昨日は三田佳子さんと一緒に、ドイツの靴職人オリバーのところへ
出来上がった靴を受け取りに行き、その後三田さんのお住まいの近くにあるという
美味しい寿司屋で早めの夕食、という段取りだったのですが、三田さんに
突発的な事情が生じ、来れなくなったという知らせを受けたのが昨日の
午前です。
その知らせが来たのは三田さんの個人マネージャーさんからでしたが、
話をスマホで聴く前に、「あ、NG来たな」と思ったのは、前晩なのですが
「三田さん、来れない」とふと、頭にひらめいたからです。
マネージャーさんは「先生こわい」と驚いていらっしゃいましたが、
予知というのとは違います。おそらく約束していたのに
申し訳ない、という三田さんの強い想念を私がキャッチしたせいで、
そのてのことは、わりに私にはあります。
予知というのは、一回きりの体験しかありません。
楽しみにしていたのにがっかりで、それに前日は寿司のために
ヨーグルトだけで、節制していたこともあり「それでも今日は解禁だ」ということで
他の手近な寿司店に一人で出かけたのでした。
握りがごく小さい銀座の久兵衛にしたかったのですが、まだ夕方という
時間帯で予約を入れるには早すぎ、一度行ったことのあるホテル・オークラ内の
久兵衛支店までこの熱暑のさなかに赴くほどの熱情はなし、で
適当に済ませたのでした。
オリバー製作の白い靴は、三田さんからのギフトで、これは早めの誕生日プレゼントだと勝手に思いなしていたのですが、素敵に仕上がっていました。
靴底を何色にすべきかオリバーが迷い、当日私と相談ずくで決めたのですが、
オリバーがよいと思っていた真紅にしてもらったのでした。
靴底なので、表からはほぼ見えませんが地味な羽織の裏に華やかな絵柄を
置くように心意気の領域ですね。
目を凝らせば、靴底にごく僅かな線として赤が見えなくもありませんが、
誰もそこまで見はしません。
仕上がったばかりの靴はその場で履き、三田さんと寿司屋に向かうつもりで
いたので、当日は用意してあった白いパンツにヨージヤマモトの
名が入ったフランスの白靴を履いて行き、ヨージのほうを箱に入れてもらい、
オリバー製作の白靴に履き替えたのでした。
私の足の癖を計測して作ってもらったので、履いた途端すっくと背筋が
伸びました。
足に合う白靴はレアで、フランス産の羊革のをおっかなびっくりでたまに
履いていたのですが、二足となった今は安心して履けます。
誤変換他、後ほど。