「ワンちゃん、随分若いけど秘訣教えて」
とおっしゃったのは、長塚京三さんです。
一瞬混乱して、長塚さんも犬を飼ってらして、私が以前
飼っていたのをご存知で(室井滋さんが週刊文春のエッセーに書いて
くださったりしたので)、尋ねていらっしゃるのか・・・・いやしかし、
犬の若さを保つ秘訣とは、これいかに?
しかし、長塚さんはワンちゃんと仰っているわけではなく
「まんちゃん」と私の愛称を呼んでくださったのでした。
長塚さんが「先生」とおっしゃるので「先生はやめてくださいよ-」と
申し上げたら「じゃあ、なんて呼べばいいの」と。
そばで向井理くんが笑っていたのですが。
で、「まんちゃんの若さを保つ方法」もいろいろあるのですが、
とっさに「しじみ汁」のことをお教えしたら、「まずそう・・・・・」と
いわれたので、しじみの効用を説いていたら、かたわらから
「サポニンですよね」と援護してくれたのが村川絵梨ちゃんでした。
しじみ鍋といおうか、発案者のメークさんの名前をとって「きんちゃん鍋」といった
ほうが良いのかもしれませんが。村川絵梨ちゃんは作ってみると言ってましたが。
きんちゃん鍋を食べると、皆肌がぴかぴか光るので、これは
追求してみようと、私が考案したのは玄米しじみ鍋です。
玄米がいいのは、承知でもあのまずさと食感がどうにもダメで、
しかし最近の食べやすい玄米って、遺伝子組み換えとか妙なこと
してないだろうな、と最近の食事情は信用してないのです。
アメリカ産の小麦粉など、酷いことになっていそうで。まあ、
強烈な農薬と遺伝子組換えですが。それと総じて、中国、韓国産の
海産物、食品。全く信用していません。相当調べたことがあるのです。
原因不明や難病の病気が、多くは食品と心因性に由来しているのでは
ないかと、私は思っています。
だから無農薬の本物の玄米を使うことにしました。
小皿に、水に浸したコットンパフを敷き、そこに取り寄せた
玄米を数粒置いておいたら、数日後青い芽が吹き、
すくすく伸びて、けなげです。それは感動しました。
生きてるぞ、この玄米。命を頂戴してるんだな、と。
かといって、玄米食は何度もそのまずさに挫折しているので、
玄米スープを作って飲んでいた時期があります。
玄米を乾煎りして、ポップコーン状態に近くします。
ポプコーンはオーバーですが、はじけさせる
わけです。それに水を加え、細火でことこと煮出して上澄みのスープを
取って、出来上がり。
それに、私はシジミを加えます。これは、別に茹でて身が蓋から
離れたら、貝殻を取り除き(そのままでもいい)、そのスープと
玄米スープのドッキング。
以上が基本(ベース)で、味付けその他は味噌に、豆乳とか
昆布茶とか、コンソメ味とか、飽きないように。
私は更に、しいたけ茶の粉末も加えます。
近々これに、れんこんの粉末も加える予定。
れんこんは味の邪魔にならないし、花粉症他数々の
効用がいわれています。
あと、必ず生姜をすり入れます。体が温まるし、殺菌作用もありますね。
玄米としじみのスープをベースで作ったら、後のアレンジは好き好きですね。
野菜嫌いの人は乾燥野菜を煮だして、その「上澄みスープ」を加えるのも
よさそうです。野菜嫌いのお子さんもこれなら飲むでしょう。
乾燥野菜なんか、調理の後の残り野菜をざるにでも入れ、
蓋をしてベランダに放置、日光にさらせば自宅でも出来るのではないですか。
人参なんか、皮をむかぬまま乾燥させてもよさそうです。
どのみち、使うのは煮だした後のスープですので。
味が濃いのは、玄米しじみスープに合うかどうか分かりませんが。
「ワンちゃんの若さを保つ法」、今度長塚さんにお会いしたらもっと
教えて差し上げようと思うのですが、しかし長塚さんも
お若いですよねえ、色気があるし。
こっちが訊きたい。