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本当は賢いドナルド・トランプ

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知人との食事の席に向かう電車の車中、吊り広告の週刊誌の見出しも
私には情報源の1つで、気になる記事があれば本体を読むように
しているのですが、ひときわ目を引くのが「文藝春秋」の大見出し、
「皇后は退位に反対した」です。

約束のレストランに腰を下ろした途端、先についていた知人が
「文藝春秋、羊頭狗肉だ」と、吐き捨てます。
ピンと来たので、「皇后陛下のあの記事?」と訊いたら、案の定でした。
「読んでも読んでも、該当する記事なんかないんだもの、これ
詐欺でしょうが」と、知人は憤っているのですが、実は私もすでに
読んでいて、狐につままれたような感想を持て余していたところでした。

何十年と雑誌、週刊誌は読んでいますがこれほど、看板に偽りのある
記事は初めてです。
気持ちに何か、もやもやするものを感じるのは、NHKが「リーク」とやらで
すっぱ抜いたとされた、あれと似た感触です。
NHKのはリークを装った計略の一環であった、わたくしは思っていますが、
直感的にあの時と同じ違和感を覚えたのでした。
「誰かが、ある目的で意図的に流した。流させたな」と。そしてご丁寧に
リークを装った「広報」を公の電波を使ってなした「功績」に対して
賞が与えられるとか。茶番です。

文藝春秋ともあろう格式を持つ雑誌が品のないことをする・・・・
と漏らしたわたくしに知人は、「だって“週刊文春”には、T・Nが
雅子妃ヨイショ記事を連載してたし。某勢力が文藝春秋社に
足場を持っているとしか思えませんよ。提灯持ち記事を
書かせてます。ご本人しか知らないはずの、細かい情報を
いったい誰が渡しているんだか」そして知人は、眉をひそめて
水を飲み、「アリバイ作りでしょ」と呟いたのでした。
(週刊誌も1つの思想に凝り固まっているわけではなく、記者にもいろいろいます。文春が全部偏っているというごとき意見ではありません。このところ、
有能な記事を連打しています)

文藝春秋のタイトルの羊頭狗肉ぶりをわたくしも、度を逸して奇妙なことに思ったのは事実です。
「皇后は退位に反対した」と、中身の無いタイトルのみ全国に踊って、
読んでない人たちは、そのタイトルのまま信じ込んでいるのでしょう。
普段の皇后陛下のお言葉や、行動の流れからタイトルに違和感を
抱きわざわざ読んでみるわたくしのような人間も、そうそういないでしょうから。

皇后陛下は男女同権主義者でいらっしゃるのだろうな、と皇后陛下の
ご交友範囲が、九条の会やいわゆる左翼の人々に加えて、フェミニズムの方が驚くべく多くまた男女同権主義者である元GHQメンバー、ベアテ・ゴードンとの
親交もあり、ひょっとして愛子さまを皇太子殿下の次の継承権2位になさりたいのではないかと、なんとなく察していたのです。
それとなく、天皇陛下のお言葉としておおやけに、週刊誌に書かれたこともあります。

摂政を拒否した生前退位となると、皇室典範をいじらねばならず、いじる過程にある勢力が国連や、皇后陛下となぜかお親しいらしい“新大統領”ヒラリー・クリントン女史の力を借りて、女性・女系天皇の条項をねじ込んで来るな、とこれはわたくしの確信的読みであり、密かな恐れでした。(わたくしは男系による万世一系でなければならぬという立場です)

国連にある、女子差別撤廃委員会(Committee on the Elimination of Discrimination against Women)が、選択的夫婦別姓制度の導入、婚外子と婚内子の相続分の同等化を主張、捏造慰安婦を実在として日本を糾弾する立場といえば、どういう立ち位置にある組織かお解りでしょう。
日本からはある左翼女性弁護士が参加されています。
北朝鮮に人道的支援などするのでめくらましされますが、基本はいまだ「敵国条項」がある反日組織です。

国連の方たちに加えて、女性宮家創設のメンバーであり皇后陛下の盟友でいらっしゃる緒方貞子氏などが、女性・女系天皇を強く主張なさると思います。

わたくしは国連を反日組織と規定していますが、言わずもがな緒方氏は、国連の要職を歴任したお方で、皇后陛下の学校の先輩でありカトリックのお仲間であり、国連人権委員会日本政府代表でした。また国連は小和田恒ご一家とのご縁が深いところです。国連大学には池田大作氏により、雅子妃殿下専用の執務室が設けられ、直通の専用エレベーターが設えられたと、最新号の「Wil」でただごとならぬ記事が署名入り(河添恵子氏)で掲載されましたが、宮内庁からの抗議と訂正要求は行ってないようです。

緒方貞子氏は小泉純一郎首相(当時)の私的諮問機関として、2004年(平成16年)12月27日に設置された皇室典範に関する有識者会議に、メンバーの一人として参加なさっていて、出来レースメンバーです。

皇位継承問題やそれに関連する制度(皇室典範)について、2005年(平成17年)1月より17回の会合を開き、同年11月24日には皇位継承について女性天皇・女系天皇の容認、長子優先を柱とした報告書が提出されました。

一度結論の出た皇室典範改正の方向が、このたびの「生前退位」で再び、蒸し返されないであろうか、というのがわたくしの懸念です。

悠仁親王のお誕生により、沙汰止みになった女性宮家と、女性・女系天皇論ですが、まだまだ水面下では諦めていないと、わたくしには見えるのです。

そもそも女性宮家自体が、女性・女系天皇擁立の前段階案でもあり得ます。
委員10人が、緒方貞子氏はじめ全員左翼やジェンダーの人々であったことに、わたくしは唖然としたのですが・・・・・。要するに知識人委員会と言っても【誰かが】ある意図でメンバーを一方に偏って選出すれば、結果は見えたも同じなのです。
女性宮家は速やかに、委員10人全員の賛同を得てあわや始動しかけたのが民主党野田政権の時です。

それが安倍政権の奪還で沙汰止みになったのです。安倍総理は男系の主張です。わたくしは、ここでもオーバーではなく、日本の神の摂理を感じたのです。悠仁親王殿下のお誕生を奇跡と思った心情と同じ範疇のことです。
皇祖神、奸計を許さず、と。

ただ、ご承知のようにテレビではあたかも既知の論であるごとく「女性が天皇でなぜ悪い」という雰囲気を醸し出そうとしています。
こういう流れに加えて、ヒラリー“大統領”が国連のCommittee on the Elimination of Discrimination against Womenと手をたずさえて、「日本の男女差別に抗議、撤廃!!」と来られたら、テレビも雑誌もその話題で沸騰し、「生前退位」を深く考えもせず80%90%の国民が賛成というようなプアな状況ですから、世論がそれ一色に染まるのも案外簡単なのかもしれません。
米国発の女性大統領の言葉とワンセットで、「世界の潮流」「諸外国の王室の例」など挙げられたら、ひとたまりでもないのではないですか?

皇室をまっとうに深く考えたことがなければ、「別に女性天皇いいんじゃない? 過去にいたこともあるし」程度の認識であろうと思われます。女性天皇と女系天皇は基本で異なります。いまだかつて女系天皇が日本史に存在したことはありません。

と、そんなわけでわたくしは、ヒラリー・クリントン氏ではなくいつしか、よもやのドナルド・トランプ氏を望むようになっていたのです。民主党の大統領では、日米の関係性は変わり映えもせず、安倍総理の「戦後レジウムからの脱却」もならず、しかしトランプ氏なら、激震に見舞われるだろうが日米関係に風穴を空けられるのではないか、と。

最初はわたくしとて、トランプ氏などイロモノ候補としてしか見ていなかったのですが、その後観察しているとある「演じ方」はしていますが、どうして相当頭はよろしい人なのではないかと、思うに至っています。
日米関係も無知をベースに吹きまくっていますが、いざ大統領に就任すれば、あのままではないでしょう。

ヒラリー・クリントン氏が、9・11の追悼式で倒れ、それをきっかけに密かに囁かれていた重病説がまた蒸し返されています。
可能性としてはパーキンソン病が最も有力なようですが。となると、大統領は無理です。隠して当選したとしても、核を預かる身で任期中に何かあれば大ごとでどのみち、地位を追われることになりかねません。

数字上は拮抗している二人なので、健康問題を機にトランプ側に当選の針は触れたような気がしているのです。

ヒラリー氏が倒れたのを受けて、以前からヒラリー氏の健康状態を
攻撃していたトランプ氏が、攻勢を強めるぞと報道されていましたが、
わたくしはそうは思いませんでした。実際に倒れて、ひょっとして
難病であるかもしれない女性を叩くほどのオバカではないだろうと、
思ったからです。結構引き際を心得た計算ずくであろうと。
案の定トランプ氏は、周りの支持者たちにまでSNSなどで
ヒラリー氏の病気を話題にすることを、禁じました。

皇室問題の悪化を防ぐ意味でも、わたくしはリスクを承知でトランプ勝利を
願うものですが、その矢先に安倍内閣が生前退位に関する特措法を、来年の国通常国会には出したいという報道に接し、暗澹としています。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160914-00000008-mai-pol
<生前退位>「皇室典範特例」政府検討 特別立法

安倍総理は皇室問題にも的確な判断力をお持ちの方と思っていたので、せめて在任中は引き延ばしをしてくださらないかと期待していたのですが、票を持つ国民の80~90%が、生前退位賛成という状態では、内部からの圧力もあってのことでしょうか。特別立法で目先をごまかしても、皇室の問題点は消えません。
それに今回限りと銘打っても、それが「前例」となって定着してしまいます。
何より、なぜ無問題である摂政を置かぬのかという問いに、的確に答えず「天皇陛下のご意向なので」では、皇室への疑念を長くひきずらせてしまいます。
なぜ、摂政ではいけないのか客観的に納得のできる説明が出来なければ、生前退位は止めて、摂政を置くべきです。場合によっては秋篠宮殿下の摂政でも構わないと思います。

それこそ「特措法」で、案外イージーに皇室典範がいじれ、いろいろなケースに対応、乗りきれることが、今回はからずも露呈してしまいました。秋篠宮殿下を摂政として立て、悠仁親王殿下を幼帝としてお立てする、などということもさほど突飛な案でもないでしょう。

「生前退位」が実はいかなるものなのか、政府はまず周知徹底すべきでしょう。それでも賛成という国民が大勢いるとは思えません。「摂政」を立てれば法律上も無問題の制度があることすら、国民は知らされていません。

それがなされないのは、皇太子殿下を摂政に立てられればそのお立場にはふさわしからぬ様が、皇太子妃ともども国民の目撃するところとなり、秋篠宮殿下への移譲論が起きるから、摂政制度は使いたくないのだ、と元宮内庁の方が実名で述べていらっしゃいましたが、これ以上に納得できる説明が見当たりません。山下晋司氏。https://dot.asahi.com/wa/2016071900223.html

また、平川祐弘氏(東大名誉教授・比較文学)は雅子妃の、臣籍降下をさえ主張していらっしゃるような状態です。

天皇陛下が「十分に務めを果たせぬまま、天皇であり続けることに変わりはありません」として、摂政制度を拒否なさったことで内閣をはじめ紛糾しているわけですが、そもそも畏れながらお言葉に矛盾があるように思われます。

陛下のお言葉は言葉を変えれば、皇太子殿下と妃殿下を天皇皇后に即位させたら、十分に務めを果たしてくれる、となりますがこれは現在までの皇太子ご夫妻を拝見していれば、あり得ないでしょう。秋篠宮殿下ならあり得ることから、陛下のお言葉を秋篠宮殿下の即位を望まれていると、深読みした国民もいるくらいです。

口を開かれれば、雅子が愛子が、とお誕生日会見でその言葉が幾つ出たか数えた識者がいて、その回数の頻度にわたくしも驚いたのですが、その識者は一方で実はそれは、精神科医からのアドバイスなのだとも書いていて、なるほどと虚脱いたしました。治療の一環だというのです。「雅子はよくやっている」というたぐいのことを、よく国民の前おっしゃれる・・・・・と思っていたのですが、それも治療だと言われれば解るのです。

しかし・・・・天皇の本分は「無私」です。あらゆる価値観の前に、日本国と国民を先行させてひたすらに祈るのが、今までの祭祀王のお務めでした。ご家庭を最優先せざるを得ないお立場で、天皇がお務めになれるでしょうか。

被災地訪問や慰霊の旅は天皇陛下の本来のお務めではないので、それがお出来にならなくてもよろしいのですが、雅子妃殿下の場合は女性側の祭祀が行えるとも思えません。海外を相手のお務めも。それ以前に、皇太子殿下のご健康は祭祀が行える状態なのでしょうか・・・・・。

即位の儀という皇室最大の神事を、雅子妃はお務めになれるのでしょうか。和服を忌避なさるお方が、十二単でおすべらかしというお姿で長時間の式典に耐えられるでしょうか。宮内庁では、お出来にならぬなら雅子妃抜きでやると回答しているようですが、そのように落丁のある神事が、神に通じるものなのかどうか。またそんなにあっけなく、伝統を壊していいものなのかどうか。皇室が限りなく、民間と同じレベルに成り下がるのではないでしょうか。世界約120カ国から元首クラスを招いての即位の礼も、新皇后陛下を除いての儀式となり、わたくしなど先の即位の儀を拝見した者からみればうら寂しく思われるのです。

あと、まだ1つ国民が知らされていないことは生前退位後の天皇陛下のご身分です。太上天皇(だいじょうてんのう)つまりは上皇とおなり遊ばされ、ご退位なさっても権力はなお保持されることとなり、しかし退位されているので「私的お立場」でたとえば韓国にご旅行なさり、私的立場でお詫びの言葉を述べることなどが許されてしまいます。
韓国へ行かれたい思いは折りに触れ、皇后陛下ともども漏らされていると報道では伝わって来ていて、李明博元大統領に「友好願い」のメッセージを渡された、と李明博元大統領の回顧録には記されているそうです。
原著を確かめようにも、翻訳本が出てないので読めないのです。
全韓国大統領の回顧録が訳されないということにも、いささか不審の念をもたざるを得ないのですが・・・・。

これまで、政府の依頼だとされていたご公務が実は、周りで陛下の意を汲んでの本質は「私的希望によるご旅行であった」ということが明かされ、慄然とせざるを得ないのですが、たとえばあの決してしてはならなかった中国への、天皇皇后両陛下のご訪問。宮沢喜一内閣の企みであったと思い込んでいたのですが、そうでない場合も想定されるのかもしれぬ、と今にして思うのです。

天皇陛下は憲法に謳われている如き「象徴」という無力一辺倒のご存在ではあらせられなかった・・・・ということが生前退位論を契機として、愛国保守の知識人として尊敬を得ていた人たちが、危機感からいっせいに遠慮していた言葉を表に出したので、状況も解りまた、わたくしごときもいくらかは、ものを言える自由を得たのですが。

とんでもない大きな反日勢力が、生前退位を利用して動き回っていることを国民には知って欲しいのです。生前退位とは何の関係もない「女性/女系」天皇論が、女性、女系の言葉の区別すらつけられず、声高に語られ始めている不可解さをどうぞ考えてください。

女性・女系天皇論が、なぜ生前退位論に漏れなく、くっついて来るのですか?

水族館にお遊びに出掛けられたり、ヴェトナム行きを検討なさるなど、まだまだ
天皇陛下はお元気でいらっしゃいます。来年の国会に提出などと、
ことを急ぐこともないのではないでしょうか。
ヴェトナム行きは、共産党の最高指揮者、エン・フー・チョン氏と会見され、刺激を受けられたのでしょうか。官房長官は、政府からの要請のごとく発表しましたが、こうなると首を傾げます。天皇陛下の私的ご意向ではないのですか?
リタイアしたいとおっしゃる陛下の意向を受けて、憲法問題がまとわりつく特措法を急いでいる政府が、ヴェトナム行きを依頼などするでしょうか?

それこそ、譲位を早くと望まれている皇太子殿下妃殿下になぜ行って頂かぬのでしょう? 「十分に象徴としての務めが出来る」からこその生前退位のはずなのに、実態は違うという、はからずも告白になってはいらっしゃらないでしょうか。

(誤変換ミスタイピングのたぐいは、後ほど推敲がてら直します) 

 お願い 

アクセス数が急激に増えています。以下をご注意願いたく存じます。

皇室へのご発言に関しては、内容は過激なもの以外は自由ですが、言葉遣い含めて敬意を払われますよう。

名と顔を晒しつつ、発言には100%の責任を負う覚悟のブログです。
ご配慮をお願いします。

匿名やUnknownでの投稿は、発言への責任担保という意味で
おやりにならないでください。

無記名の2ch的書捨てに場がなることを好みません。
常連の方はどうぞ一つの名前で押し通されますように。

ありがちのHNはかぶるので、避けたほうが無難です。

これまで、全てのコメントを公開して参りましたが、以降礼節を著しく逸脱したコメントは公開しかねます。ご了承ください。ありがとうございます。

  

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