「日本死ね」の、その発端から今に至るまでのいぶかしい経過について
詳しくは記しませんが(単に解説が面倒なだけ、恐縮です)
発端から与党追求の材料としての出来レースだったと
私は当初から思っています。(待機児童問題の軽視ではありません。
政権糾弾の“手段”としてそれが使われたことへの疑義です。
民主党時代に待機児童問題がなかったわけではありません)
実のところ誰が書いたとも知れぬ、匿名ツイッターの文言を武器に、
いきなり民進党の政調会長の座に駆け上がった山尾志桜里氏でしたが、
この方が甘利元大臣の金銭問題の追求の時「秘書が起こしたことは、
大臣の責任」と威勢のいい啖呵を切ったことは
まだ記憶に新しいですね。
ところがご自分が、ガソリン代がどうとかであげつらわれたら
「元秘書が」と弁明、秘書のしでかしたことは大臣の責任、と
言い放ったその同じ口で「職責はまっとうします」
よく恥ずかしくないなあ。でも人としての良心はおありなのか、
首筋に玉の汗。金銭問題で追求を受けた時の猪瀬さんの
脂汗を思い出しました。
それにしても今やあの猪瀬さんがまっとうに見える、困った現状。
職業柄、言葉に敏感なので一つだけ指摘させて頂きたいのですが、
発端のツイッターの主、幼児を抱えて仕事をしたい主婦設定だったと
思うのですが? 最近のツイートの文言で「劣後」という、およそ
一般人のとりわけ、まだ若い女性の語彙にはないであろう
言葉を使っていることを、いぶかしく思いました。
ほとんど司法試験でも受ける人達か、法律の専門家、
あるいはせいぜい株関連の人々しか
用いない言葉だと思うのですが? 一般には、その言葉すら
知らない人が多いのではないですか?
劣後債、劣後株などという特殊な使われ方がほとんどである、
というのが私の言語感覚なのですが、20代、30代の女性で、
「劣後」を日常的に用いている方、いらっしゃいますか?
さて民進党を叩くために叩いているわけではなく、単に国民の一人として
不審なだけなのですが、公平を期するために高鳥修一内閣府副大臣の
所業も言語道断と、記しておきます。
しかしながら、この方がTPPの調印式に和服を着られたことと
今回の一件とは無関係なので、着物を揶揄することは
止めて頂きたいのです。羽織袴で威儀を正した姿自体に
何の問題もありません。TPPへの賛否と副大臣としての職責懈怠は
着物とは別問題です。