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Channel: 井沢満ブログ
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意地と筋と、世渡りと。ランチとディナーの格差。

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午後、テレビを見ていましたら小池都知事のお顔が映り、つい見てしまいます。
ものすごい露出度です。
ここまで突っ走って落とし所があるのか、というごとき否定的意見も出ているようですがこれだけ人の耳目をそばだてる政治家は久々です。
旋風はまだ続くでしょう。

テレビでの話題は、例の「七人の侍」が二階幹事長のランチへの誘いを
断った、ということでおおむね7人が批判されていて、わたくしなどは
ついテレビの前で肩を怒らしてしまったのですが・・・・

まずわたくしは、卑近なことにせこく、こだわりました。

二階幹事長のお食事のお誘いは、「造反の」7人はランチ、同日夜の食事は
党方針に従順であった12人の区会議員招待だそうですが、2つの点で
ひっかかったのです。

ランチと言えば、どのレストランも安いのです。ランチ価格。
夜がフルコース。と、むろんどちらも居酒屋である可能性もあるので
単純には言えないのですが。
我ながら、随分せこいことにこだわるなぁ、と思いつつ。(苦笑)
しかし、わたくしが当事者なら、ばかにすんじゃねぇよ! と啖呵の一つも切りたいところ。

もともと、首を切られる覚悟で小池支援に乗り出した人たちです。
「たかがランチかよ、バカにすんな」と思うかどうか知りませんが、
わたくしの感性はそう。首切るってんなら、切ってみろと啖呵切っての
小池支援なのだから、見くびんなよ、というところ(あくまでも、わたくしですよ?)

しかも、従順であった12人のもてなしと同日に、と見え見えの懐柔策を
取られるほど、なめられたかな、と(わたくしなら、思う。離党届の締め切りまで日がないならないで、撃ち方止めのとき段取りをつければよろしかったのに)

そして、あろうことか小池百合子氏の塾「希望の塾」の開講式にぶつけますか。
開塾の講義は、6時過ぎには終わるので7名のほうを夜のお誘いに
すれば出られたわけです。そこへの慮りがない。軽んじられた、と
わたくしなら思う。なめんなよ、と。俺達の決死の覚悟を安く見積もるんじゃねぇよ、と。

コメンテーターの中には、小池塾は今後も開催されるのに、ということを
言う人もいましたが、開講式という船出の時に7人が揃っていなくて、
どうしますか。このコメントを出した方は、人間の筋と覚悟と意地を
解っておいででない。

身過ぎ世過ぎの世渡り術から言えば、食事のお誘いには出たほうがよいわけですが、しかし武士の一分が立たぬと思う男(女も)いるわけですよ。

などと。

筋やら意地など、人の3倍は持ち合わせているわたくしが、政治家には向いていないと思う点の一つです。

政治なんて妥協の連続ですもの。曖昧が嫌いで、白黒の決着をその場でつけてしまいたい、恥ずかしながらせっかち、激情家でもあるし。

政治に妥協は必要と重々わかっていても、わたくしは自分の首をかけて小池さん支援に立った、「意気に感じた」7人が好きなのです。
党に言われるまま唯々諾々と、増田氏応援に回った12人の自己保身政治家さんたちよりも。中には、本当に増田氏のほうが都政のためだと思った人もいるのかもしれないので、その人は除外しますが。

ただ、言わせていただけば、なんで都民の事を考えたら増田さん?
なんで、その選択?
党利党略で党に言われるまま、応援したに過ぎないのではないのですか?
情けない・・・と切り捨てるのもそれぞれお立ちが場あるのでしょうから、言っちゃいけないのでしょうが。

と、青臭い事書いてますがしかし、国のため都のためと本気で立つ人なら、
身過ぎ世過ぎより人としての筋の通し方を選びませんか? 小手先の世渡りで、泳ぐ小者議員を身近に見せつけられているだけに、そう思います。

それに、テレビでは「二階さんみたいな力のある人のお誘いを蹴るなんて」と言っている人がいましたが、長年政治の世界にいて感覚が鈍麻なさっているかもしれません。

本気の愛国保守がいかに、二階さんを蛇蝎のごとく嫌っているか、ご存知ないのでしょうか。あるいはご存知でいながら、長いものには巻かれろというご提言だったのでしょうか。あたかも「女性天皇」肯定など、この方は徹底的に皇室というものを、お分かりではありません。愛子様天皇がもし擁立されたら、これまでの皇統がすべて「雑」に入れ替わってしまい、「どこの馬の骨」であるか国さえ定かでない男の遺伝子に皇統を乗っ取られる危険性があること、男子一系であるがゆえに、遡れば神武天皇に行き着くという遺伝子上のメカニズム、Y遺伝子の存在にも無知なのでしょう。

二階さんのお誘いを断るとは、7人が図に乗っていると思われかねないという論評もありましたが、ここでへこへこ二階さんのお誘いに応じて「昼飯ごときで」手打ちしてしまう7人なら、がっかりする国民も多いと思いますよ。

今後の7人に向かって、どれだけ順風なのか逆風なのか解りませんが、応援しています。

しかしなんで自民が増田さんを立てたのか、謎です。舛添さんの時と同じく、「手の内に飼ってコントロールしやすい」と思われたのか?
もしそうなら、都民を舐めた話。それこそ、都民ファーストを第一義に願いたい。
増田さんで、ここまで都政の暗部が顕になりましたか?

内田さんの存在感が希薄になるにつれ、伏魔殿は実は都議会ではなく都庁本体であったということも、解って来ました。だからと言って、真っ向から戦わずそこまで汚染されるにまかせて来た都議会も、無実であるとはいえないでしょう。

安倍政権は、他に選びようも今のところないこともあり支持はしていますが、その人事には首をかしげています。
女性の時代だから、とか男女比率の問題で女性を安易に選んで欲しくないと思うのです。失敗続きではありませんか。

稲田さんにはほとほと、がっかりしています。
率直に私的なことを書いてしまいますね。
わたくしが第一印象で、首をかしげた人で、実はいい人だった素晴らしい人だったというケースは皆無なのです。

某所で稲田さんとはお目にかかり、ごく短く交わした会話の印象は(やな、女だなぁ)でした。

その時はまだ、稲田さんはひょっとしたらいずれ総理の芽もおありかとすら拝見していたので、(やな女)という自分の印象にさして注意を払わなかったのですが、蓋を開ければもうめちゃめちゃ。場を心得ぬ稚拙なファッション含め、驚き呆れましたね。

嘘か本当か、辻元清美議員に突っ込まれた涙目になったのは、あれは父親の逝去によるものと、擁護している人がいるとか、いないとか?
仄聞しただけなので、仮にいるとして感想を述べますが、一言「あほでしょうか」です。

わたくしの仕事のジャンルで言うなら、役者は親の死に目には会えないことは最初から覚悟です。幕が降りるその瞬間まで演者であることが要求されます。
書き手とて、臨終には駆けつけられてもその夜は喪服で執筆です。わたくしは、重度の胃潰瘍で胃に激痛が走っている最中に、脂汗を浮かべ、うめきながら爽やかな朝ドラのコミカルなシーンを書いておりました。

そんなこと、誇るべきことでもなくプロなら当たり前ではないですか!
ギリギリの締切に追われる連ドラを引き受けた時は、場合によったら葬儀にも出られないな、とそれは織り込み済みで、書いていました。
当たり前のことです。

中国からの危機がひしひしと迫る中、親に去られたことが涙の原因かどうかは
知りませんが、国会であろうことか涙ぐむ防衛大臣など即刻罷免して頂きたいのです。防衛大臣なんて、たとえ目の前で肉親が殺されていても、冷徹な判断をくだせる人でないと、国が滅びます。
それを、国会で涙とは! 腹の底より軽蔑します、プロとして。

国会の場ではないのですが、丸川珠代氏もいかがなものかと思われます。
これも現場を見たわけではなく、人から聞いたレベルなので間違っていたら
前言撤回で謝罪しますが、歌舞伎役者と女優さんとの披露宴に出て、
その女優さんのお友だちだとかで丸川さんは、その女優の名を叫びながら
●●が何とかで! と号泣したのだそうで。(相手は2度目なのに、感傷に泣き浸るか、とこれを言っちゃあいけないですね)
しかし本当に勘弁して欲しいのです。
一般なら構いません。それに、涙腺はわたくしなどゆるさを通り越して決壊している人間が批判することでもありません。

しかし、政治家です。いつなんどき、国家がかかる決断を迫られるかわからないのに、女友達の名を呼びながら泣き叫ばれても困るのです。
それに、いつ防衛大臣を拝命するか解らない身なのだから、腹をくくれと申し上げたいのです。女学生気分で国会議員をやられては、困ります。

丸川さんに対してはその政治的資質を問うわけではなく、ただ感情に浸らぬようにとの、希望を書いたに過ぎません。この方への国民の評価は今後でしょう。

そして肝心の安倍総理。できるだけ任期を長く務めて頂きたいと思っているほどの支持者ではあるのですが、女性に対して緩すぎないでしょうか。
それは、あろうことか自民党の党是に反対したり、ヘリパッドの現場に出かけてみたり、公認に口出ししてヤクザと関わりのあった人物を党に推薦してみたり、数々の愚かしい言動があります。単なる総理の女房に過ぎない身で勘違いなさっている安倍昭恵さん放置に対しても、お願いしたいところです。

女性だから、ではなく能力で選んで頂きたきこと、いくら女房であっても、いや伴侶だからこそ、けじめをつけられないことに対しては厳しくあって頂きたいのです。

同じ涙でも中谷前防衛大臣の悔し涙と、稲田大臣の感情的涙とは種類が違います。

・・・・・ということで、明日が小池塾開講式です。思ったより遥かに人数が多いので、わたくしみたいに最初から「立候補はしません」と宣言しているような
塾生は傍流になるかもしれないし、当初目論んでいた都政への意見が
ストレートに伝わるかもしれない、というのもこれだけ人数が多いと
どうなのか。もうちょっと少ないイメージだったので、少しでも小池さんのお手伝いが出来るなら・・・という思いもあったのですが大人数の中で
取り紛れてしまうかもしれません。

今入った個人的情報だと、千人が入る講堂に午前と午後分けての
2回とか。集金もあるだろうから(政治だから、それが悪いという意味ではありませんが)、大勢取るだろうとは予測していたのですが、
ここまでとは思ってませんでした。2次募集もあるかもしれないと仄聞していて、
講義を受ける身としては、やれやれ・・・・・です。
倍率が低いほど、人材のレベルは落ちます。
大勢の中から、一人二人でも優れた人材が出現すればいいとは思いますが。

わたくしの場合半年間6回の講義を大勢と大講堂で聴いて終わり、ということも
あるかもしれませんが、それはそれで。

誤変換他、文章の瑕疵は後ほど推敲致します。

 


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