用心に用心を重ねて、風邪にもインフルエンザにも無縁に一冬を
乗り切ったと気が緩んだのか、危ないなあとちらっと思いつつ
パジャマを着るのが億劫で、湯上がりの下着のままベッドに
入ったのだが、明け方の気温の低下に寝冷え。
熱が出てしんどいことおびただしかったのだが、熱自体は体に
よいことなので、解熱剤で一気に楽になることは承知だが
服用せずに我慢していること、48時間。
こういう時は、胃を休ませるのにいいチャンスだと、おかゆを
すする程度にとどめていたら、面白いことに慢性蕁麻疹が
出なかった。あるいは、そうかもしれない、という期待が
あったのだが、そのとおりだった。
体温と蕁麻疹にいかなる相関関係がありやなしや、医学上の
根拠は知らないが、ありようとして発熱している間に
蕁麻疹は鳴りを潜めていた。
体に力が入らないので、ベッドでぼっーっとテレビを見ていたのだが
ニュースを見れば腹立たしいこと複数。怒るだけの気力は
まだあるなぁと思いつつ、夜明けの再放送「暴れん坊将軍」なども
見ていたのだが、縁談から逃げ回っている上様がその回は
結婚話でたまげた。
さる姫君との恋愛は、結局姫の家のほうの都合で実らず
終わるのだったが。
本放送の間は興味もなかった「暴れん坊将軍」だったが
衣装や所作、時代劇のセリフが面白く、再放送を割に見ている。
やはり熱にうなされながら見た「大奥」にも、暴れん坊将軍こと
吉宗は登場していたのだが、これが湯殿で背中を流しに来た
腰元にのしかかるやら、あれ上様おたわむれを、
ご無体な・・・・って、一体なんなん、と
「暴れん坊将軍」での清廉潔白な吉宗に馴染んだ私としては
湯殿でのおふるまいには愕然としたのであるが、無論
「暴れん坊将軍」と「大奥」双方ともにフィクションと
承知のことである。ところが延々「暴れん坊将軍」を
見ている内に私の中では連続ドラマの中の吉宗像がいつしか
リアリティを帯びて、風呂場の湯気で性欲亢進、女人を押し倒す
吉宗公にたまげたのであった。「大奥」の中でのその腰元は
自ら色仕掛けで、吉宗公の湯浴みの場に上がるのであるが、
それにしても、そんなに簡単にひっかかるのかい、と。
というわけで、フィクションであるドラマでの人物像さえ
繰り返し見ているうち、清廉潔白で女嫌いの上様像が
脳裏に定着するのであるから、テレビで繰り返し流されるニュースが
上辺だけのきれいごとであるかもしれない、あるいはフェイクですら
あるかも知れない、と疑うことを知らない人たちはやすやすと
騙されてしまうのであろう、と思う。
さて、政府は一向に韓国制裁に踏み切らぬ様子だが、
日韓ともに「日本は制裁に踏み切れない」という意見がある。
たとえば日本の韓国からの輸入額は3,2兆円、韓国への輸出額はその倍近い
6兆円であるのだから、そんな大幅黒字をみすみす自ら捨てることはない、
という意見である。
私のような感情派はそんな儲け、プライドを汚されてまでいらんワイ、と
叫ぶのだが、感情的な反応でなくても、冷静な分析を
引けば、日本が韓国へ売っているのは韓国が要らないと叫んでも
無益。あちらの産業にとっての必需品ばかりである。日本の純度高いフッ化水素や工業ロボがなければ、何も生産出来ないのが韓国である。
日本がフッ化水素や半導体製造装置などの輸出を止めれば、
サムスン電子を代用とする韓国半導体メーカーはお手上げだが、
日本のフッ化水素メーカーや半導体製造装置メーカーは国内需要の他、
アメリカや中国、台湾や欧州などの半導体メーカーに輸出先を
振り替えることが出来る。
世界のいたる所に、日本製品を必要とする青山あり。韓国にこだわる
ことはない。
ビザを復活させれば、観光客は激減するであろうし、旅行業者に
とっては由々しきことだろうが、日本一国の経済に打撃を与える
レベルにはない。
韓国の捏造慰安婦や偽徴用工を手段としての
日本侮辱は、つかの間の制裁で息が止められる。しかし、
政府はいっかな踏み切ろうとはしない。政府内部のある種の
連中のせいの足引っ張りのせいなのか。
日韓議員連盟の連中の不甲斐なさ、気色の悪さよ。
TPP参加を阻止する程度の手ぬるい制裁では、竹島など
永久に戻っては来ない。韓国の主だった企業を軒並み潰すぞという
迫力無しでは領土さえ返らない。
拉致被害者も同様であろう。
韓国民は、いざ日本が本腰で制裁に踏み切った時の怖さを
知らされないでいる。それを知らせる政府はたちまち
ロウソクデモで潰されるだろうが。
もともと、竹島という領土を盗られた状態で「友好」など最初から
あり得ない。まやかしである。
李承晩ラインで、日本の漁師たちが殺生され領土を盗られたまま
国交正常化した事自体が間違いではなかったのか。
2015年度の外務省HPに記載された、大韓民国に関する記述の
能天気ぶりを見よ。
日本と韓国は,最も重要な隣国同士です。日韓はこれまで,政治,経済,安全保障を含む様々な側面で相互依存関係を深めてきました。
その間,両国民間の交流と協力も飛躍的に進展し,国交正常化当時,1年間約1万人であった両国間の人の往来は,現在では1日1万人を超えるまでになりました。
日韓国交正常化50周年を記念する本年も,日韓両国の間で,芸術,学術,スポーツ,社会など,幅広い分野で両国民間の交流の促進,相互理解の増進,友好関係の強化がより一層進むことが期待されます。
ーーーーー以上ーーーーー
羅列された文言に、逐一反駁可能だが億劫なので、止めておく。
韓国に付け込まれ、なめられるわけである。それにしても
害務省よ。この省のバカバカしさ、不甲斐なさはこれにとどまらぬ。