いわゆるキラキラネームは、少女漫画先駆けで
今からたぶん20年くらい前からふしぎな名前が
席巻していた。
視聴者が記憶しやすいこともあり、私も現実にはない
凝った名前を使っていた時期がある。
少女漫画の描き手は時代の風に敏感なのだろう。
彼女たちが使っていた現実離れした名前が、もはや普通に定着
したのだなあ、と思わせたのが高校野球選手たちの
名前。
金足農業が、天空、大夢、輝星、朝陽、璃玖。
大阪桐蔭が、仁斗、斗舞。
命名する親は野球選手に関する限り、大阪より秋田県が今っぽいのかもしれない。
しかし、凝りすぎるとルビを振らねばならなくなる。
画数の多い漢字は、幼稚園から覚えるのは無理だろう。
漢字じたいの複雑なのは脳の鍛錬になるので、どうということはないけれど。
特攻隊員と重ねて見るのは不適切なのかもしれないが、彼らの
現実世界への失望や馴れ合い、あきらめをまだ知らぬ一本気な情熱に
特攻隊員の少年たちの顔が重なって、ふとせつなく
なりもした。
若さはまばゆいほどに美しく、そして涙ぐましい。
誤変換他、後ほど。