村川絵梨ちゃんの、芝居を観に新国立劇場まで歩いていたら
光も風も、まるで春。
細胞が、桜のつぼみのようにふと開く心地がします。
早めに着いたので、新国立劇場の屋上庭園に上がって
さらに春の息吹みなぎる風を味わったのでした。
絵梨ちゃんの、芝居の演目は知らぬまま出かけたのですが
なんと三島由紀夫の「白蟻の巣」。三島フリークを任ずる私ですが
「白蟻の巣」は三島戯曲の中でもマイナーなほうで、戯曲として
私も読んだ事があっても、ほぼ内容は忘れています。
三島独特の絢爛豪華なセリフが、日常空間で語られるその困難な
ダイアローグを血肉化して舞台に乗せるのは至難だろうと思いつつ
拝見。
終演後、食事に行きその席で絵梨ちゃんに確かめたら、やはり
そこが難しかったとのこと。
談論風発、絵梨ちゃんとは久々だったこともあり、ダイエット中にて
酒も控えていたのですが、「日本酒ソムリエ」の肩書を持つ
絵梨ちゃんのお酌でついつい盃を重ね、
帰りは、へべれけ。
ふうらふうら、よくまぁ家に帰り着いたことです。
着物が、紬でごく淡いグリーンの縞の濃淡。
羽織が、綿紬で茶の縞のグラデーションです。
草履は、茶と紫の中間。和名で適切な色彩名があろうかと
思いますが、無知で知りません。
*誤変換他、後ほど推敲します。