イギリスのEU脱退は、あちらの必死のマスコミ操作にもかかわらず、
国民の意志として現れましたね。
何しろ、算数が天才的に不得手、だから経済は完璧音痴なので
何が何やら状態ではあるのですが、これで潮目が大きく変わるなあ、
という直感的予感は抱いています。
ひどく乱暴なことを口走るけど、第三次大戦のトリガーにさえ
なりかねないような?
それは極論かもしれないが、日本が敗戦国としての宿命から
逃れ得る契機になるような気がするのです。安倍さんの
戦後レジウムからの脱出がこれで成るかな、と。
戦争になったところで、近代戦はプロ同士の遠隔操作戦争なので
日本が戦場に直接なることはないでしょう。
以下妄想。
中国とインドが一戦交えるなら、中国にはドイツがつき、日英米はインドでしょう。EUが不安定化すれば、中露同盟に有利。そこにドイツついて
インド侵攻。侵略が得意な中国にとって、インドは欲しい国。
と、しょせん妄想レベルでしか捉え得る能力がないのです、経済が絡むことには。
英国のEU脱退は、移民排斥のトランプ氏有利に働くでのはないかなあ、と
思ったことからの妄想でしかありません。トランプ氏なら本気で
沖縄から海兵隊の引き上げを言い続けかねないし、となれば
日本は自主防衛せざるを得なくなります。
安全牌にせよヒラリー氏が大統領になったら、日本の敗戦大国としての生煮え状態がまた続くだけだよね、という思いがあるので、いかにひどく火傷を負わされても抜本的にリセット出来るのは、トランプ氏が大統領になった時ではないかな、と思ったりもするのです。
話は変わりますが、昨夜出版関連の人たちと会食で、信用のおけそうな
印象だったので、ブログにはとても書けないあれこれを、突っ込んで
語ったのですが頭のいい人達で、察しも早く伝達が楽でした。
その後・・・・これからはパーソナルな記述になるのですが、
会食で生じた熱気のまま帰宅するのも物足りなかったので、
一人で浮かれ街辺りへ飲みに出たのですが・・・・
不慣れなおろしたて皮草履と、じゃっかん仕立ての尺が長すぎた着物のせいか、いや、それより酔いから来る千鳥足のせいで、あるいは
全部の理由で、エスカレータの上で、あっと思った時には
尻もちをつき、そのまま体が斜めにかしいで上に
上がって行き、ヘタしたら着物の裾が上り口で巻き込まれないか、と
とっさにいろんなことが脳裏をよぎっている時「ボタン押して、押してっ!」と
若い女性の声が響き、そして誰が押してくれたのか、エスカレータは
止まりました。
そして、男の子が2、3人駆け寄ってきて助け起こしてくれました。
女の子は散らばった荷物を持って上まで来てくれ、ほとほと
ありがたかったのですが・・・・
ただ、これは親切な人が周りにいればどの国でも起こったことだと
思うんですね。感謝しつつも、そう思うのです。
一つ、これは日本だけだよなあ、と思ったことがあるのです。
若者たちに支えてもらいながら、上に上がった私のもとへ
駆けつけてきた駅員さんが、私を気遣ってくださると同時に
「すみません」「すみません」と平身低頭、2度も謝るのです。
私は驚いて、
「私の不注意ですから」
と言ったのですが、しかし「すみません」とは不思議な言葉です。
駅員である私が真っ先に駆けつけるべきなのに、という思いか、
安全でなければならないエスカレーターがこんなふうで
すみません、という意味なのか。
論理的には全く謝罪の必要がない場で、自分の責任だと身に引き寄せて
謝る日本人の優しさは、国際的場では我が身を傷つける刃に
なってしまいます。自分が悪くても「お前が悪い」というのが海外の
流儀です。
しかし私は、ほとほと日本人が好きです。
こういう心ばえを持つ日本人が。
やっぱり、日本で死のう。日本と命運を共にしょう、と強く思った夜なのでした。
肘を打ち付けて、擦り傷をつけてしまったくらいで、酒場では転倒を
肴に飲んでいたぐらいなのだから、大したことはないのです。
足元が気が付かぬうち、怪しくなっているのかもしれません。
「この年になったら、エスカレーターは手すりを持たないとね」
と年若い友人に言ったら、
「年齢関係なく手すりは持たねばなりません」
と叱られてしまいました。
明後日は甥っ子夫婦と食事なので、また飲み過ぎて浮かれ街へ
ふらふらと出掛け、エスカレーターでコケぬよう
気を引き締めねば。
私、コケた時はマスクをしていたので、顔バレはしてないと
思うのですが・・・・以前のようにテレビに顔をさらしているわけではないのですが、用心してマスクしといてよかったです。恥ずかしさ半減。
しかし、若者たちも駅員さんも、皆素敵だったなあ・・・・
何か妙に日本で死ぬことを、腹から納得した夜なのです。
この国で死んでいい、いやここで死ねるのは、嬉しい、と。
だから、この国大事にしたい。
排斥主義ではなく、外国人が増えることで壊される日本の良さを
惜しむのです。