俳句の添削番組がゴールデンで流されるようになったかと、
たまたまつけたテレビに見入っていたのですが、
その中で、東国原さんの俳句に「コスモスのブーケ」という
季語があり、はてコスモスみたいな芯の弱い茎と、儚げな
花で、ブーケが出来たかしら? と調べてみたらあるんですね。
選者の女性を私は存じ上げています。
NHK松山放送局の「俳句王国」に6回ほど出演しているのですが、そのうちの
2回がこの選者でした。
私は、俳句王国ではわりに良い点数を取っていたのですが、
この方の時は、酷評でした。
それなりに的確なので、納得はしているし、また選者による
好みもあります。
女性のほうが「ズケズケ言い」が多いようで、男のほうが
優しいかな・・・とふと思うのは、俳句の雑誌から依頼されて
10句ほど投稿した事があり、今にして思えば俳句の何たるかを
心得ぬ駄句ばかり。それでも金子兜太さんの評は優しかったので
印象に残っています。
妥協を知らない正義感の強さは、小池百合子氏に見られるごとく
女性のものですが、きびきびと相手を断じる資質も女性でしょう。
前述の俳句の先生で思い出すのは、歯に衣着せぬ物の言い方と
と共におしゃべり好きだったことです。
番組では顔合わせがてら、私の控室でスタッフの人たちと
昼食を摂るのですが、先生がお喋りを延々と続け、私は
内心、早く出て行ってくださらないかなぁ、とやきもきしていた、
というのは、本番の前に和服に着替えねばならぬのに、
時間が刻々と押して来るのです。生放送ですから、待ってもらうわけには
行きません。
今なら、衣装を持って外に出てメーク室の片隅ででも着替えるか、
出演の時だけついてもらうマネージャー氏に耳打ちして
部屋を空けていただくのですが、焦ったまま俳句の先生、
延々機嫌よくおしゃべりし続け。
やっと出て行ってくださったのが、本番10分前。
この時間で、着物に着替えメークをせねばなりません。
その回の私は、和服の胸もしどけなくはだけ、俳句の点数もさんざんだったのでした。
(誤変換他、瑕疵は後ほど推敲します)