韓国駆逐艦から海上自衛隊P1哨戒機が火器管制（FC）レーダー照射を受けて
見え透いた韓国の嘘の塗り重ねに対して、防衛省は一部加工してはいるが、
証拠としては十全の音の公表に踏み切った。
・・・・のはいいのだが、これで「幕引き」という言葉が日本側から発せられているという報道が事実なら、あまりにも無念。
防衛省のHPを見たが、世界に知らしめるという意味では１２０パーセントの
出来栄えで見事だったのだが、あいにく世界はこの問題に
さして関心を持ってはいない。情報を共有している米国の
専門家は韓国の繰り出す虚言など、とっくに承知しているが
日米韓の結束を対北朝鮮を見据えた時壊すわけにはいかぬので
甚だ遠慮がちのコメントしか発してはいず、以降もそうであろう。
声が大きいほうが勝つ、のが情報戦のありようだが韓国は、
これまで強制連行、慰安婦、徴用工などで
日本を打ち負かしてきた歴史がある。要するに嘘でも大きな声で
触れ回り続けるほうが勝ちなのである。
その轍をまた踏みはせぬかと、それを怖れる。
ちなみに韓国で言う「声討（성토）」は糾弾の意であり、
正確にはデモを表すそうだ。要するにシュプレヒコールである。
デモにおける声はでかいほうが、そして繰り返すほうが
勝つ。この点で日本は負け続けである。
珍しく、日本が強気の姿勢で臨んだのにというより本来あるべき
姿で情報線を戦ったのに、これで幕引きなら元の木阿弥に
近くなりはせぬか。無論、海外の識者は韓国に全面的に
非があることは承知だが、日本のために闘ってなどくれない。
となれば、日本はもっと声を上げ続けるべきではないか。
軍事領域で、同盟国と角突き合うことを続けられぬなら、
せめて日本の水域において、韓国と北朝鮮の船が
明らかに不自然な状況で、一体何をしていたのか、という
問いは突きつけ続けたい。実はそこがもっとも基礎の
問題でもある。明らかに相手は単なる漁船ではない。
政府が言えぬ立場なら、各国要所にせめてロビーストを放ちたい。
ジャパン・ハウスなどという益体もないことに大金を
つぎ込むゆとりがあるなら、そちらへ振り向るべきではないか。
外国人の日本の保険制度、税法の抜け穴でどれほど日本の
お金が無駄に湯水のごとく浪費されているか、それを
洗い直しても欲しい。今は国守ることを一義に据える
べき時ではないか。情報戦のピーク、そのとば口に
さしかかっているからには。情報戦にはお金がかかるのだ。
韓国の言い立てる虚偽を追求して世界に訴えることは、
そのまま慰安婦や徴用工の嘘を暴くことにもつながる。
手を緩めてはならない。
国がやらぬなら、民間がまた声を上げねばならぬがもう
苛立ちくたびれ果てているし、しょせん無力である。
照射問題は内閣の介入によりとっくに自衛隊の手を離れ、
政治問題となり青瓦台マターとなった。内閣介入で、
ここまで緊迫したからには（よかった、と私は思うが）
半端な幕引きを国民は望んではいない。
まずは手早く手を付けられるところから、制裁をと
要求したい。
こんな時、防衛相の真価が問われるがあの方、もはや論外。
「大局的には未来志向の日韓関係が大事だ」と、発言
それ自体がある側面で間違っているというわけでもないが、言葉には
それを発する時と場というものがある。
部下である自衛隊員がやられていながら、何という。
有為の言葉を発し得ないなら、せめて口をつぐまれてはどうか。
証拠映像の公開にも難色を示したと伝えられ、旭日旗問題について
発したのは「遺憾の意」。無能以前に日本に害をなす。
韓国国防省、協議打ち切りに「深い遺憾」、との報道。つまり「遺憾」は何も言い返せなくなった時の言葉でしかない。
「深い遺憾」と「深い」をくっつけただけ、まだ韓国のほうがましというものであろう。