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Channel: 井沢満ブログ
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天皇陛下の「反省」と「憲法護持」ご発言・・・・・・

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慰霊の式典における天皇陛下のお言葉「反省」について不遜にも
思うところを記したら、覚悟していたお叱りのコメントは来ず、
賛同ばかりで、いささか救われる思いが致しました。

天皇陛下がお誕生日談話などで、お話になる平和憲法護持にも
実は首を傾げています。お考えは無論ご自由でいらっしゃるのですが
憲法に関しては、国民の考えは改憲・護憲と真っ二つに分かれていますから、
天皇陛下が一方に与したご意見を述べられると、国民の間と
それから畏れながら天皇陛下と改憲派の国民と、それから
改憲を党是とする自民党、安倍政権とを分断させてしまいます。

これは国民として悲しいことです。
昭和大帝が、ご自身の個人的お考えを極力述べられず、茫洋とした
微笑の陰に、ご本心を隠していらっしゃったご様子が思い出されます。

わたくしは少年の頃、別府市の流川通りで昭和天皇の行幸啓(皇后陛下もご一緒だったような)にたまたま行き遭ったことがございます。
早熟で生意気な子であったので、その頃は「天皇制」に疑問を持ち、
だから周辺の大人がバンザイと叫ぶのを斜めに見て、それなりの
ことを呟いたら、周りの大人から凄い目で睨みつけられました。
今更、お詫びします。もう世外のお方でしょうが、お許しくださいませ。

それ以降、大人になってからは外交的な意味で皇室の必要性は考えておりましたが、皇室が日本という国体に必要であることをようよう知るようになったのは、
国家というものを真剣に考え始めたここ近年なのです、恥を
お話すれば。

少しばかり霊的な感性が(ごくごく僅かに)開けて、例えば
正しい形である神社の正中線をまっすぐに貫く「神気」を感じたり
多少は四次元的体験をしてから、宮中に於ける祭祀が
形式だけではないことを、畏れと共に思い知ったようなしだいでございます。

わたくしは、現憲法はGHQの押し付け憲法であり、日本国のためを
思って成立したのではなく、弱体化のための憲法であるとずっと
こちらでも書いて参りました。

わたくしと考えを同じゅうする国民も多いと思うので、天皇陛下には
せめて沈黙のうちにいらしていただければ・・・・と平和憲法護持発言を
拝聴した時と、慰霊式典の際の「反省」という言葉に胸を貫かれた時、
そう思わざるを得ず、悲しいような寂しいような思いを致しました。

先の大戦で亡くなった英霊のご人数、

特攻 1万9千人。

戦死 2,120,000人

台湾・朝鮮の英霊が(当時は日本人です、念のため)4万7千名ほど
いらっしゃいます。

皇后陛下が「A級戦犯」とおっしゃった時と同じ痛みが胸を貫いたのが、天皇陛下の「反省」というお言葉でした。慰霊の場所で、「反省」を言われると私共まで、祖父や父、そして叔父・・・・と悪いことに加担して命を落としたようで、つろうございます。

・・・・・・・・・・

大日本帝国、当時の人口  71,380,000

民間人戦死者 500,000〜 1,000,000

軍人(当時は日本人であった朝鮮台湾を含む)2,120,000

軍人戦死者との合計 2,620,000 〜 3,120,000

・・・・・・・・以上はWikiの表から文字起こししました。

軍人、民間人で戦禍に命を落とされた方々が300万人前後いらっしゃるわけです。慰霊の式典で、「反省」というお言葉をこの方たちが、どのように聞かれたのかなと、切ない思いが致します。反省を一方的に強いられるような悪いことのために、わたくしどもの祖父や祖母、父や母、叔父伯母は命を落とされましたのでしょうか。

さて憲法でございますが、白洲次郎など憲法作成に関わった日本人が
GHQの押し付けであったことを書き記してはいましたが、このほど
アメリカ側が押し付けであったことを認めました。それも「日本弱体化のために」と。

日本憲法は米書いた 副大統領http://news.yahoo.co.jp/pickup/6211287

バイデン米副大統領は15日、東部ペンシルベニア州スクラントンで民主党大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)の応援演説をし、「私たちが(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」と語った。

               抜粋ここまで

 

日本弱体化のためにGHQが日本に押し付けた憲法・・・・が事実なら、日本のエンペラーがその護持をおっしゃるのも、これまた寂しい思いがするのでございます。

わたくしの読み違えではまずいので、お言葉を畏れながらそのまま転載させて頂きます。

天皇陛下お誕生日に際し(平成25年)宮内庁HP


「戦後,連合国軍の占領下にあった日本は,平和と民主主義を,守るべき大切なものとして,日本国憲法を作り,様々な改革を行って,今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し,かつ,改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し,深い感謝の気持ちを抱いています。また,当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」

               抜粋ここまで

 

「占領下にあった日本は,平和と民主主義を,守るべき大切なものとして,日本国憲法を作り」

というお言葉の主語「日本」は、事実と異なります・・・・と申し上げては不遜でしょうか。

「当時の知日派の米国人の協力」というのは、GHQや、皇后陛下が大切に思われていらっしゃる、GHQ元メンバー、ベアテ・ゴードン女史のことでしょうか?
他に思いつきません。

今夜も心乱れつつ、恐惶謹言


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