この期に及んで、よもや一家がスキーにいらっしゃるわけがない、
と、どこかで期待していた私がまだ甘かったのでしょう。
北海道の公務は寒いから行かないとおっしゃっていた雅子妃殿下が、
いらっしゃるわけないよね、と世間で皮肉な口ぶりで言われていても、
それはまあ、馬耳東風で行かれるであろうとは思っていましたが、
長野でのヘリ墜落、9名全員死亡。長野から程遠からず、また御用邸のある
那須ではスキー研修の高校生と引率教師48名が雪崩に巻き込まれ、男
子高校生7人と男性教員1人が死亡という惨事。
これでも、スキーをご一家で楽しまれますか。
駅前の駐車場から、一般市民は5日間追い払われゲレンデは封鎖され、
ホテルの常連客は締め出され、交通渋滞が起こり・・・・
東京駅は、流れが遮られ電車に乗り遅れ・・・・・
そこまではご一家のおため、と国民も黙って来ましたが、今回ばかりは懐疑と
怨嗟の声が渦巻いているようです。
「国民に寄り添う」とはこういうことで、ございましたでしょうか。
http://www.sankei.com/life/news/170223/lif1702230005-n1.html
皇太子殿下57歳のお誕生日を前にした記者会見で。
「祈り」「国民に常に寄り添う」天皇を継承する決意をにじませられた。
皇太子さまは象徴天皇の在り方に関する質問に対し、16世紀の第105代、後奈良天皇を例示された。昨年8月、後奈良天皇が疫病に苦しむ人々を案じ、神社などに奉納するために書いた写経を見て、「徳を行き渡らせることができず、心を痛めている」との思いが添え書きされていることに気づかれたという。
天皇陛下が過去に述べられた、国民と苦楽を共にし、国民の幸せを願うことの必要性にも言及された。
「国民を思い、国民のために祈る」ことを挙げ「国民に常に寄り添い、人々と共に喜び、共に悲しむ、ということを続けていきたい」と結ばれた。
ーーーーーー 抜粋おわりーーーーー
日常の生活の一つひとつ、他の人からの親切一つひとつに感謝し、他の人を思いやるところから「平和」は始まるのではないだろうか。(愛子さま、ご卒業作文)
皇族の言葉は重いはずです。いったん発した言葉を大事にとお願いします。
父娘二代に渡る言葉が、いささか軽うはございませんか。
それにしても・・・・愛子さまの作文。物書きのセンサーに、妙にひっかかって気になります。
内容が妙に政治的暗喩を感じさせることも、違和感を覚えます。
オバマ前大統領の持ち上げは、トランプ政権への批判がこもり、
また皇后陛下の精神的盟友ヒラリー・クリントン女史支持へもつながります。
そして、核兵器禁止条約への不参加を表明した安倍政権への批判とも
なりかねません。(あからさまな表明はおありでなないが、両陛下が安倍総理に対して含むところがおありなのを、敏感な国民は行間に感じ取っています)
中学生にふさわしからぬ、という以前にこういう微妙な政治が絡む
事象を作文の題材に取り上げられたことへの、違和感。
文章の端々、探れば数々出て参ります。
語彙や、レトリックが中学生では考えられず・・・・・いやそれは、天才でいらっしゃればおありとして、しかし天才にしては内容があたかも、大人の手になる凡庸なプロパガンダ、心に響く何もない・・・・と言っては失礼かもしれませんが、この年頃特有の溌剌さがないのはどうしたことか、とご心配申し上げるのです。
そういえば、いつぞや拝読した愛子さまの「御堂関白記」に対する考察も枯れた老爺の手跡を見ている心地で、これを十代前半の女の子が・・・・・と、何かお気の毒なような心地がしたのでした。
いや、言を憚るお相手なので隔靴掻痒の悪文を書いていることは自覚しているのですが・・・・なんと申しましょうか、何かめぐらされた謀(はかりごと)があるように感じた折も折、女性週刊誌にはこういう文字。
《両陛下から受け継がれた非戦の思い…
卒業文集で綴った「15歳の決意」
愛子さま示され始めた「女性天皇」への道》
NHKでの「お気持ち」表明から、譲位が唐突に連なり、憲法違反論議は恰もないことのように無視され、そしてやはり、こうつなげてきたか・・・・というのが偽らざる感想です・・・・・。
愛子さまは女性天皇ではなく、女系天皇におなりですから、これは
だめです。皇統が根こそぎ変わります。DNAを辿れば初代神武天皇と、そして皇祖神に連なるという皇室には不可欠の神話が、崩れ去ります。
*後述 女系天皇におなり、という箇所にご注意を受けましたが、ある勢力の思惑通り即位されたら、その伴侶が実質皇室を牛耳ることとなり、そして愛子さまはお子様をお産みになり、そこから女系へのシフト。・・・・仮に妊娠なさらなくても、そこは強引にシナリオ通りに物事は運ばれる・・・・・と私は見ているので、上記の書き方になりました。
舌足らずでしたね。妄想と取られかねない怖れもあり、筆を端折りすぎました。
北海道での公務を寒さ故にご欠席あそばされた雅子妃殿下ですが、同じ寒さでも義務としての寒さと、お遊びとしての寒さは質が違うと擁護する医師がいて、牽強付会の気がしないでもないのですが、それはそれとして、しかし「適応障害」は、私の乏しい知識では適切な治療さえ行われれば早ければ三ヶ月、半年で快癒、長くても二年程度・・・・・
ではなかったでしょうか。まして皇太子妃殿下は、働かねば食べられない国民とは違って、最高の治療環境にいらっしゃいます。
それが、もう十年間。ほぼ進展らしき進展も無きまま、今までの治療経過の発表も、今後の方針も示されず、またセカンドオピニオンは皇太子殿下が拒否なさっているようです。本当の病名は、一体何でしょうか。
いまだ「適応障害だから仕方ない」という擁護の声も見かけますが、この病名はもう違いますね。即位なさるなら、正確な病名を国民が知らされぬと、新皇后陛下への理解が疎かになるかと思われますが、いかがでしょうか。
また、私があるポジションにいらっしゃる御方からうかがったところでは、皇太子殿下は人工膀胱でいらしゃる由、それが仮に事実なら精進潔斎しての祭祀はご無理。
「祈る」とおっしゃられても、一般我々の祈りとは格が違うのであって、
神道におけるいわば祈りの最大級大プロが天皇陛下です。
国民に寄り添うとおっしゃりながら、スキーを楽しまれ、また祭祀がおぼつかなきまま「祈り」と言われても、国民は惑うばかりでございます。
末尾ですが、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
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*皇室に関するご意見は自由ですが、言葉遣いに最小限の敬意を心がけてください。
*誤変換他、文章上の瑕疵は後ほど推敲致します。