この間のアパホテルへの中国人デモは、今年の12月13日を盛り上げるための
中国側が仕掛けた「官製デモ」であろうというのが、私の見方です。
長野に中国人たちが集結した、あれと同じたぐいです。 と言うのは今年の12月13日が、南京事件の80年目に当たるのです。 通常の年でも、中国の小中学校では、日本兵たちに無残に殺されたとされる(大嘘です30万人を悼み、30本のロウソクを灯し、日本を呪います。 そして中国全土の学校ではいかに、日本が憎まれねばならないかのスピーチコンテストが催され、この日中国では日本憎しの気分が最大に盛り上がるのです。 その日のための、アパホテルへのデモ行進であり、またそこにカウンターデモが来ることを予期、それを利用してやろうとしての、デモだった、と私は見ています。 「中日友好」だの、日本を愛するだの心にもないことを掲げたのは、そんな「中立」のデモに、襲いかかった日本の右翼たちという構図を作りたかったからです。写真に写した時解りやすい絵柄になるように。 これを称して、中国の仕掛けた罠だと称してカウンターデモを批判している一派がいましたが、そんなものわざわざ後追いで教えていただかなくても、罠は
すでに、デモ隊の掲げたプラカードの空疎に美しい文言で自明だったではありませんか。 アパホテルが、軟禁虐殺の捏造を暴く本を置いている、そのことへの抗議デモが「友好」を願ってのことではないことくらい、当初から読めていたでしょうに。 問題点はそれが罠だから、黙って見過ごしてよかったのか、悪かったのかという論点に絞るべきであり、罠にかかったカウンターデモの人たちが悪い、愚かだという論調はフェアではありません。 一方は練られた官製デモ、一方は長いこと愛国を旗印に活動してきた日本人の少数組織です。
賛否はあれど、やられるまま言われるまま黙り通してきて、現在の中韓に舐められ放題の状態を
作るのに加担してきた(私を含めて)情けない日本人に批判する資格があるでしょうか。 黙っていたらいたで、中国側はときの声を挙げ、南京事件80周年記念日に向けて、勝利の雰囲気作りに利用したまでのこと。 この一件に関して私はカウンターデモに当初から賛成の立場を表明していたのですが、それに対して非公開指定で、彼らは罠にかかった、とその意見のブログやツイッターを添えて、こちらは非公開指定とて反論もならず、ひどく嫌な思いを致しました。 今、改めてはっきりさせておきます。 反対意見なり批判を書くのに非公開措定は止めなさい。悪意からだとは思いませんが、こちらの反論を封じることになり(結果的に)卑怯です。言いっぱなしのアンフェア。 まして、そのときにはカンターデモに参加した方からのコメントが公開であったので、あたかも耳元にヒソヒソと告げ口するごとき非公開コメントが本当に気持ち悪かったのです。 私は、アパの会長さんも、カウンターデモの主催者の方も全面肯定するほど、存じ上げません。
だから、今私が書いているのは、南京大虐殺の否定本と、そこを襲ってきた中国官製デモへのカウンターの肯定・賛同に限定してのことです。 12月13日が「南京大虐殺追悼 80周年」アニバーサリーイヤーの、大反日デーなら来る3月15日は「世界消費者権利デー」とぶち上げて、中央電視台が外国企業叩きのドキュメンタリーを放映するそうです。 アパホテルへの官製デモは、この3月15日の放送をめがけての国家イベントの一環であるかとも、思えます。
これまで中国にやり玉に挙げられてきた各国企業、 平和的中国人の行進に対し、襲いかかる日本右翼の暴徒という、絵柄が欲しかったのです。
それにひっかかったから悪い、という論調に私は与しません。
黙っていれば、立ち上がったことよりワースの結果を招くことは、これまでの歴史を
見れば明らかではありませんか。 アパホテルの書籍を告発したのが、白人である点も考慮にいれるべきでしょう。
この後に、習近平の南京事件記念日における演説文にもあるように、彼らの捏造を真実めかすための
証言者が常に、白人でした。ここに注目しましょう。アパホテルへのデモに、火をつけたのが白人の
告発であった、というセオリーどおりの成り行きに注目。 3月15日放送の各国企業批判番組でやり玉に挙げられた企業は、謝罪と反省を強要され、応じなければ不買、
エスカレートすれば店舗襲撃です。 これまで、取り上げられ謝罪をさせられた企業は、アップル、フォルクスワーゲン、ニコン、マクドナルドだそうです。 h ttp://www.china-news.co.jp/node/183359 アパホテルも、その流れに持って行きたいがゆえの、この間のデモだったのではないですか? これに対して罠にのせられちゃったふうの裁断を私は、認めません。では、黙っていたら、どんな結果になりました? 結果は日本アパホテル完敗となり、ワースではないのですか? カウンターをかけたからこそ、チベット人の静かな訴えも声として全国に届けられました。
中国がそれを報道することは決してありませんが、多くの日本人が中国が官製デモで日本を罠にかけ
貶める、その毎度毎度のやり口は再反芻したと思います。 黙っていたら、その構造に気づかぬままの日本人も多くいたでしょう。 だから、私はカウンターデモをいまだ支持します。 経済に疎いので、以下は感情論だとお断りした上のことですがそもそも、中国でビジネスなどすべきではありません。 この間の事情は、このところ休載していますが「中韓を知りすぎた男」として、中国を相手に商売をなさっていた方が、つぶさに解説してくださっています。 http://www.china-news.co.jp/node/183359 南京大虐殺犠牲者国家追悼式での習近平主席の演説 12月 13, 2014 抜粋
1937年7月7日、日本侵略者は無謀にも全面的な中国侵略戦争を起こし、中国人民に前代未聞の一大災難をもたらした。中国の都市・農村は戦火がやまず、硝煙が立ち込め、中国人民は塗炭の苦しみをなめ、中国の大地は血に染まり、屍が野に満ちた。
1937年12月13日、中国を侵略した日本軍は野蛮にも南京に侵攻し、むごたらしい南京大虐殺事件を起こした。30万の同胞が惨殺され、無数の女性が暴行、殺害され、無数の子供があたら命を落とし、3分の1の建物が破壊され、大量の金品が略奪された。日本軍が一手に作り出したこの非人間的な大虐殺事件は、第二次世界大戦の「3大事件」の一つで、おどろくべき反人類の犯罪行為で、人類の歴史における非常に暗い一ページである。
感動させられるのは、あの血なまぐさい南京大虐殺の日々、われわれの同胞が互いに助け合い、支援しあい、多くの世界の友人も危険を冒して、さまざまな方法で南京の民衆を保護するとともに日本侵略者の残虐行為を記録したことだ。その中にはドイツのジョン・ラーベ、デンマークのベルンハルト・シンドバーグ、米国のジョン・マギー等がいる。彼らの人道精神と恐れを知らぬ義挙を、中国人民は永遠に忘れることはない。
日本侵略者が起こした南京大虐殺事件は世界を驚かせ、すべての良識ある人々を驚かせた。第二次世界大戦の勝利後、極東国際軍事法廷と中国の戦犯軍事法廷はともに、南京大虐殺事件について調査を行って、法律的に事件の性格を決め、結論を出した。両手を中国人民の血で染めた多くの日本人戦犯が法律と正義による審判と厳罰を受けて、永遠に歴史のさらし台にさらされた。
歴史は時代の変遷によって変わることはなく、事実も狡猾な言い逃れによって消えることはない。南京大虐殺事件には動かぬ証拠が山ほどあり、改ざんすることは許されない。いかなる者が南京大虐殺という事実を否定しようとしても、歴史はそれを許さず、罪のない30万の犠牲者はそれを許さず、13億中国人民はそれを許さず、世界の平和と正義を愛するすべての人民はそれを許さない。
以下略
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そして、私達日本人は中国の嘘をいつまでも許していてはなりません。
たとえ罠であろうと、むざむざと無言で見過ごすことは事態をより悪化させます。
韓国に対してもですが、もう「黙っちゃいないぞ」と拳を振り上げることが必要です。
罠、上等じゃありませんか。こういう汚い罠を仕掛けてくる国なのだと、日本が世界へ
広報すればよろしいのです。それを罠にひっかかったと、おどおどと。
非公開なんかで訴えて来るんじゃない。芯からうざい。
外務相の岸田さんや、ユネスコ大使の佐藤地さんのようなおとなしく、ヘロヘロと
腕をねじ上げられているようなのばかりなのだから、国民がカウンターでもなんでも
やればよろしいのです。
*誤変換他、後ほど推敲致します。
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