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Channel: 井沢満ブログ
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やるなあ HottoMotto

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かつて弁当屋のドラマを書いたことがある。

HottoMottoが優秀だとは、噂で聞いていてどんなものかと
好奇心を抱いていたのだが、通りかかることがあったので
入って買ってみたら、なるほど。

まず店員教育が端々まで行き届いて、万事遺漏がない。
挨拶も、ファミリーレストランやハンバーグ店のような
マニュアル化されたロボット的発声ではなく、とりあえず人間の声である。
慣れに従い、機械化せぬよう願いたいところ。

味はとてもよかった。まずご飯の美味しいのが取り柄。
更に感じの良かったのが、割り箸なのだが丸箸なので
口当たりがいいのだ。タニタの弁当などもメニューにある。

これで営業、8時から夜10時まで。最強だろう。ネット予約もきく。

ただ、弁当屋ドラマの取材の時思ったのだが、とにかく
弁当は揚げ物、肉が多い。和食系をもうちょっと、入れると
いいと思った。需要度によるかもしれぬのだが、HottoMottoのように
長時間営業で配達付きなら、いずれ高齢者も利用するようになるだろう。

それにしても、店員のキビキビした動きと挨拶、そして
気働きの良さは、やはり日本人特有。
外国人ばかりのコンビニと、日本人ばかりのコンビニの両方へ
行くので、良く解る。

移民政策に私が懐疑的なのは他に本質的な理由もあるが、日本特有の
良さが損なわれることを怖れることにもある。悪貨による良貨の
駆逐である。逆ならいいのだが、人はとかく低きに流れる。

コン・ユにはまって韓国ドラマを見ているが、残念なのは
食事のシーンで、女優がラーメンを食べる時に鍋の蓋で
食べること。これは韓国では当たり前のようだが、単に
習慣の次元ではなく、暮らしにおける美意識の根本的差異ではないかと、
私には思われる。特に下品な育ちという設定でもないのにヒロインが
食卓に肘をつき、姿勢を前傾させ、顔を器に俯けて食べるのも気になる。

しかし日本にも多くなったのかもしれない。かつて
脚本家志望の女性に人を介して合わされた時、
食するときに、組んだ足をぶらぶらさせているのにいたく
驚かされたことがある。おまけに、出された食事を大量に
残すのに、一言も無い。(私の払いである)
その後、提出された履歴書を見たら、履歴書の端っこに
通信文が書いてあり、またしても驚かされた。

しかし、何に品性や育ちが出ると言って、食事であろう。

介護の現場の人手不足など言われると、政府が画策しているらしい
何とか特区に一概に反対も出来かねるのだが、もし日本を
終の棲家に選ぶのなら、日本という家風を大事にして欲しいのだ・・・・・
と言えるほど、その家風が乱れて来ていることが口惜しいことであるけれど。

日本は必ずしも排他的ではなく、古来より渡来人を自然に受け入れ
齟齬もなくここまで来た。それは相手が客人としての分を心得、
日本流に染まってくれたからであろう。客として住み着き、いつしか
彼らは自然に日本人となった。


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