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Channel: 井沢満ブログ
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パソコン音痴は相身互いなれど、それでもたまげた桜田義孝大臣

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職業柄、必要なので渋々使っているがパソコン音痴である。
トラブルが起きると人に教えを請うのだが
基礎知識の欠如以前に、用語がまず解らず、
呆れられるのである。

こんな私が同類をあげつらうのも、と口を閉ざして
いたのだが、しかし桜田大臣、目に余る。

 「(USBを)使う場合は穴に入れるらしいんですけど、細かいことは
私よくわかりませんので、もしあれでしたら私より
詳しい専門家に答えさせますけどいかがでしょうか」

私より酷い。

しかし、無知識より私が大臣としての資質を疑うのは、
サイバーセキュリティ担当大臣に任命された時点で、
なぜ2日間ほども徹夜して有能な官僚と共に、野党との想定問答集を作っておかぬ?

危機管理を担う大臣の、何という危機管理の無さ。

五輪担当との兼務だが、五輪にはサイバーテロもつきまとう。
テロの発信地が概ねどこかも解っている。
政治における人事に必ずしも公明正大を期待は
せぬけれど、任命するほうも余りといえば余り。
大臣ウェイティングリストの中からピックアップするにしても、
よりによって。

海外にも報道され、日本のセキュリティの考えられない甘さを
広報する大臣。挙げ句「私も有名になりました」
・・・・・・ジョークのおつもりなのか?

繰り返すが、いったん決まったもの仕方がないとしても、
なぜ、野党からのツッコミに事前に備えぬ?
仮にその時点でも知識が不十分たとしても、しょせん政治は
「言葉の闘いの場」である。その分野の語彙が欠落していたら、
仕事は出来ない。
準備さえしていればそれなりの切り返しは、出来るものを。

東京五輪を間近に控え、更に大阪万博と続き、サイバー・テロに備え
セキュリティ対策に真摯に取り組まねばならないという時に。

おそらく大臣は、世界中のスパムメールの多くがどの国発なのかということさえ、
ご存じないのではないか。

中国の通信メーカーの危険が指摘されたのは、オバマ政権の時である。
スパイ行為やサイバー攻撃のインフラ構築を行っているとの警戒感が
表明された。トランプ時代になっても、その認識はより強まり、
同盟国に中国製品である「ファーウェイ」不使用を、日本を含めた
同盟国に要請していることは、ご存知なのか。

このくらい一夜漬けで勉強できる。私程度の人間が
持っている知識である。ファーウェイ製品が、元人民解放軍所属の軍
事技術関係者らが作った企業だということも。

何とも心もとない大臣の誕生であり、スパイに対する如く日本の構えの
ゆるさを象徴してもいる。
お人柄はいいのかもしれないし、他の分野での才能はおありなのかもしれぬ。
だが情報戦という現代の戦争時に、「よりによって」と
このITオンチの私が嘆息するのである。


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