元々は、スパイをみつけてそれを通報したら巨額の報奨金を
もらえる制度だと、うっすら理解していたのですが・・・・・
韓国における「申告」あるいは「カパラッチ(caparazzi)」と呼ばれる密告制度は、果てはタバコの投げ捨てを撮影してスマホの専用アプリで「申告」、報奨金がもらえるまで、細部に及んでいるようです。
こういう報奨金を伴う密告制度が政府に採用されると、隣人を売るごとき嫌なことが行われそうで、これは北朝鮮の金正恩批判が即密告され処罰されるのと似た体質。
思えば韓国もついこの間までは軍事政権なのだし、北と南と人種は同じ、メンタリティが画然と違うわけでもないでしょう。
韓国在住の邦人によると、ブログはおろかメールまで監視されているのではないかという疑心暗鬼があるそうで、夜中になると急にネットがつながりにくくなったり、ぷつんと切れたりするのはそのせいではないか・・・・と韓国人も言っていると聞きました。
そこで容易に想像されるのが、現地邦人の人たちの言論がかなり不自由であろうことです。韓国の日本人学校について触れてある現地在住日本人のブログを読んでも、隔靴掻痒の印象や、韓国に心情を寄せる唐突な結論など見かけると、それが原因なのかと得心したようなしだいです。
では帰国してからだったら言えるかとなると、仕事でいつまた韓国に
戻らねばならないか解らなかったり、仮に単なる用事目的であっても
入国に際して空港でストップをかけられる事態を避けたくて、口をつぐむのではないか、とこれは私の想像です。