いやぁ・・・・・美しいなぁ・・・・
ネットに流出の画像は、著作権のありどころが解らぬものが多いので、
なるべくアップは避けているのですが、美しさに打たれるあまりに・・・・
花泥棒は見過ごしてもらえないかな・・・・・
洋装も美しいですが、和服がより艶を添えるようです。
「凛とした」という表現も、和服ならではこそ。
和服を忌避する皇族を私は信用していません。和服を厭われるなら、おすべらかし、十二単を嫌悪なさるはずで、それなら最大のお役、祭祀が務まらないからです。
日本のある年齢以上の男(たぶん55歳くらいから上)は、洋服体型ではないので、皇族も紋付き羽織袴で出られればいいのに、と思うことが
あります。
武家社会のものなので、と言う人がいますが、今上陛下、皇太子殿下ともに羽織袴はまれにですが、お召しです。武家云々を持ち出すなら、お住いがもはやかつての将軍の城(の跡地)です。
今、わたくしの原作で「Georgie」という作品がローマの劇場で上演されていますが、そのローマのホテルに昔、宿泊した折のこと。ちょうどオランダの女王陛下がお泊りで廊下に衛兵が銃を持ち佇んでいましたが・・・・
火点(とも)し頃、夜会服の淑女たちをエスコートしてタキシードの男たちが、玄関から波のように押し寄せてきて、威風堂々、その華麗な様に、わたくしはその時以来、タキシードは諦めたのでした。決定的に日本人には似合わないと思い知ったので。
その後、アカデミー賞の授賞式にハリウッドに客で行った時は、だから変わり和服でした。上に白の毛皮のハーフ・コートを羽織って、かなり崩し気味でしたが、ちんちくりんのタキシードよりは、いくらかましだったかもしれません。今は動物愛護で、毛皮は白い目で見られるでしょうが、ジョディ・フォスターが「羊たちの沈黙」で受賞したその当時はまだ大丈夫でした。
売れっこをやっている頃で、全室スイートというホテルの一室で、せっせとノベライズの小説を書いていたことを思い出します。
それはさておき、タキシードもスーツも、秋篠宮殿下からですね、皇族でお似合いになるのは。
男はそうでもないのですが、女性は初めて和服を身に着けても所作が自然に和のしぐさになるのです。日本人なら・・・・・
この方国籍は? と(差別的意味合いではなく)と何となく思っていると、外股歩きに、バッグはぶらぶら、扇子は帯の中央に差すという具合です。三方の受け取り方さえ心得ていません。おそらく厠における、振り袖の処置なども教わらぬまま、いっそう億劫になっていくのでしょう。
日本にしっくりと溶け込んでいる人達は無論いて、着物姿も身に馴染んで見事な着こなしの女優さんもいます。
余談に逸れましたが・・・・
眞子さま、おかえりなさい。遠い海外でのお仕事、ありがとうございました。