体操の世界に詳しくもない者が、軽々に言うことでもないと控えていたのだが、
日本体操協会の強化本部長と副会長という要職二つを夫婦が占めている、というのも
組織の均衡上、いかがなものか・・・と思っていたら森末慎二氏が
同様のことを、言っているようだ。
18歳という年齢で、組織のドンみたいな夫婦に抗議するというのは
なまなかの覚悟では出来ないことだ。
選手本人が暴力ではない、と断言しているのにはたが「いや、暴力だ」と
決めつけるのも妙な話。当のコーチは物理的に「接触」したことは
事実なので認めてしまったけれど、接触された側がそれを
「暴」力と捉えていなければ、暴力ではないと私は思う。
はっぱをかけたレベルであろう。
むろん協会のあらゆる種類の暴力は認めぬ、とする建前は
当然のことと理解するが、当人が暴力とは思っていません、と
いう受け止め方を提示した時点で、ああそうですかと
単純に引っ込めればいいだけのこと、ややこしく
こねくりまわすほどのことでもなかろうに。怪我したわけでも、
あざがついたわけでもない微弱なことを。
ご夫妻は文書ではなく、報道陣を前に肉声で応答して頂きたいと思う。
18歳が、決然とそれをやったのだから応えるべきだろう。
もっとも、会見に応じたはいいが「そもそも伊調馨さんは選手なんですか?」
と傲岸に言い放ち、あの歪めた唇の醜さを思い出す。
誤変換他、後ほど。