五輪という地雷を二度と踏むな
年々、五輪候補国として手を挙げる国が減少している。開催するメリットよりデメリットが遥かに上回ることを皆が思い知り始めたからだ。 すでに東京五輪は決定で、どう動かしようもないが将来、また痛みと混乱を忘れ果てた世代が、このお祭り騒ぎを呼び入れたがるかもしれない。五輪がいかに有害か、語り継ぐべきだと思う。 運動会をしたいなら、種目別の世界大会として個別にやればよい。国家単位の規模だから、汚い利権が絡む。...
View Article松茸でお腹いっぱい
取り寄せた国産松茸、思いの外にどっさりで食べきれなかった。 キャビアと松茸を一度、お腹いっぱい食べてみたかったのが一つ叶った。 キャビアはドンペリニョンと共にファーストクラスで供される便があるが、お代わりを所望する蛮勇がなく、惜しいことをした。この間イタリアに赴いた時のアリタリア航空はファーストがなく、ビジネスとエコノミーだけの作りで、私はビジネスだったのだが、無論キャビアは出ない。...
View Article自国への誇りなくして、グローバル化はない
中国から文字を輸入するまで日本には文字がなかった、という説に半ば本能的な違和感を抱いていたのだが、この間縄文展を見に行ってその文明の高さに驚嘆して以来、なおその違和感は膨らんでいる。 同時期のメソポタミアでの出土品もあったのだが、縄文時代のそれに遜色はない。 これも何度か記して来たことだが、これほど豊穣な言語を持つ我が国に文字がなかったということのほうが、むしろ不自然。...
View Articleパソコン音痴は相身互いなれど、それでもたまげた桜田義孝大臣
職業柄、必要なので渋々使っているがパソコン音痴である。トラブルが起きると人に教えを請うのだが基礎知識の欠如以前に、用語がまず解らず、呆れられるのである。 こんな私が同類をあげつらうのも、と口を閉ざしていたのだが、しかし桜田大臣、目に余る。 「(USBを)使う場合は穴に入れるらしいんですけど、細かいことは私よくわかりませんので、もしあれでしたら私より詳しい専門家に答えさせますけどいかがでしょうか」...
View Article酔っぱでーす
赤坂見附一ツ木通りの、イタリアン・フレンチの店で毎日新聞の方とテレビ朝日の方と会食。 日本酒のぬる燗と、白ワインですっかり気分が解け毎日新聞の方に「あなたの政治の立ち位置は右ですか、左ですか」と問い詰め「やや、左寄りです」「あーそうなんですね、私は右寄りでーす」と、立ち位置は違っても、言葉が通じる人とは会話が成立する。...
View Article会合
ある国家サイズのイベントの委員会が立ち上がり、お招きを受けて参加させて頂いた。 芝公園のそばのホテル内の宴会場で、数百名。方向音痴で、早めに家を出るのが常だが、今日はなぜかスムーズに目的地に着き、まだ会場は半数ほど。...
View Article金属疲労ならぬ韓国疲労
NHKによると、河野太郎外相が韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官の訪日について、「(韓日の懸案に対する)きちんとした答えを持ってこないかぎり来日されても困る」と発言したそうで、よくぞおっしゃった。 日本のぬるま湯対応に慣れきった韓国は、いきなり氷水を浴びせられた思いではないか。...
View Article独擅場と独壇場
東雲(しののめ)時をやや過ぎた頃、カフェラテを求めにコンビニまでご先祖にご挨拶を捧げつつ歩く道すがらの大気は、鼻孔と胸を洗うようで心地よく、たいそう幸せを感じた。まずは健康がありがたい。 コメント欄に書き込みを頂戴し、そこでお答えするつもりだったのだが、日がやや打ち過ぎこちらでお返しすることにする。 独壇場(どくだんじょう)と独擅場(どくせんじょう)の差異についてである。...
View Article熱く熱く、熱かった「ボヘミアン・ラプソディ」
ロック嫌いの私が見る気もなかった「ボヘミアン・ラプソディ」だが世評の余りの高さに、重い腰を上げ映画館に珍しくネット予約して出かけたのが昨夜。満席だった。 作品と劇中鳴り響く楽曲に心を射抜かれた。...
View Article偉大なる太い大根
佐藤愛子さんの「九十歳、何がめでたい」を原作とした朗読劇を楽屋見舞いを兼ねて明治座に出かけたのが、「ボヘミアン・ラプソディ」を観た翌日のことだ。 三田さん、円熟の域で至芸だった。 昼の部だったので、爽やかな日差しの中しばし歩くことにして、歩きながら三田さんの歳月に磨き抜かれた芸と対象的に似たような年齢の方のことを考えていた。...
View Article台湾加油
上海国際テレビ祭に招かれて上海を訪れた折、空港で台湾の人たちが通る税関の列が中国人と別になっていることがいぶかしく、通訳の女子大生に訊いたら、「台湾は中国ですから」と平然と言う。...
View Articleボヘミアン・ラプソディ“胸アツ”応援上映
いかに感銘を受けたとて、2度続けて同じ映画を観ることは私はない。 ところが、何か観るべき映画がないかとラインアップを眺めていたら目に飛び込んで来たのが「ボヘミアン・ラプソディ“胸アツ”応援上映」の文字だ。 即座に行こうと思いたち、不得手なパソコン操作に難儀しながら座席を確保した、というのも映画より今度は観客席を見てみたかった。...
View Article「親日詐欺師」と呼ばれる光栄
この間、国家規模のあるプロジェクトの委員会発足式に出て、衛藤 晟一議員をお見かけし、ちょっとした用もあり、帰りに自己紹介兼ねてご挨拶しようとお探ししたのだが人混みにまぎれ見失い、ところが呉善花さんと帰りの玄関でぱったり遭遇。ご縁なのだろう。 その呉善花さんが、どなたかを相手にこんなことを動画でおっしゃっているのを見た。...
View Articleツイッターふうに
法案審議で「ややこしい質問を受ける」と安倍総理が身内の席で漏らした言葉に対して、「国会を下に見ている」やら「国会軽視も甚だしい。この一言をもって内閣不信任決議案」などと息巻いている議員がいるが、他にやることはないのか、というのが偽らざる感想。モリカケで国会を1年間空転させ、税金を棄て続けて来たほうが国会をぞんざいに扱って来たのではないか、と私は思うけれど。...
View Article気色悪いネーミング
山手線に加わる新駅の名称が「高輪ゲートウェイ」と聞き、その気持の悪さに辟易としている。 日本の地名はその漢字が土地の由来を表すので、妙ないじり方はして欲しくないのだ。 どこだったか、地名は忘れてしまったが六本木は西麻布界隈だったか、住所表記統一とかで、簡略化され、愕然として以来だ。...
View Articleお笑いを「好き嫌い」で評価していいのだろうか
お笑いを好き嫌いで評価していいのだろうか、と問われれば、いいと思う。結局、好き嫌いでしかないと思う。 ただ、それは一般人の場合である。 芸人たちの将来が切実にかかるコンテストの、審査員の席でそれを言い放つのは違うと思う。たまたま私はその番組の半分以上を見ていて、たまたま審査員の「嫌い」発言に遭遇して、いやこれはないだろうと思った。プロにあるまじき。...
View Article衣装かぶり
このところ急にテレビに露出の増えた落語家さんが私の手持ちの着物とだぶることが多く、察するに誂えている店が私と同じところなのだろう。どうも反物のチョイスも私と似通う。 私はこの数年、テレビには出ていないので衣装がかぶってもどうということもないのだが、それでも自分と同じ着物を人が着ていると微妙な心地。女性はきっと、もっとナーバスなのだろう。...
View Article今年を表す漢字一文字
もし、今年を表す漢字一文字を上げろと言われたら私は「若」を上げる。 野球、将棋、フィギュア、体操・・・と頼もしい若者が排出していて心強い限り。嬉しいのはこの若者たちの性格の健やかさである。 政治のことも、正しい視線で見つめているのはむしろ若者であると思われる。戦後GHQに植え付けられた自虐史観と誤情報から脱出している姿を若者に見る。...
View Article日韓文化交流の「害」
韓国について批判めく、あるいは異議申し立てするたびに私は韓国の映画ドラマ作品のあるものを、監督を役者をリスペクトしている、というごときことを付け加えないと、十把一絡げの「嫌韓」扱いされてしまう・・・・という状況じたいに、くたびれて来ている。 韓国人にもまっとうな歴史認識を持つ人も、いい人もいる、と当たり前のことをいちいち付け加えねばならぬことにも、辟易としている。...
View Article夢と現の間にボヘミアンラプソディー
夢とも現(うつつ)とも知れぬ間(あわい)に聴き覚えたばかりでしかし耳朶(じだ)に刻印された旋律と声が聞こえてきて、ぼんやり目を開けたら55インチのテレビ画面に映し出されていたのはQUEENだった。...
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