かなり本格的に憤っています。
さて何から書けばいいのか。
まず、4800人の応募者に対して、2902名の合格者がいたということに、仰天しました。
「質重視」ならあり得ないのです。私は脚本コンクールの審査員を何度か務めているのですが、それはおそらくどのジャンルを問わずほぼ共通かと思うのですが、審査対象になるのは応募者の上部1割なのです。最良でも2割には届きません。
小論文とはいえ、内容、論理構成、語彙、と兼ね備えなければならないとなると、そうそうレベルに達した文章が書けるものではありません。なかんずく、字数制限がきつい短文なら、なおさらハードルが高いのです。
それがあろうことか、4800人の応募者のうち、ほぼ3千名の合格者。
あられもなく申せば、政経塾についてはお金集めの側面があろうとは思います。
それ自体は、否定も批判もしません。しかし、いかになんでも露骨すぎる・・・・やり過ぎではないだろうか、と思うのです。
しかし、怒りの沸点はそこにあるわけでもなく審査の対象に小論文を要求したことです。こんなに、人数を取るならそうそう質の高い論文を要求してないわけで、だったら最初から論文なんか書かせるなよ、という言い分なのです。
誠意を込めてまともに文章を書いた人ほど、心証を害しているさま私の身の回りでも2人います。二人共合格なのですが、しかしいい加減にしてくれと。
人がどれほどの思いと時間をかけて、論文を書き綴ったのかと。
これが基本的にあり、あとは瑣末なことなのです、見逃そうと思えば見逃せるほどの。
以下に述べることは瑣末事です。
まず、私が受け取ったメールをそのまま公開は、塾との約束事で公開できませんが「開塾式当日は多数のマスコミ取材が予想されます。会場内やその周辺でインタビューなどに答えることは、会場となる大学及び周辺施設へのご迷惑となりますので、お控え頂きますよう宜しくお願いいたします」とあり、しばらく情報番組に出ていた私を知っているマスコミがあるかも知れぬので、取材にいっさい応じてはならぬ、と固く腹に叩き込んで家を出ようとしたら、なんと某お笑い芸人さんが合格したとかで取材記事と共にカラー写真がネットニュースに出ているではありませんか。
塾の規則を破った者は、退塾とあるのでこの方は当然退塾処分と思いきや、現地会場での注意事項は「取材を受けるときは、心して受けてください」(大意)とあって、私が受け取ったメールの厳しさとはまるで違います。
またセキュリテイ。私が受け取ったメールには、「ペットボトルなどの液体の持ち込みは禁止と致します」と書いてありました」。
会場でも、バッグの中身まで手を入れ、探られそして身体チェックまであり厳しくて、小池都知事が今置かれていらっしゃる状況の厳しさを肌で感じ、それは良かったのですが、私は注意書きを守って、のどが渇いていたのですがペットボトルは捨ててまで会場に臨んだのです。
そしたら、隣の席の人がペットボトルの水を飲んでいらっしゃるではありませんか。
別の方に訊いたら、「飲みさえしなければペットボトルの持ち込みもいいと言われましたよ」とのこと。
何のための規律でしょうか。あちこち、伝達内容が異なる。
人により通達が異なっているのでしょうか。
それと、驚き呆れたのは日に3回も入れ替え制で開講式を行ったことで、それはよいでしょう。帰りのアナウンスで、「次の会場準備があるので、ロビーで立ち止まって挨拶などしないでください」と、これもそれ自体はいいでしょう。
しかし、ものの言い方というのがありませんか。
日に3回“入れ替え公演”は、主催者の(経済的)都合でしょうに。
上から、命令することと違うのではないですか? ご協力をお願いします、
ではないのですか? むっとしていたこともあり、まるで用が済んだらとっとと、
出て行けというふうにも聞こえたのでした。
講演の中身も薄かっただけに。
あと、男性が5万円、女性が4万円という入塾費用の格差の意味が解りません。
高い金額ではないので、額の問題ではなく単に意味不明なのです。
主婦優遇? でも旦那も小遣いは大変です。賃金格差? 時給で働いている男子もいます。
しっかり学ばせて頂こうと、新しいノートと途中でインクが切れてはいけないので、これもまた新しいボールペンに、それでも安心できなくて予備の筆記用具を筆箱で持参したのです。
ところが、メモするほどの内容もなく小池氏は、バイオグラフィー。
豊島区長はほぼ区の宣伝をかねていかに、自分が成功させたか。
それぞれ、学ぶべき箇所もないではないのですが、豊洲、五輪に突っ込んでくださいとまでは、いいませんが「政経塾」と銘打った割に羊頭狗肉の感が否めません。
1時間半の中、ノートに筆記したのは、たったこれだけです。
公称応募者数と、合格者数。
豊島区長のお名前ですね、書き止めたのは。
再度お断りしておきますが、以上は細部であり普通なら見逃すレベルのことでしょう。ただ許せないのが、論文に賭けた誠意をないがしろにされた・・・・知人の2人ともに「侮辱された」と表現していましたが、そこなのです。
私も同意です。
こんな杜撰な粗い選考をなさるなら、最初から論文など要求しないでいただきたいのです。略歴と、抱負の箇条書きで十分ではないのですか? これほどの人数を取るのなら。
誠意と熱意を込めて書いた論文がないがしろに、どうやら扱われたことに対しての憤りがあるから、会場現場での細部の遺漏に対して、いちいちピキピキ神経がこめかみに浮いたのでしょう。
そこへ、帰り道テレビカメラが向けられた。本来なら「禁止されていますので、ごめんなさい」とかわすところですが、何しろ家を出際のお笑い芸人の延々たるインタビューを読んだばかりです。
とっさの判断で受けることにしました。
真っ正直に感想を述べました。性分です。ただ、「小池さんは支持しています」と二度、喋りましたが、そこはカットされるのかもしれません。
報道の現場は知っているのでそこは覚悟ですが、もしその発言を理由として
小池塾が私を切るなら、これは徹底的に戦うべきか(いっさいの批判許さずなら北朝鮮なのだし)、私の性分としては眦決して戦うに決まっているのですが、ただそれが小池氏の足を引っ張ることになるのは、本意ではなく現在葛藤中です。
もし、理不尽な切られ方をして私の気性で、黙って耐えていられるか?
小池さんには解って頂きたいとは思うし、おおかた事務方の問題だとは思うのですが・・・・
遅刻するといけないと、わざわざ別日に会場までの道のりを下調べしたくらい、熱意と誠意をもって臨んだ身にはまことに残念な経過です。
テレビ局は、放送するかしないか解りませんがもしされたら、飛び火して少々騒ぎになる可能性もなくはないことが、今までの経験則から想像出来なくもないので・・・・・TBS系列の(番組名は忘れましたが)その番組が流されるまでは
コメント欄をオープンにしておきますが、その後は念のためコメント欄を
外します。
ご迷惑をおかけしますが、明日の様子見でいずれ回復はさせますので。
誤変換その他、文章の瑕疵は後ほど推敲致します。