその場に議長としていらしたら
「日本人として」それは違いますよ、と普通言わないでしょうか。
・・・・・いや、まぁ言わない人々はいるのではありますが。
林陽子氏が今回の一件に噛んでいるかどうかは別として、
慰安婦問題にしろ、南京大虐殺にしろ捏造情報の発端は、
「日本人」であったことに、重い吐息が漏れるのです。
本当に彼らが、本質的な意味で日本人であったかどうか・・・
それすら定かならず、追求すれば差別やヘイトスピーチになりかねぬ
ところに、戦後日本の病理があります。
この件は単純に、林陽子氏への疑義にとどまらず更に、
もっと深い構図へと連なっている可能性があるのですが、
そこまで真実を書いたら、殺されますよ、と
私は割によく、ご心配をいただきます。
まだもうちょっと作品を書く使命はあるようなので、この辺で
言葉を飲み込みます。そしてまた思うのです、言論不自由国日本、と。
自由なんですよ、でもある特定分野に関してはまるで北朝鮮。