いまだ熱気衰えぬ「ボヘミアン・ラプソディ」だが
わたくしの友人がフレディ・マーキュリーと酒場で
遭遇、言葉を交わした話は書いた。
その後確かめたら、フレディの永遠の女性だった
メアリー・オースティンも一緒にいたらしい。ということはおそらく
当然、恋人だったジム・ハットンも。
そんな歴史的瞬間に立ち会えた友人を羨ましく思いながら、
でもしょせんご縁がなかったのだと思い直したのだが・・・・
ここへ来て日本側のコーディネーターを務めて来日時は
私的時間を含めてずっと付き添っていた人が渡辺プロの
渡辺美佐さんだったと判明、またぞろ残念な思いが再燃。
というのは、渡辺美佐さんとは一度食事を共に
したことがあり、その後別の場でもお会いして、
娘さんからは、ある一件に関してアドバイスを頼まれ
なにがしか意見を述べたことがある。
渡辺さんは、フレディのファンと思しき人をさりげなく
フレディと会う場面に伴っていらしたそうなので、なんだ
それならわたくしも、とむらむらとまた残念だったのだが、
しかし思えばロック嫌いのわたくしは当時QUEENの名すら心得ず、
したがってフレディと出会っていたとしても、何の
感興も沸かなかっただろうし、思えばそれほど実物に
会いたかったかと言えば、今この時期にさりげない自慢話にはなるだろうが
さほど、御本人に接したかったという思いはない。
わたくしには「ボヘミアン・ラプソディ」という映画で知った
QUEENとフレディ・マーキュリー、その後動画で
追いかけたライブや新たに知る楽曲がご縁の全てで、
思えばそれで十分なのであった。
QUEEN無しの人生と、知った後半生では彩りが違う。
随分遅かったが、出会えてよかった。