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Channel: 井沢満ブログ
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ヒラリー・クリントン新大統領誕生・・・・・なのかな?

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ここへ来て、大統領選の結果は見えた・・・・・と私は思っていますが
外れたら、笑ってやってください。お昼過ぎには、大まかな動静は
解るのでしょう。

新しい大統領はヒラリー・クリントン氏でしょうね。

トランプ氏でなかったことに、ほっとする反面・・・・ああ、これでまた日本は
米国に占領されたままの状態で72年めを迎えるのか、と気落ちもしているのです。

トランプ氏がブチ上げていたこと全てが、現実に起きるわけではありません。
トランプ氏が述べたような極端な政策の実現は、ほぼありません。
米国の大統領に、議会や社会の合意なしに出来ることは限られているからです。
選挙戦が長いから、これまであらゆる大統領候補は、さまざまなことを
ブチ上げてきて、しかしその内容の全てを実現させた大統領など
歴史上いません。
米国のみならず選挙用にあげたアドバルーンが、選挙の後は
空中で雲散霧消することなど、ありがちなことです。

その上で、「日本は核を持つべき」。「沖縄から海兵隊を引き上げよ」という
過激な発言が、はや“なつかしい”のです。
大統領に就任したら、そのような姿勢は周りからよってたかって潰されるだろうし、日本が米国の軍事力にタダ乗りしているなどという誤認識を改めさせられるでしょう。その“安心感”の上に立っての私の物言いに過ぎませんが・・・・・
しかしながら、トランプという極彩色の爆薬を大統領に迎えたら、米国の核におぶさって他人頼みの防衛で成立している日本の姿が、浮き彫りになり、日本の防衛を改めて考える、大きなきっかけにはなったと思うのです。

ほら吹き男爵みたいな人ですが、しかしあれだけの大帝国を生き馬の目を抜く米国で築き上げたのだから、むろん無能で無知なだけの人物ではありません。

政治発言を避ける日本の芸能人には珍しく、政治発言で知られる役者さんが次の発言をしています。

 

「核兵器禁止条約に日本が『反対』という信じられないニュースが流れました」

「いったいどうやってこの地球から無用な兵器を無くしていくつもりなのか?核を持つ国に追従するだけで意見は無いのか。原爆だけでなく原発でも核の恐ろしさを体験したこの国はどこへ行こうとしているのか、何を発信したいのか」

言っている意味は分からぬではありませんが、「机上の美論」ですね。
現実に、核を保有する米国に国防の首根っこを掴まれている日本に、反対の選択肢はありません。そこがなぜ、お解りでないのか。政治の力学の基本を学んでいらっしゃらないようです。

それに、反対条約に賛成したからといって、核保有国が核を放棄はしません。実に不毛な条約です。万が一仮に、米中露が核を手放したとしたら大喜びするのは、北朝鮮です。

「原爆だけでなく原発でも核の恐ろしさを体験したこの国はどこへ行こうとしているのか、何を発信したいのか」

どこへ行こうとしているのか、と問われるなら自主防衛への道を探りつつ身悶えしています、ということです。自主防衛が可能になって、核保有の可能性を持てて初めて、核に反対することが出来るという逆説的な世界の現実が、この俳優さんには見えていないようです。

原発もそうですが、日本が原発を手放しても隣国2カ国がずさんな運営の原発を所有している限り、無意味です。韓国の原子炉の多くが日本海側に、おそらく故意に建てられています。事故があれば、放射能は偏西風で日本に吹き付けられてくる仕組みです。中国も似たようなことですね。核実験による放射能混じりの黄砂は毎年、季節になると日本へ届けられます。

この俳優さんは、核兵器を保持し、かつ原発大国で仕事をしていらっしゃるので、そこへの矛盾は感じないのだろうかと思います。映画は原発大国のその国の原発で生産された電気を大量消費します。

日本が原発を廃絶したら(今したら、という意味です)国力の極端な低下を招き、それを承知でおっしゃっているなら、原発大国で稼ぐのではなく原発を手放し貧しくなる日本で、暮らしを共にしてください、と申し上げたいのです。

またとても残念なことながら、格の保有が最大の抑止力であるのがこの世界の現実です。原子炉保有は、核のハンドリングの技術と知識保持であり、今この情勢で日本がそれを手放すのは、防衛上も棄権です。

私も核廃絶論者ではあります。しかし時期尚早です。各国との、とりわけ特亜とのバランスを見定めながら、段階的に代替エネルギーにシフトして行くべきでしょう・

お断りしておきますが、この俳優さん個人への批判ではありません。その存在には敬意を払っているし、機会があれば共に仕事するにやぶさかではありません。ただその意見には、私は以上の理由で反対・・・・・というよりは、冷静に現実を学んでください、という提案です。

というごときことを、つらつらと述べたはいいが意外や意外、大どんでんでトランプ新大統領誕生などとなったら、胸の鼓動が高鳴るでしょう。不安が7,期待が3ぐらいのドキドキ感です。

またヒラリー氏なら、ご飯がしばらくはまずいでしょう。アメリカ国内でも「最悪ではないほうを、選ぶしかない」という覚めた人たちが多いと聞きますが、他国のことながら「こんな、候補者しかいなかったの?」と訊きたいと思いながら、舛添氏が立った時の誰を選びようもなかった、あの貧しい候補者たちのメンツを思い出せば、何も言えなくなります。

 

誤変換他、文章の瑕疵は後ほど推敲致します。


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