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Channel: 井沢満ブログ
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夜明けの時代劇

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払暁にベッドでテレビをつけると、よくやっているのが「暴れん坊将軍」の再放送で、それが延々と続いているので、よほど大量に制作された続きものドラマなのですね。

嫌いだった時代劇が、いつの頃からか好きになったのも私の「日本回帰」の一つでしょう。

それにしても、松平健さんというのは時代物のために生まれたような花のある役者さんなんですね。

衣装で気になるのは主演の松平さんではなく、町人たちです。
砕けた楽しい柄が多くて、随分このての遊びのある男の着物を探して、
やっと巡り合ったのが神田明神下の、Y&Sonsの着物なのでした。
そもそも、綿の着物がなかなか他でありません。

時代劇の中の男たちを見ていると、この時代の男たちのほうが現代より、色彩豊かで自由な着物を楽しんでいたように見受けます。京都の撮影所の衣装部の人達はいったい、どこで手に入れるのか。それぞれの役者さんの体型にどれも、ぴったり合っていることにも感心します。

京都の撮影所で着物を着せてもらうと、身体にぴたっとまとわりつくようで、
かといって窮屈ではないのだと、女優さんに聞いたことがあります。

病院が10時入りで、私にとっては早起きせねばならない時間帯なので、
場合によったら徹夜の流れで出かけようと思っていたのですが、うまい具合に
眠くなり、しかし目が覚めたら午前四時からやる「暴れん坊将軍」の時間帯なのでした。

所在ないので、こうしてブログを打ったりなどしています。

このままベッドに戻ってテレビをつけても、いずれももう複数回見たニュースなんでしょう。また眠ってしまいそうで、目覚ましはかけていますがどうしたものかと思っています。

再放送の、画面が長方形ではない時代劇を見ているとすでに鬼籍に入った俳優さんたちがいて、中には仕事でお付き合いのあった人もいます。

坂口良子さんがそのお一人でした。
私が初めてテレビドラマを書いたのはNHKのシリーズ物でしたが、
その時のヒロインが坂口良子さんであり、何かティーン誌のミスで
芸能界入りした人だと聞いた記憶があります。

それから随分時が過ぎ、再会したのが三田佳子さん主演の「外科医 有森冴子」のSPバージョンでした。

あっという間に時は流れ去ります。

 

*払暁(ふつぎょう)=未明。夜明けのこと。死語に近くなりつつあるのでしょうか。私は好きで、常用します。どういうものか「あかつき」は用いません。「黎明(れいめい)」もありますね。

私の愛国心の根っこは、日本語と着物と、和食で単純なんです。
でもそこに、日本の感性と礼儀作法が添っています。

毛蟹のこうらを、炭火に載せて燗酒を注いで飲んでいると、五臓六腑にしみじみと自分が日本人であることを思います。

日本に生まれてよかった・・・・・。

伊勢海老を食べに、房総に行こうかと思っていたのですが、いや待てよ都内にもあるのではないかと検索したら、銀座にある有名な伊勢海老専門店がクローズ、同じ系列が品川区の大森にありました。

やれ嬉しや。寒いうちにまた甥っこ夫婦とその子を引き連れて出かけよう。
冬は苦手なのに、食べ物は伊勢えび、ふぐ、毛がに、と寒中の食べ物ばかりが好きです。

甥っ子の食べ物の趣味が、私や弟と似ているのは当然としてその奥さんも
味の嗜好が同じなんで、皆で感激しながら毛蟹や、のどくろを食べているのは至福です。

 

誤変換他、文章の瑕疵は後ほど推敲します。

 

 

 


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