眼科の帰りに、日本橋まで歩いて映画を見に行って来ました。
方向音痴が、踏み外したらとんでもないところへ迷い込むので
あまり、冒険はしないのですが、銀座界隈は比較的道路が
整然と整備されているので、大丈夫・・・・と、気が向くままに
歩を進めていたら・・・・
「江戸桜通り」というところに出ました。
十二代目 成田屋 市川團十郎の能筆です。
海老蔵さんのお父さんですね。
奥様がああいうふうで、ご夫妻ともにお子様が小さいので気を張られ、大変だろうなぁと拝見していますが・・・・・
江戸桜通りは、花の季節にはさぞ見事だろうと思われます。
お花見は、靖國神社さん近くのお堀端が多いのですが
来年はここへ来ようかな。
桜吹雪のトンネルを歩いてみたい。
などと思いつつ、「降りみ降らずみ」の、うるいおいある空気に包まれながら、
のんびり歩いたのでした。途中に「貨幣博物館」という面白げな建物があり、
しかし、守衛がいかめしく立っているので、スマホを向けかねて画像は採取できませんでした。
あと面白かったのが、都の有形文化財指定のビルで、ここにはペルシャ絨毯の会社が入ってました。
6ブロック程も歩いたでしょうか、桜並木は途切れずに
いつしか、三越デパートの裏手に出ていて、気がつけば
そのまま直進すれば、TOHOシネマズの入っているCOREDO2の
ビルなのでした。
映画の上映時間は調べず来たので、映画館へ直行。
券売機で調べると、ジャスト始まる映画が「オケ老人」でした。
少々気落ちしながらも・・・・関心があまりなかったので・・・
もし時間が早ければ三越のデパ地下でお弁当を買って、
ロビーの片隅で食べながら週刊誌を読んで、情報収集していようと
思ったのですが、待たずに上映開始というのが捨てきれず
「オケ老人」に入ったら、これが当たり。
実は聴覚が病的に鋭くて、ノイズのたぐいと大音量が不得手で
最初に交響曲が鳴り響いたときは、眉をひそめ最後まで
耐えられるかなあ、と心配したのですが、話が面白いので
そっちにつられ、音の苦痛はなくなりました。
交響曲って、使えば必ず盛り上がります。交響曲を使って
コケた映画を知りません。テレビフレームと、音声ではだめだと思うのですが。
映画の交響曲としては「アマデウス」が最高傑作だと、思います。
「オケ老人」は、漫画チックな話を上手にまとめていて、演出も主演(杏さん)もよく、感動があるかと言えば、よく出来ているなあ、退屈しない、というレベルなのですが・・・・・ドボルザークは好きなので楽しめました。
帰りは、もちろん三越はデパ地下の、蠱惑のラビリンスです。
迷いながら、結局買ったのはこれ。
これにプラスして、単品買いで大海老のフライと黒毛和牛のコロッケです。
週に2度、映画館に行くことを決めたのですが、映画館ではつい
ポップコーンとか、ホットドッグを買ってしまいます。
歩いても、これじゃあねえ。
おまけに、あちこち歩いていると、美味しそうな店が視界に飛び込んで「おいでよ」「お寄りよ」と、手招きするのです。美味しい店とまずい店の勘は割に外さないほうなので、美味しそうな店の、おいでおいでを振り切って行き過ぎるのは意志の力がいりますが、「今日は三越のデパ地下」と固く心に誓って歩くのです。
誤変換その他、文章の瑕疵は後ほど推敲致します。